季語のリクエストお待ちしています。

 


障子 2     100句

障子しめきつて淋しさをみたす   尾崎放哉  大空

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
かき舟の昼の障子のなんともなし 山本耀子 火星 200503  
障子閉づ珈琲少し濃目にし 須賀敏子 あを 200503  
二三旬紅葉明りとなる障子 後藤比奈夫 ホトトギス 200503  
石灯籠障子ましろく坂に向く 松村東亜未 200503  
障子開けいつもの一日始まりぬ 島元文 遠嶺 200503  
稽古終へ障子明りに和みけり 半谷弘子 遠嶺 200503  
母の日や桟うつくしき紙障子 鷹羽狩行 200505  
障子窓ありし昔の小学校 三浦如水 ぐろっけ 200505  
花の夜の障子明りに人住めり 中川芳子 200506  
一枚の障子が塞ぐ山気かな 瀧青佳 ホトトギス 200509  
鑛山やまの村噴井に障子洗ふなど 瀧春一 菜園 200509  
鵙のこゑ旅籠の障子歪みたる 瀧春一 菜園 200509  
煤けたる障子灯せり別火坊 横井博行 万象 200510  
快活に僧笑ひをり秋障子 苑実耶 200511  
障子洗ふ家族分担決まりゐて 塩川雄三 築港 200511  
寺障子外し絵巻を曝しけり 境惇子 200512  
蝋引いて障子いく度もあけたてす 山田六甲 六花 200601  
障子入れ物音ひびき易きかな 坪井洋子 200601  
世界遺産の古道へ開くる腰障子 白神知恵子 春潮 200602  
むつまじき小鳥の映る障子かな 赤司美智子 酸漿 200602  
蕎麦打つ香こ暗き障子もれきたる 江崎成則 栴檀 200602  
日の影の移ろひ著き障子かな 森澤とほる 春燈 200603  
誰かゐる障子に声をかけにけり 寺村年明 春燈 200604  
水亭の障子が返す紅葉晴 浅井青陽子 ホトトギス 200605  
虚と実のあはひの障子閉ぢにけり 佐山苑子 遠嶺 200605  
風もまた影となるもの日の障子 本多俊子 さくらの音 200605  
孤りの家灯して障子落ちつかす 金田きみ子 200605  
障子締め柱傾く子規忌かな 久保田嘉郎 酸漿 200611  
目に痛きほど大寺の大障子 伊藤白潮 200612  
蟷螂の影うつりたる障子かな 延川五十昭 六甲 200612  
わが影の障子にうつり「つう」に非ず 久永淳子 春燈 200702  
障子の中糸繰り人形機を織る 深見眞弓 200702  
胸内の誠見せたき新障子 津田礼乃 遠嶺 200702  
誕生日障子の疵を継ぎ張りす 品川鈴子 ぐろっけ 200702  
灯すまで無心に座る新障子 島田尚子 馬醉木 200703  
照りかげる障子あかりのふたりかな 芝尚子 あを 200703  
爪跡の障子隣の猫消えて 岩松八重 六花 200704  
午后三時障子の端より出て行かれ 森理和 あを 200704  
谷あいの障子の白き合掌家 松下幸恵 六花 200705  
松伐つて日影隈なき障子なる 尼嵩太一郎 ぐろっけ 200706  
古利根に障子ひらいて酒を酌む 瀧春一 200706 粕壁徹居にて
障子閉め落着く時間ありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200712  
障子明け三更の月独りじめ 小島正子 春燈 200801  
破る子の絶えて久しき古障子 中島玉五郎 200801  
障子入れいよいよ独り善かりかり 坪井洋子 200801  
写経紙の吹かるる障子閉めにけり 杉浦典子 火星 200802  
障子明りさす間にいねて寧らけし 若江千萱 雨月 200803  
点滴の落つ音障子明りして 栗山恵子 雨月 200803  
護摩堂の閉めた障子の白さかな 川合まさお ぐろっけ 200803  
新障子嫁に来る子の笑顔かな 松嶋一洋 200804  
