七変化 1    216句

 

紫陽花  あぢさゐ  あじさい  四葩  額の花  七変化

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
七変化より抜け出して来し晴着 稲畑汀子 ホトトギス 199806  
倦むことを知らぬ雨かな七変化 片田千鶴 馬醉木 199810  
雨の降るたび七変化なりしかな 稲畑汀子 ホトトギス 199906  
心変わりしたのではなし七変化 伊藤一歩 いろり 199908  
背信を笑はれてをり七変化 保坂加津夫 いろり 199908  
七変化五尺に足らぬ門潜る 工藤義夫 馬醉木 199909  
七変化悼みの色は出し切れず 西川織子 馬醉木 199909  
七変化雨の色おく水彩紙 秋野火耕 船団 199909  
散際はわからずじまひ七変化 盛良孝 199909  
袖ぬらすこともなき世の七変化 保坂加津夫 いろり 200006  
ひょつとして雨男かも七変化 稲畑廣太郎 ホトトギス 200007  
七変化行かねばならぬ迎え来て 保坂加津夫 いろり 200009  
つれづれの一詩しづもる七変化 湯本道生 200009  
手のひらに深き宇宙や七変化 桑垣信子 いろり 200009  
七変化此の世の地獄極楽は 熊谷みどり いろり 200009  
沈黙の心ゆくまで七変化 小島とよ子 遠嶺 200011  
七変化てふ名に秘めしかくし味 菊池和子 京鹿子 200107  
恥ぢ色を一つとばして七変化 松田都青 京鹿子 200108  
少年に五目置かされ七変化 泉田秋硯 200109 囲碁
七変化猫が伸びする塀の上 鈴木多枝子 あを 200109  
天竺へ手毬ころがす七変化 竹内悦子 200109  
妖精の眼かくやと七変化 藤田かもめ 200110  
看護婦の訛したしみ七変化 藤野周子 ぐろっけ 200110  
ふりむけば誰も居ないよ七変化 松下幸恵 六花合同句集 200205  
黒き言葉赤い腸七変化 吉弘恭子 あを 200206  
紫といへばむらさき七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200206  
車窓今北へ北へと七変化 稲畑廣太郎 ホトトギス 200206  
青といふ色消し切りし七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200206  
七色の今どのあたり七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200206  
雨少し欲しき色とも七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200206  
七変化以外みせてはくれぬなり 石山正子 銀化 200207  
口開くきつかけとなり七変化 桜井ともや 六花 200208  
七変化すでに四色をつかいきり 貝森光大 六花 200209  
海よりも深き青へと七変化 吉川隆史 200209  
犬吠えて頷き返す七変化 岡敏恵 ぐろっけ 200209  
七変化らしく昨日の色ならず 福井鳳水 円虹 200209  
七変化若き日を我移り気に 寺島順子 雨月 200210  
七変化女流作家の結ぶ庵 陶山泰子 ぐろっけ 200210  
七変化夕暮の色加へけり 吉村玲子 円虹 200210  
六甲の山雨は青し七変化 海輪久子 円虹 200210  
七変化この銀行の名も変り 稲畑廣太郎 ホトトギス 200306  
雨の色日の色重ね七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200306  
七変化起点判らぬ観覧車 宮坂和之 帆船 200308  
幼らの声の弾けし七変化 斉藤静枝 あを 200308  
七変化雨にうたれて地に這へり 鈴木佐和子 築港 200309  
斜交(はすかひ)に茅渟置く六甲七変化 水島夜雨 京鹿子 200309  
七色の風を呼びゐる七変化 大森玲子 築港 200309  
七変化途中で色のとまりたる 榎本孤星 築港 200309  
