二の酉   27句

酉の市  一の酉  二の酉  三の酉  熊手市

作品
作者
掲載誌
掲載年月
三の酉ある二の酉をやりすごす 吉田明 200001
二の酉や二合半徳利傾けて 三橋泥太 遠嶺 200102
二の酉へ大島紬しつけ解く 中村洋子 風土 200202
二の酉の熊手夜空へせり出せり 浦川聡子 水の宅急便 200305
二の酉に出会ひ三の酉に別れ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200311
雨に終れりぼろ市も二の酉も 伊藤白潮 200312
寺町をさきに回りて二の酉へ 宮川みね子 風土 200402
二の酉のおかめかついで都電かな 鎌倉喜久恵 あを 200502
二の酉やボルガへ遠くなりし道 堀内一郎 あを 200511
二の酉や清めて合す幼の手 池田いつ子 酸漿 200702
一の酉二の酉三の酉今宵 稲畑廣太郎 ホトトギス 200711
二の酉の社を月の照しをり 川原典子 酸漿 200802
二の酉や煮込の熱き店にゐて 齋藤朝比古 炎環 200902
二の酉の夜は皓々とはじまれり 市村健夫 馬醉木 200903
二の酉や孫と分け合ふもんじゃ焼 小池みな 末黒野 201003
二の酉の最後の縁起買うて来る 中島玉五郎 201212
二の酉や「たけくらべ」など思ふのみ 神蔵器 風土 201301
頓服を飲み二の酉と思ひけり 吉田政江 201302
二の酉の更けても励む居職の灯 秋葉雅治 201501
怺へゐし雨二の酉の灯も更けて 千手和子 馬醉木 201502
二の酉や尻尾を脱いだへびをんな 秋月祐一 船団 201512
二の酉へぐるぐる巻きの財布もて 能村研三 201801
二の酉の風も加はる手締の輪 恩田洋子 馬醉木 202003
二の酉の明けて静寂流す川 稲畑廣太郎 ホトトギス 202011
二の酉を出で大通りてふ闇に 稲畑廣太郎 ホトトギス 202011
二の酉の切火加はる手締めかな 石黒興平 末黒野 202203

 

2023年11月21日 作成

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