早 春 4     116句

弟道吉帰還

早春の雲は眩し共に仰ぐ   高島茂   草の花

春浅し(浅き春 浅春)  早春

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
再従姉妹来握手握手の早春譜 大橋敦子 雨月 201103  
早春の庭を離れず番鳩 舛田初惠 酸漿 201104  
早春のゆるゆる廻る大水車 近藤豊子 雨月 201104  
早春の火を早春の水が消す 大谷昌子 馬醉木 201105  
早春の埠頭にをれば誰か来る 石脇みはる 201105  
高らかに唄ふ一番早春譜 後條さと子 201105  
早春の旅は呉線光る海 石田玲子 201105  
早春の田にどっかりと耕運機 山田智子 201105  
早春やうごめくものときらめくもの 中村嵐楓子 春燈 201105  
外に出ませ早春の音きき給へ 宮川英子 春燈 201105  
早春の渚只管歩きけり 佐々木秀子 201105  
早春の幹の匂ひを嗅ぐ麟麟 坂場章子 201105  
早春や老舗の和菓子彩淡く 大橋伊佐子 末黒野 201105  
早春の見えぬ水音雑木山 乙坂きみ子 末黒野 201105  
早春のひかり集めて輪投げかな 岡野ひろ子 201105  
早春のステンドグラス床に映ゆ 天谷翔子 火星 201105  
早春やリハビリ室のビバルディー 波田美智子 火星 201105  
早春の衣桁の衣裳萌葱色 中島霞 ぐろっけ 201105  
早春の浅茅ヶ原のしづかなる 西田美ち ろんど 201105  
早春の天空にせし飛翔かな 吉弘恭子 あを 201105  
早春の光の中を異国船 堀井英子 雨月 201105  
花舗早春極楽鳥花翔たむとす 堀井英子 雨月 201105  
早春や絣着の姥土起し 乗光雅子 雨月 201105  
早春や波の攫へる大き夢 能勢栄子 201106  
早春の空へ谺や道普請 清水侑久子 201106  
早春譜ゆつくりと起つ孕み牛 森下岩男 風土 201106  
早春の野を跳べる子よ走る子よ 井上浩一郎 ホトトギス 201107  
早春の鐘の余韻を湖に聞く 武生喜玖乃 雨月 201201  
早春やちよつと世間を遠くして 稲畑廣太郎 ホトトギス 201202  
水音に風音に早春を聞く 稲畑廣太郎 ホトトギス 201202  
猫の日といふ早春の謀 稲畑廣太郎 ホトトギス 201202  
紫に暮れてゆく早春の街 稲畑廣太郎 ホトトギス 201202  
早春や今日が明日に明後日に 稻畑汀子 ホトトギス 201202  
みがき上ぐ玻璃早春の光満つ 大川暉美 末黒野句集 201203  
早春や見えぬ水音雑木山 乙坂きみ子 末黒野句集 201203  
早春の三囲い神社木歩の碑 川村亘子 末黒野句集 201203  
早春や歩みにゆるるペンダント 栃木志津 末黒野句集 201203  
早春の思はず拝す五十鈴川 豊田花子 末黒野句集 201203  
早春のファッション軽き飾り窓 木戸宏子 201204  
早春の長瀞よりの嶺の雪 吉田啓悟 かさね 201204  
早春の光り充ちたる無人駅 黒澤登美枝 201204  
早春やレンズに狙ふ鷺一羽 山崎稔子 末黒野 201204  
早春といふ明るさに連れ出され 平田恵美子 ぐろっけ 201204  
早春の店を出でたり香買ひて 向江醇子 ぐろっけ 201204  
青天井早春の雲二三片 田中藤穂 あを 201204  
早春や池中の龍の雲を得む 難波篤直 201205  
早春賦奏でるごとく節分草 松岡和子 201205  
早春の樹々少し濡れ小糠雨 長島清山 かさね 201205  
早春の小さき画廊の小さき展 有松洋子 201205  
早春は名のみのことと便りする 東秋茄子 京鹿子 201205  
早春や巻向川の水速き 石垣幸子 雨月 201205  
早春や曽孫の小さき靴並べ 細川コマヱ 雨月 201205  
早春の雨のにほひて朝まだき 溝内健乃 雨月 201205  
早春の茶屋街朝より人の列 小林登喜枝 万象 201205  
早春の峡に響ける文弥節 河野尚子 万象選集 201205  
早春のランプシエードの和紙明り 須藤美智子 風土 201205  
早春の口の端ふいと革命歌 荒井千瑳子 201206  
早春の灯はふくよかにカステーラ 古川忠利 ろんど 201206  
早春の同窓会やみんな古稀 原口頌子 ろんど 201206  