小流に色とかしけり七変化 磯海具子 帆船 200309  
毬の数だけ色もあり七変化 大森玲子 築港 200309  
雨けぶる駆込寺の七変化 伊藤春生 帆船 200309  
内視鏡受けるわが身や七変化 馬場美智子 六花 200309  
ただ六日入院の間の七変化 高千夏子 200310  
よべの雨のせて螺鈿の七変化 磯みどり 遠嶺 200310  
一群に一花一花の七変化 二瓶洋子 六花 200310  
葉の色を抜け出してより七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200406  
雨に色風に色解く七変化 稲畑廣太郎 ホトトギス 200406  
老いて行く日々の静けさ七変化 河西みつる 草の花 200408  
どの花も蕾はみどり七変化 斉藤利枝子 対岸 200408 つくば
どの花も蕾はみどり七変化 斉藤利枝子 対岸 200502  
書き出しに迷ふ稿債七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200506  
半分は色を残しぬ七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200506  
七変化八変化してしまひけり 山田六甲 六花 200507  
幾たびも雨呼びよせる七変化 森山のりこ あを 200508  
七変化日日移り行く世を見つめ 佐本英介 築港 200509  
七変化上り下りの山路かな 吉倉幸枝 築港 200509  
七変化佛母のそばで濡れており 片山八重子 ぐろっけ 200609  
七変化かくて神仏睦みあふ 田辺博充 200609  
七変化いつも誰かに恋をして 赤木真理 ぐろっけ 200609  
大振りも小振りも器量七変化 中里カヨ 酸漿 200610  
帰り来て既に暮色の七変化 松村富子 200610  
吾が庭に割合長居七変化 嶋田摩耶子 ホトトギス 200611  
パトロール(防犯の)の路せばめおり七変化 平野きぬ子 八千草 200701  
雨を得てこその七変化の仔細 保田晃 ホトトギス 200702  
剪るときの迷ふ大小七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200706  
重さに軽さうに活け七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200706  
七変化君は変幻自在かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200706  
七変化真実の色を問ひにけり 神崎照子 遠嶺 200708  
明日の色研ぎだす雨の七変化 布川直幸 200709  
鬱蒼の信太の森の七変化 塩見治郎 雨月 200709  
モネの色溢れてこぼる七変化 鈴木阿久 200709  
咲き初めし純白いかに七変化 松村富子 200710  
師の句碑のぐるりあまたの七変化 松下八重美 200802  
山荘の雨の一日七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
七変化タイガース早よ変はらんか 稲畑廣太郎 ホトトギス 200806  
七変化風紫に変はる時 稲畑廣太郎 ホトトギス 200806  
七変化一変化見逃しました 稲畑廣太郎 ホトトギス 200806  
三変化四五六変化七変化 稲畑廣太郎 ホトトギス 200806  
糠雨に足の向く先七変化 渡邊孝彦 やぶれ傘 200808  
信じたき人ばかりなり七変化 竹内悦子 200809  
あぢさゐや我もこの世に七変化 田中みのる 火星 200809  
海の色模して昏れ待つ七変化 葦原葭切 春燈 200809  
七変化きのふの色と今日の彩 妹尾貞雪 春燈 200809  
女子大に水喧嘩の碑七変化 田中敬 200809  
日替りの看護士の顔七変化 三橋泥太 遠嶺 200810  
竜神の霊水残す七変化 荻野嘉代子 春燈 200810  
次の色その次の色七変化 稲畑汀子 ホトトギス 200906  
色の無き色に始まり七変化 川崎良平 雨月 200908  
