短 日 3      100句

短日の家建ちはじむ焦土かな   高島茂   草の花

短日  日短 暮早し

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
短日や米寿の母の銀の匙 永川絢子 築港 200502  
短日の鴉大空旋回す 重藤慶 築港 200502  
短日に用無き電話二度三度 鈴木ヤスエ 築港 200502  
短日や小豆入れある一升びん 城孝子 火星 200502  
短日のあひる逆立ちする日差し 米澤光子 火星 200502  
短日や黒板隅々まで使ひ 中田尚子 百鳥 200502  
採点を終へ短日の海を見に 甲斐よしあき 百鳥 200502  
短日のランドマークタワーの入日かな 平田紀美子 風土 200502  
短日や買ふ礼服の一揃へ 太田佳代子 春燈 200502  
短日の草の匂ひを嗅ぎにけり 木村みかん 200502  
短日や眼の大き木偶の首 藤田満枝 万象 200503  
短日や不意に路地より江ノ電車 中田みなみ 200503  
短日や水屋箪笥の置かれゐて 堀木基之 百鳥 200503  
短日や帯にしのばす香袋 水野あき子 遠嶺 200503  
短日や礼拝堂のひとに酔ふ 齋藤厚子 200503  
短日や畑を巡り家巡り 高倉恵美子 200504  
短日の家業ひとつに一家族 瀧春一 菜園 200509 柳芽氏へ
短日の朝も夕べも星仰ぐ 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
短日の思ひ違ひといふことも 稲畑汀子 ホトトギス 200511  
沈黙は金短日を恪勤に 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
又明日がある短日の帰路となる 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
星消えてゆく短日のはじまりし 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
短日の計画立ててみしものの 稲畑汀子 ホトトギス 200512  
短日や湾に警笛すれ違ひ 鷹羽狩行 200601  
短日や句座へ伸びくる塔の影 三由規童 雨月 200601  
短日や旅に話して見ず知らず 吉田三保 200601  
短日や寝覚鳥やら烏やら 吉弘恭子 あを 200601  
短日の漁港に訃報貼られたる 大串章 百鳥 200602  
短日のきはまる帽子かぶりいづ 吉田明 200602  
読み耽り短日の窓とっぷり闇 大橋敦子 雨月 200602  
短日や学習塾の明るくて 松谷知子 対岸 200602  
短日の夕日しづかに沈みけり 兼子栄子 酸漿 200602  
短日や人疎らなる美術館 南原正子 酸漿 200602  
資料館短日刻む掛時計 高橋照葉 ぐろっけ 200602  
短日や洋品店に妻と来て 澤藤蓑助 200603  
指かたく組み短日の医師の前 丹羽啓子 馬醉木 200603  
短日の貼れてしまひし障子かな 久保田万太郎 春燈 200603 一年余の間借住居より脱す。
短日や近藤勇生家跡 石川英利 百鳥 200603  
短日や胎内めぐりの数珠の冷え 橋添やよひ 風土 200603  
短日や日の逃げやすき茶碗坂 橋添やよひ 風土 200603  
短日の一合に足る米を磨ぐ 田所洋子 雨月 200603  
短日や北国降ればなほのこと 安原葉 ホトトギス 200604  
短日を連れて夕日の沈みゆく 長山あや ホトトギス 200604  
短日の五重塔の礎石かな 堀木基之 百鳥 200604  
短日の富士全容を惜みなく 安原葉 ホトトギス 200605  
短日や岩にはりつき岩削る 小谷延子 栴檀 200605  
林泉や短日の日のさすらへる 瀧春一 常念 200606  
橋裏に短日の日の滞る 瀧春一 常念 200606  
短日や要らぬものまで赴任の荷 小川龍雄 ホトトギス 200607  
短日の予定狂ひし一事かな 稲畑汀子 ホトトギス 200612  
短日やめまひのいつか治りゐし 稲畑汀子 ホトトギス 200612  
大川といふ短日の旅心 稲畑廣太郎 ホトトギス 200612  
短日や施設の母の手を握る 舘泰生 風土 200701  
短日や茶房の話題打切りて 福澤乙 酸漿 200701  
短日や然らでも雨の旧街道 竹内弘子 あを 200701  
短日や巻貝のごと犬眠り 宮島宏子 200702  
短日の日の差してゐる帽子掛 廣畑忠明 火星 200702  
短日の我も影なり波止釣場 廣畑忠明 火星 200702  
飛行船短日ながら午後晴れて 宮津昭彦 200702  
短日の話し相手は指人形 田中眞由美 ぐろっけ 200702  
短日の雀の走る草の上 野路斉子 200702  
短日や常陸に残る牛の市 藤井昌治 200702  
短日を少し覚えて横川路に 浅井青陽子 ホトトギス 200703  
短日の車走らす一古寺へ 安原葉 ホトトギス 200703  
短日や牛舎に低き百ワット 木船史舟 200703  
短日やひとつひとつを滋しみ 高田令子 200703  
短日や好きな言葉を書き留める 瀬下るか 200703  
短日の甲羅干すかにメロンパン 吉田明子 200703  
短日の法隆寺出て鐘を聴く 大川智美 風土 200703  
短日や千年仏の影の濃し 浜田はるみ 遠嶺 200703  
短日の墓と語らふ暇あり 宮津昭彦 200703  
短日の歯科医に長き待時間 足利徹 ぐろっけ 200703  
短日の地下に移せる八卦の灯 石橋萬里 ぐろっけ 200703  
短日や土産のために金目鯛 小城綾子 200703  
短日や一人暮しの台所 朝倉富次 酸漿 200704  
短日やライト眩しき青信号 池崎るり子 六花 200704  
短日の腕つままれて注射受く 服部早苗 200704  
短日のふつと会ひたき人のゐる 岩岡中正 ホトトギス 200705  
短日の何かと言へば探し物 松尾緑富 ホトトギス 200707  
不意の客短日さらに消えゆけり 稲畑汀子 ホトトギス 200712  
短日の時間は別に動きをり 稲畑汀子 ホトトギス 200712  
誰か躓く短日の駅を出て 白数康弘 火星 200712  
短日を追ひかけてゆく消防車 堀内一郎 あを 200712  
短日の用済まずをり人待たせてをり 岡本眸 200712  
短日や縁日急ぐ商店街 中島玉五郎 200801  
短日の灯のさざめきや水の街 勝見玲子 200801  
短日や気の短きは親ゆづり 澤田緑生 馬醉木 200802  
短日の部屋を飛び交ふ電子音 本橋葉月 遠嶺 200802  
短日の路地にくさやを分け合へり 綱川恵子 万象 200802  
短日やだんだら坂でつんのめる 昔農治子 万象 200802  
短日の仏彫りたる木端かな 浅田光代 風土 200802  
短日やきつねうどんに待たさるる 楠原幹子 200802  
短日の鯊口開いて焼かれをり 浜口高子 火星 200802  
短日の屋根葺に声届かざる 岸本久栄 雨月 200802  
短日を使ひ切つたる一句かな 土屋啓 馬醉木 200803  
短日や細き持ち手の珈琲碗 和田てる子 200803  
廊曲るたび短日の奥書院 生田恵美子 風土 200803  
短日や暗証番号押しちがふ 柴田久子 風土 200803  
短日の平らな道につまづけり 青野れい子 200803  
短日の夕影曳きて樹もひとり 稲岡長 ホトトギス 200804 短日 →4

 

2014年11月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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