松の蔭映して静か障子の間 木暮剛平 万象 200804  
知らぬ間に暮れて障子の白さ増す 渡部志津子 200805  
蝋燭の影定まらず障子の間 秋千晴 200805  
霧の大橋見よとて障子ひらくなり 水原秋櫻子 馬醉木 200811 『玄魚』
破れずに障子うっすら古りにけり 須賀敏子 あを 200901  
炉開や湖へ障子のひらかれて 村井二郎 馬醉木 200902  
剥がしゆく障子三十三間堂 橋添やよひ 風土 200902  
坂上る山車の地ひびき戸障子に 原田しずえ 万象 200902  
スリッパのきちんと脱いである障子 山尾玉藻 火星 200902  
障子なきくらしに慣れて扁平足 齋藤厚子 200902  
円了の旧家の障子あかりかな 篠田純子 あを 200902  
後手に閉めし障子の隙間かな 舛田初惠 酸漿 200902  
御仏を障子明りに阿弥陀堂 廣瀬雅男 やぶれ傘 200902  
鳥影の障子を過ぎる茶話の席 丑久保勲 やぶれ傘 200902  
炉煙を木立へ逃がす天間障子 渡会昌広 馬醉木 200903  
張替への障子ふくらむ日射しかな 久津見風牛 200903  
洗ひたる障子の骨を貫く朝日 竹中一花 200903  
忌を修し障子明りの仏間かな 松林順子 雨月 200903  
障子閉め海の暗さを感じをり 河崎尚子 火星 200903  
山寺の日暮の早き障子かな 桑田忠男 遠嶺 200904  
初声を臥して眺むる障子影 廣畑忠明 火星 200904  
くらがりを仕切りし障子めくら汁 白数康弘 火星 200905  
障子今庭木の影を置きそめし 稲畑汀子 ホトトギス 200912  
病む人へ月の障子を開けにけり 大橋伊佐子 末黒野 201001  
障子開け湖の広さをひきよする 山田暢子 風土 201001  
うぐひすのこゑに障子が痛がりぬ 八田木枯 晩紅 201002  
丈六の弥陀へ障子の仄明り 秦和子 201002  
日当りて障子の桟のあたたかし 海村禮子 春燈 201002  
開けたてに障子の軋む郷土館 山田暢子 風土 201002  
一幅の隷書へ障子明りして 西村操 雨月 201002  
誓子居の障子に映る機の影 廣畑忠明 火星 201003  
暮るるいろ障子あかりに混じりけり 大崎紀夫 やぶれ傘 201003  
白障子雨戸の欲しき芭蕉庵 鈴木浩子 ぐろっけ 201003  
閉めてより日の豊かなり白障子 城戸緑 末黒野 201005  
破れより孫のあかんべ白障子 布川直幸 201011  
勾玉を包める障子明りかな 山田六甲 六花 201012  
障子越し針仕事せる祖母のゐて 石川かおり 201102  
清張の蔵書幾万白障子 田下宮子 201102  
下嵯峨の寺に開かずの白障子 大竹淑子 風土 201102 鹿王院
いさかひもこれで終はりと障子開け 山本アイ子 201102  
諍ひて無言障子の内と外 上田雪夫 ぐろっけ 201102  
湖風に障子の白さ閉ざさるる 今橋眞理子 ホトトギス 201103  
ぬれ縁に雀ゐるらし白障子 村上絢子 馬醉木 201103  
白良浜の夕日へ障子開け放つ 石田玲子 201103  
白障子ぴしりと過去を切り離す 安居正浩 201103  
過去未来しかと隔てつ白障子 鈴木良戈 201103  
日の障子文盲なりし祖母の愛 上原重一 201103  
正座して障子の内に許し請ふ 高橋泰子 201103  
障子しめ句会となりぬ石鼎忌 城孝子 火星 201103  
桟細き納骨堂の白障子 西村しげ子 雨月 201103 障子→ 3

2019年11月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

掲載年月順です。

ご希望の季語又は語彙がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。