本懐の色はどの色七変化 松井志津子 200908  
七変化ゆめもうつつもまなかひに 荻野千枝 京鹿子 200908  
紫衣僧の絵巻のごとき七変化 石崎浄 風土 200908  
生涯に波乱なけれど七変化 中原吟子 雨月 200908  
七変化鯉のあらひとなりゐたり 中島陽華 200909  
七変化色の秘めたる愁ひかな 塩千恵子 200909  
七変化照る日曇る日雨を呼ぶ 小野寺節子 風土 200909  
板橋の風にこたへて七変化 福田慧香 200909  
青血球紫血球やも七変化 小田嶋野笛 末黒野 200910  
どの色も進化の過程七変化 湯川雅 ホトトギス 200910  
たたくほど胸の音色の七変化 中野京子 200911  
色の無き色に始まり七変化 川崎良平 雨月 201001  
七変化君の涙に濡るるとき 稲畑廣太郎 ホトトギス 201006  
濃き方に羽音集めて七変化 稲畑廣太郎 ホトトギス 201006  
親に似し子に育ちゆく七変化 松下幸恵 六花 201007  
突当り真白に咲きて七変化 芝宮須磨子 あを 201008  
七変化緑がかりし白で咲く 出口誠 六花 201009  
移りゆく色のこよなし七変化 本多正子 雨月 201009  
喪心の少しくゆるび七変化 井田実代子 雨月 201010  
今朝の雨たつぷり吸ひて七変化 島内美佳 ぐろっけ 201010  
色街の出格子とどめ七変化 鈴木浩子 ぐろっけ 201010  
本懐の色は白なり七変化 田中貞雄 ろんど 201010  
七変化名は白雪姫と記されあり 梶井和呼 酸漿 201010  
先づ目立つ花となりしよ七変化 嶋田一歩 ホトトギス 201011  
新しき主迎へて七変化 稲畑廣太郎 ホトトギス 201103  
七変化寺の哀史の色は秘め 稲畑廣太郎 ホトトギス 201107  
七変化春日局の化粧の間 榎本ふじえ 風土 201108  
七変化ひぐれの彩の息遣ひ 鈴鹿仁 京鹿子 201108  
遍歴は白より始む七変化 青柳雅子 春燈 201108  
箱根路は今年も雨の七変化 水原春郎 馬醉木 201108  
生き方を変ふるは難し七変化 加藤千春 春燈 201108  
境内の片すみ灯す七変化 安田一郎 京鹿子 201109  
水欲しと声あまたなり七変化 山崎里美 201109  
晩年の色と思へり七変化 塩千恵子 201109  
七変化咲いて写楽の大首絵 中島陽華 201109  
七変化ビルの谷間の定食屋 田中佳子 ぐろっけ 201109  
再びのドラッカー熱七変化 田中敬 201109  
雨雫受けて生気の七変化 山口キミコ 201109  
虫喰ひの穴の大き葉七変化 安藤久美子 やぶれ傘 201110  
不意に湧くあそび心や七変化 熊切光子 末黒野 201110  
昼の月渡る空あり七変化 稻畑汀子 ホトトギス 201206  
七変化咲く寺庭を浄土とも 安藤虎酔 かさね 201207  
七変化あの世とやらの色あるや 四條進 201208  
七変化晩年の計見直せり 塩千恵子 201208  
あれかこれかあれもこれもよ七変化 中野京子 201209  
それぞれの色から始む七変化 濱上こういち 201209  
重さうに雨滴の溜まる七変化 安藤虎酔 かさね 201209  
七変化骨子一本あればよし 中野京子 201209  
参道のどの店先も七変化 河村啓花 ろんど 201209  
折り返す一年の今日七変化 木島茶筅子 かさね 201209  
硫黄の香漂ふ電車七変化 小林正史 201210  
七変化戻れるならば五十路ごろ 松本アイ ぐろっけ 201210  
七変化雨の重さの彩かさね 岡野里子 末黒野 201210  
水の色空の色なる七変化 涌羅由美 ホトトギス 201211  
傷癒ゆる日も近からむ七変化 稲畑汀子 ホトトギス 201306  
七変化忍者になりたかつた僕 稲畑廣太郎 ホトトギス 201306  
山荘の季節はじまる七変化 稲畑汀子 ホトトギス 201306  
七変化今日は武蔵の色集め 稲畑廣太郎 ホトトギス 201307  
橋十二くぐる舟より七変化 須賀敏子 あを 201308  
青ざめて夜に溶け込まず七変化 中田のぶ子 ろんど 201309  
