三の酉   71句

父のトンビの袖につつまれ三の酉    小沢さは子

酉の市  一の酉  二の酉  三の酉  熊手市

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
不景気な話ご法度三の酉 山田弘子 春節 199503  
図らずも帰路の雑踏三の酉 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
人混みを避けて路地へと三の酉 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
三の酉ある二の酉をやりすごす 吉田明 200001  
三の酉思い出だけを夢に見る 熊谷みどり いろり 200001  
浅草のむかしばなしや三の酉 高橋銀次 風土 200002  
里山に風音つのる三の酉 阿部悦子 春耕 200002  
大川を見てより返す三の酉 中谷葉留 風土 200003  
梯子坂はしごもあらず三の酉 堀内一郎 あを 200112  
乾反(ひぞ)りたる俎板に閑(ひま)三の酉 中原道夫 銀化 200201  
三の酉七味を買つて帰りけり 平田紀美子 風土 200202  
お神楽を瞼にもどる三の酉 柳沢杏 酸漿 200202  
首筋を風のいたぶる三の酉 加藤富美子 200202  
熊手買ひ手応へ重し三の酉 小浦遊月 酸漿 200203  
三の酉までは屋台を解体せず 戸田喜久子 200203  
ダンボールきりなく畳み三の酉 松岡隆子 200203  
手拍子のリズムを足に三の酉 松本文一郎 六花 200204  
三の酉俳句はとほくなりにけり 堀内一郎 あを 200212  
三の酉晝の空あるにはたづみ 佐藤喜孝 あを 200301  
晝前に手ぶらで歸る三の酉 佐藤喜孝 あを 200301  
一葉館けふは閉され三の酉 荒井正隆 200302  
三の酉老舗和菓子の二割引 玉川悠 遠嶺 200303  
雨脚の見えてをるなり三の酉 島谷征良 風土 200303  
生き下手な貌のつき出る三の酉 木山杏理 京鹿子 200303  
二の酉に出会ひ三の酉に別れ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200311  
居酒屋を出て三の酉二度詣で 秋葉雅治 200401  
吉原を抜けておさわの三の酉 岡野イネ子 春燈 200501  
母の袂掴みし記憶三の酉 小野恵美子 馬醉木 200502  
博打ならまだ勝目あり三の酉 篠田純子 あを 200502  
三の酉抜けて月夜の隅田川 小野千枝子 万象 200502  
三の酉どこより早く出店に灯 斎藤和江 帆船 200502  
かつこめの残りの福も三の酉 近藤幸三郎 風土 200502  
裸電球まつすぐ下がり三の酉 柿沼盟子 風土 200502  
姉偲ぶ月の浅草三の酉 吉田眞弓 雨月 200503  
うなぎやの階段暗し三の酉 戸栗末廣 火星 200603  
三の酉あるを儲けと思ひけり 能村研三 200612  
括られて三の酉待つ屋台の荷 柴田久子 風土 200702  
風と来て風と帰りぬ三の酉 坂本丹荘 遠嶺 200703  
一の酉二の酉三の酉今宵 稲畑廣太郎 ホトトギス 200711  
たかだかとあはれは三の酉の月 久保田万太郎 春燈 200808 『流寓抄』
提灯のいよよ点され三の酉 田野倉和世 酸漿 200902  
賑はひに風の加はり三の酉 中川アキ子 200903  
三の酉太白星の輝きぬ 環順子 遠嶺 200903  
樽に味噌底ついてをり三の酉 花島陽子 遠嶺 200903  
ビルの底に手締くだけて三の酉 北川とも子 ぐろっけ 200903  
三の酉虚空に福の星の数 松野睦子 遠嶺 200904  
追はれ癖つきし束京三の酉 加茂達彌 200908  
三の酉隣家出火といふ不思議 稲畑廣太郎 ホトトギス 200911  
威を振ふだるま返しや三の酉 平子公一 馬醉木 201201  
三の酉明治の音で時計鳴る 清水量子 201202  
煌々と灯して寂し三の酉 矢口笑子 春燈 201202  
行き交ひの人のぬくもり三の酉 海村禮子 春燈 201202  
三の酉四の五の言はず参りやんせ 上山永晃 春燈 201203  
三の酉なれば詣でし夫あらず 小野口正江 末黒野 201203  
長き柄の振舞酒や三の酉 松本文一郎 六花 201204  
三の酉目黒は坂の多き街 稲畑廣太郎 ホトトギス 201211  
冬晴の下町日和三の酉 神田恵琳 跫音 201303  
手に息をかけてさすりて三の酉 平子公一 馬醉木 201401  
相席の人も汁粉や三の酉 コ田千鶴子 馬醉木 201401  
元栓といふ念押しも三の酉 秋葉雅治 201402  
風出でて星も片寄る三の酉 千手和子 馬醉木 201402  
三の酉勘三郎の忌なりけり 山本無蓋 201403  
犬入れて鞄のゆがむ三の酉 柴田久子 風土 201403  
三の酉月をさがして帰りけり 古川夏子 201404  
気つ風よき女の眉や三の酉 今瀬一博 201603  
七味屋はすこしはづれに三の酉 根橋宏次 やぶれ傘 201603  
気忙しい火事のサイレン三の酉 岡山敦子 京鹿子 201604  
銭湯につかりて帰る三の酉 古川夏子 201604  
雨を呼ぶ手締めしやしやんと三の酉 コ田千鶴子 馬醉木 201801  
三の酉水といふ字の火事封じ 田丸千種 ホトトギス 201803  
七曲りに連れ見失ふ三の酉 今村千年 末黒野 201803  

2018年11月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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