早春や炉煙浸むる太き梁 石黒興平 末黒野 201206  
早春や潮騒まろき由比ヶ浜 川村亘子 末黒野 201206  
早春の会話ふくらむ家族会 塚本政子 万華鏡 201206  
早春の空へさし入る野の煙 白石正躬 やぶれ傘 201206  
早春へ開く少女の花瞼かな 山田佳乃 ホトトギス 201207  
早春や君は還らぬ旅に発ち 川口利夫 ホトトギス 201207  
早春の遺影にこぼす涙かな 川口利夫 ホトトギス 201207  
早春の伎芸天女のやうな空 今村征一 ホトトギス 201207  
日差なき日は早春のあと戻り 稲畑汀子 ホトトギス 201302  
早春の旅とて一喜一憂す 稲畑汀子 ホトトギス 201302  
早春の星を夜空に置き初めし 稲畑汀子 ホトトギス 201302  
窓ガラス拭きつつ唇に早春賦 竹貫示虹 京鹿子 201302  
カーナビを頼り早春アイランド 中川すみ子 201304  
早春の冨士を引き寄せ指定席 中川すみ子 201304  
早春のレモンをしぼる昼餉かな 片岡久美子 201305  
早春や欅がまとふ朝の光 安立公彦 春燈 201305  
眼を皿にして早春の雑木山 山路紀子 風土 201305  
早春のみ空にメタセコイア触れ 森田節子 風土 201305  
早春や雀等に藪ふくらみて 乗光雅子 雨月 201305  
早春の日ざし茶庭のつくばひに 武生喜玖乃 雨月 201305  
早春の雨に膨らみ来たる嶺々 宮平静子 雨月 201305  
早春のスープに馴染む銀の匙 碇天牛 雨月 201305  
早春の眉月沈みゆくところ 今井千鶴子 ホトトギス 201306  
早春の星のかけらの降りし夜 今井千鶴子 ホトトギス 201306  
早春の星降る地球雪が舞ふ 今井千鶴子 ホトトギス 201306  
白き野に見えぬ早春さがしをり 佐藤淑子 201306  
早春やもの言ひたげに橅大樹 森清信子 末黒野 201306  
早春やビルに囲まれ橅林 小林和世 末黒野 201306  
早春のビル数本を蹴っ飛ばす 早瀬淳一 船団 201306  
早春の空に呼ばれてをるやうな 河野美奇 ホトトギス 201307  
早春やフエリーは暗き口を持つ 石塚涼 船団 201401  
針箱の針のかずよむ早春譜 中山純子 万象 201401  
早春の旅路一泊なりしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201402  
早春の風音に水音に覚め 稲畑廣太郎 ホトトギス 201402  
早春やもうあなたとは駄目なのね 稲畑廣太郎 ホトトギス 201402  
早春や特急車でのふたり旅 石川かおり 福袋 201404  
早春の茶房のドアの鈴鳴れり 宮内とし子 201404  
早春や磨き上げたる銀食器 伊藤憲子 201405  
早春やクラフトの猫並びゐる 藤本千鶴子 火星 201405  
早春やどの燭となく潤みゐて 内藤静 風土 201405  
早春の風音走る口縄坂 玉置かよ子 雨月 201405  
早春の坂に青春回顧の碑 玉置かよ子 雨月 201405  
早春の貝の囁き弓ヶ浜 碇天牛 雨月 201405  
早春のゆるき坂道城下町 高橋照子 雨月 201405  
出航を待つ早春の大型船 大橋晄 雨月 201405  
野を渡り来る早春の風の色 玉置かよ子 雨月 201405  
早春や孫の手作りサンドイツチ 水谷直子 京鹿子 201406  
早春の光遍く柞山 新堀満寿美 末黒野 201406  
瀬戸内に渡る汽笛の早春賦 神戸やすを 201406  
早春の瀬の音に暮れこけし村 赤川誓城 ホトトギス 201407  
早春の真ん中に置く己が鼻 鴨下昭 201407  
早春の画廊にピアノコンサート 落合由季女 雨月 201410  
早春のスニーカーの縦結び 有松洋子 緑光 201411  
早春の踏めば音する地の中に 堀内一郎 堀内一郎集 201412  
波音を聞き早春の島へ旅 稲畑汀子 ホトトギス 201501  
早春の野を渡り来し訃報かな 稲畑汀子 ホトトギス 201502  
早春の会二つ済みたる安堵 稲畑汀子 ホトトギス 201502  
早春や話せば解ることばかり 稲畑汀子 ホトトギス 201502 早春 →5

 

2020年2月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。