七変化 2    55句

紫陽花  あぢさゐ  あじさい  四葩  額の花  七変化

作品
作者
掲載誌
掲載年月
七変化そろそろ君の変る頃 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806
空の色置きて始まる七変化 稲畑汀子 ホトトギス 201806
昨日今日あしたあさつて七変化 稲畑汀子 ホトトギス 201806
七変化先月よりは三変化 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807
会へばまたひと言のみぞ七変化 河前隆三 馬醉木 201808
長生きを歎く友あり七変化 中谷富子 201809
七変化蒼ざめ夜明け迎へたる 犬塚李里子 201809
七変化喉の渇きにミルクティー 遠山悟史 京鹿子 201809
神がかりならむ一雨七変化 植村蘇星 京鹿子 201810
名ある橋名のなき橋や七変化 森清信子 末黒野 201810
手の平に雨後の雫や七変化 安斎久英 末黒野 201810
陶工の五臓で読む火七変化 石原孝人 京鹿子 201901
くどくどと老の小言や七変化 佐藤喬風 末黒野 201904
愛咲くやあじさいの花七変化 竹村淳 201909
立ち込むる紫雲映せり七変化 今村千年 末黒野 201909
咲く時を心得てをり七変化 沼田桂子 春燈 201909
大鉢の競ひ合ひたる七変化 永田万年青 六花 201909
降つて来る水は涙だ七変化 出口誠 六花 201909
黄緑が最初の色で七変化 出口誠 六花 201909
下町やどの路地行くも七変化 今村千年 末黒野 201910
トロ箱は雑魚場の名残り七変化 山崎稔子 末黒野 201910
一雨に一色重ね七変化 遠藤清子 末黒野 201910
公園の川音高し七変化 大庭美智代 末黒野 201910
七変化あてにされてる許容量 奥田筆子 京鹿子 201910
天竺へ手毬ころがす七変化 竹内悦子 喜悦 202002
一雨に一色重ね七変化 遠藤清子 末黒野 202004
雨を待つ心にありて七変化 稲畑汀子 ホトトギス 202006
咲きつづく今朝は何色七変化 稲畑汀子 ホトトギス 202006
赤ん坊の上手な欠伸七変化 菊池和子 京鹿子 202009
七変化貝塚跡の展望塔 森高武 風土 202009
遊園地に人の戻りぬ七変化 滝沢いみ子 末黒野 202009
絵筆とり多摩の古刹の七変化 小林廣志 末黒野 202009
確信め揺らぎつつあり七変化 中山未奈藻 202009
川風やはや錆色の七変化 加藤静江 末黒野 202011
人生に節目はいくつ七変化 石原孝人 京鹿子 202101
七変化三変化して逝きし君 稲畑廣太郎 ホトトギス 202106
七変化心変りは君の常 稲畑廣太郎 ホトトギス 202106
明日の色秘めて七変化の憂ひ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202106
雨音に色を濃くして七変化 石原孝人 京鹿子 202107
偽りもときに労り七変化 菊地光子 202108
咲き初むは雨の彩なり七変化 五十畑悦雄 202108
むらさきの雨つれてくる七変化 沼田桂子 春燈 202108
七変化手毬しづくの水の旅 安田優歌 京鹿子 202109
八度目は何色なるや七変化 石原孝人 京鹿子 202109
結界や藍を深むる七変化 大川暉美 末黒野 202109
居待月待てど叢雲七変化 伊藤鴉 末黒野 202201
人に七情あぢさゐの色七変化 成瀬櫻桃子 春燈 202204
七変化雨に仕上がる終の色 稲畑廣太郎 ホトトギス 202207
カステラのざらめの湿り七変化 渡辺やや 風土 202208
程好きに毬の寄り合ふ七変化 福田肇 202208
旅の日の誰かに似たる七変化 藤井杏愛 京鹿子 202209
七変化ローランサンの彩りに 高木邦雄 末黒野 202209
大いなる赤きまんじゆう七変化 出口誠 六花 202209
その中の白こそ良けれ七変化 岡野里子 末黒野 202210
鎌倉の首を落とすや七変化 江見巌 六花 202210
七変化→ 1

 

2023年6月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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