白 服       55句

白服や旅も終わりの蕎麦すする    高島茂

夏衣  夏服  白服  麻服

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
白服に日和戻りて居りにけり 稲畑汀子 ホトトギス 199905  
白服の吐き出されきて丸の内 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
白服に旅の経緯のありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200007  
白服を帳の染めてゆきにけり 水内慶太 銀化 200009  
白服や日のゆるやかに波の上 山田美保 200010  
白服の衿が堅くて無口なり 戸田春月 光陰 200012  
一枚を脱ぎ白服で降りる駅 稲畑廣太郎 ホトトギス 200106  
白服の旅一度きりに終りけり 能村登四郎 羽化 200110  
白服のマネキン真夜の町見をり 高杉風至 百鳥 200209  
白服の女すらりと客船へ 小澤克己 遠嶺 200308  
船の旅夫の白服目立ちけり 安井和子 200308  
海の日の白服まぶし航海士 石原勢津子 雨月 200308  
さりながら白服かくも汚れゆく 黒川悦子 円虹 200309  
白服の天城隧道出できたる 深澤鱶 火星 200310  
甲板に並ぶ白服大暑かな 徳丸峻二 風土 200310  
白服の穴の数だけ釦付く 宇都宮滴水 京鹿子 200310  
白服を白く着こなしこられけり 稲畑汀子 ホトトギス 200406  
白服を着て父母を遠ざける 近藤倫子 ぐろっけ 200408  
白服の母長城に登りけり 西本春水 あを 200412  
翳にも似て白服に座り皺 福井隆子 対岸 200508  
白服の友の名刺の嘘を知る 瀧春一 瓦礫 200606  
白服のオールドボーイジャズの店 松本恒司 ぐろっけ 200609  
漆黒に白服といふ道しるべ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200707  
白服の凜々しき海洋大学生 中村悦子 200708  
白服や埃かぶりし火縄銃 苑実耶 200711  
高潔の師の白服や菊の宴 邑橋淑子 遠嶺 200802  
白服のメフィストフェレスが徘徊る 柳川晋 200802  
ポケットのなき白服の旅となる 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
ひらと過ぐ白服樹下の水たまり 岡本眸 200806  
白服の君の腕がわが地平 小澤克己 遠嶺 200810  
白服にアイロン利かしパイロット 木場田秀俊 200811  
船長の白服となる更衣 品川鈴子 龍宮の客 200904  
白服や七人の敵女にも 久保田由布 ぐろっけ 200907  
白服や名曲喫茶にて逢はむ 星井千恵子 遠嶺 200908  
白服や海の男の挙手の礼 松山三千江 春燈 200908  
めでたさの明日の白服窓に吊り 小沢吉野 200908  
白服の主宰スーツの副主宰 大久保白村 ホトトギス 201002  
白服といふ受賞者の決意かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201006  
白服を吐き出す女性専用車 稲畑廣太郎 ホトトギス 201007  
白服の男の子婚約告げに来る 阪本哲弘 201010  
白服や昔佩剣の鬼巡査 廖運藩 春燈 201011  
白服へ飛びついて来る砂場の子 福間節子 201011  
白服は腕に掛けをり書道展 長崎桂子 あを 201107  
癒されてゆくその君の白服に 稲畑廣太郎 ホトトギス 201206  
白服に色気失せゆく女かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201206  
白服の三鬼の立てり雲の峰 神蔵器 風土 201207 かつて三鬼・昭・桂郎鶴川村に現る
折角の白服なれど忙しすぎ 能村研三 201208  
白服のウィンブルドン芝に跳ね 宮田香 201209  
白服の兵学校の父素敵 石川星水女 ホトトギス 201212  
白服の見せびらかしてゐる釣果 稲畑廣太郎 ホトトギス 201306  
白服やむかし映画にジャン・ギャバン 井原美鳥 201507  
白服の裾翻し逝かれけり 野口宗久 京鹿子 201511  
白服の肩にふはりとカーディガン 藤井啓子 ホトトギス 201610  
先頭を行く白服のピンヒール 高田令子 201610  
先師の忌待つ白服の膝揃へ 小野恵美子 馬醉木 201708  

 

2018年6月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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