七変化村に一つの水車小屋 伊藤マサ子 ぐろっけ 201310  
移ろひの果てのむらさき七変化 小田嶋正敏 末黒野 201310  
風に日に雨待ち顔の七変化 橋本くに彦 ホトトギス 201311  
七変化辿りつきたる秋のいろ 石坂比呂子 ろんど 201401  
山道の元気ふたたび七変化 稲畑汀子 ホトトギス 201406  
身の内の移ろふ心七変化 塩千恵子 201408  
海の色空の色欲り七変化 七田文子 201408  
七変化色をさらつて行く山雨 米山のり子 馬醉木 201408  
七変化七宝焼きのペンダント 塩千恵子 201408  
風呂敷は魔法のつつみ七変化 井上静子 201408  
この庭の無垢ではじまる七変化 西田孝 ろんど 201409  
官兵衛に沸ける播州七変化 坂上香菜 201409  
花の色白ではじまる七変化 田村加代 末黒野 201409  
七色の遺伝子を持ち七変化 高橋将夫 201409  
三室戸寺の一山妖し七変化 山口キミコ 201409  
港への近道の坂七変化 岡野里子 末黒野 201409  
回し切る傘の雫や七変化 安斎久英 末黒野 201410  
七変化淀の堤の戦碑古り 岸本久栄 雨月 201410  
雨を待つ色は何色七変化 稲畑汀子 ホトトギス 201506  
胸騒ぎ隠せぬ白の七変化 山下ひろみ 201508  
軒先に余生彩る七変化 荻龍雲 201508  
活けられてなほうつろひぬ七変化 鈴木セツ 201508  
七変化どないすんねんこの憲法 佐藤きょうこ あを 201508  
肯定か否定か風の七変化 岡真紗子 201509  
家ごとの木橋石橋七変化 森清信子 末黒野 201509  
膨らみの増すや日向の七変化 伴秋草 末黒野 201509  
七変化ネパール酒場昼ともす 山田春生 万象 201509  
孤.立して咲くものはなし七変化 出口誠 六花 201509  
集まりて盛り上がるなり七変化 出口誠 六花 201509  
晩年の色かもしれず七変化 濱上こういち 201509  
一歩入る境内彩る七変化 東秋茄子 京鹿子 201510  
水遣りも仕事のひとつ七変化 柚木澄 末黒野 201510  
ほどほどに異なる文目七変化 大島寛治 雨月 201510  
狛犬の眼の炯けいと七変化 高島正比古 京鹿子 201511  
山鳩も囃し寺苑の七変化 上辻蒼人 風土 201511  
命とは白にはじまる七変化 西村滋子 京鹿子 201601  
行きかけの足とどめ見る七変化 田村初枝 春燈 201608  
八百の嘘にも誠七変化 藤浴博子 京鹿子 201608  
七変化先づは乙女の相なせる 田原陽子 201609  
雨音を楽しむゆとり七変化 いろは 201609  
七変化集ひ集ひて丸くなる 出口誠 六花 201609  
七変化古都鎌倉に詣づれば 遠山のり子 201610  
あでやかに咲き誇りたる七変化 本田保 春燈 201610  
むらさきの中に白あり七変化 出口誠 六花 201610  
世渡りは下手のままなり七変化 是松三雄 末黒野 201611  
涙雨ためて零して七変化 工藤ミネ子 風土 201612  
亡き妹へ語りつがんや七変化 東秋茄子 京鹿子 201709  
廃屋の人の生きかた七変化 大坪貞子 万象 201709  
天界のむらさき雨後の七変化 狭川青史 馬醉木 201709  
四阿に雨ひきよする七変化 永井惠子 春燈 201709  
手の内は明かさずなりぬ七変化 相良牧人 201710  
七変化乾き切るまで見届けむ 田原陽子 201710  
晩節といふ未来きたりぬ七変化 本多俊子 201710  
生き生きと雨粒弾く七変化 山本とく江 万象 201710  
ととのふる明日の紫紺や七変化 森清堯 末黒野 201710  
移ろへる日日いとほしや七変化 原和三 末黒野 201710  
七変化次の計画秘中の秘 呂秀文 春燈 201712  
四阿に雨ひきよする七変化 永井惠子 春燈 201803 七変化 →2

 

2020年6月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。