立 春 3     121句

立春の空みつめれば真帆片帆    長谷部朝子

立春  春来る  春立つ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
立春や出産ラツシユの動物園
土屋豊
帆船
200504
立春の日に浴しつつ老二人
仙石君子
雨月
200504
立春の序曲奏でる軒滴
清水澄江
築港
200504
立春大吉鮃のえんがわなりしかな
石脇みはる
200504
立春の九曲橋を渡りをり
植木戴子
200504
立春を待たずほう出す座褝草
中松疏水
雲の峰
200504
今津
立春の枝しなやかに柳の木
伊藤たいら
雲の峰
200504
立春のビル浮雲の影走る
藤井和子
雲の峰
200504
立春や鳩のついばむ昨夜きぞの豆
吉村征子
雲の峰
200504
立春や五指に貼りたる絆創膏
高橋芳子
火星
200504
立春の地球を汚す犬うろうろ
丸山佳子
京鹿子
200504
隠岐はるか立春さむき増鏡
伊藤希眸
京鹿子
200504
立春を過ぎし頃より涙せる
市堀玉宗
六花
200504
立春大吉壁になじみしカレンダー
林玲子
200504
立春やふたりの飯の噴きこぼれ
ほんだゆき
馬醉木
200504
立春や父の遺せし言愛し
芝宮須磨子
あを
200504
立春の雀夕べの豆あさる
長崎桂子
あを
200504
立春のかぜ海の香を運びくる
鎌倉喜久恵
あを
200504
立春の砂さかしまに砂時計
磯崎清
200505
立春に先駆け白のニューモード
森下康子
200505
立春や木洩れ日を踏むぶな林
あきの澪
200505
新草鞋掛け立春の仁王像
木暮剛平
万象
200505
雄鶏の立春の土浴びてをり
藤田満枝
万象
200505
立春を過ぎ北国は雪まつり
梶川智恵子
200505
立春大吉ビルの谷間の小宇宙
三沢蘭
遠嶺
200505
瞳とぢ逢ふ立春の明るかり
長村雄作
栴檀
200505
植物園立春の日のゆきわたり
草野英子
対岸
200505
立春大吉高きに貼りし赤き護符
薮内輝子
対岸
200505
立春の離乳食めくオードブル
吉田明子
200505
鯨泳がせ立春の空のいろ
青山正生
200505
立春大吉御子様ランチ旗たてて
山口奈代
河鹿
200505
立春の駅盛装の一家族
古賀直子
百鳥
200505
立春大吉病室替はれと言はれけり
吉田島江
火星
200505
立春の砂丘波音遠きより
乗光雅子
雨月
200505
立春や大幹の中水走り
広渡詩乃
200505
立春やブーツ磨かれ揃へあり
有島扇水
河鹿
200506
立春やペン皿にペン溢れをり
九万田一海
河鹿
200506
立春の光となりし湖の真帆
宮澤さくら
今生
200510
立春や高きものより日当たり来
越村蔵
百鳥
200601
句集『岩枕』所収
立春といふ心添ひ来たりけり
稲畑汀子
ホトトギス
200602
立春大吉息深く生きめやも
辻直美
200603
立春大吉禁酒禁煙禁美食
山田六甲
六花
200603
立春の太陽が水走りけり
山田六甲
六花
200603
立春の鳥来て残り柿つつく
山田六甲
六花
200603
立春の岩裏に日のまはりたる
山田六甲
六花
200603
立春の五葉の松へ風止まる
山田六甲
六花
200603
立春の湯気にけむれる山の景
山田六甲
六花
200603
立春大吉播州弁の艶話
山田六甲
六花
200603
立春大吉主宰といへど修行の身
山田六甲
六花
200603
立春大吉笑うた顔を洗ひけり
山田六甲
六花
200603
立春大吉鼻が胡座をかいてをり
山田六甲
六花
200603
立春大吉禁じられたる親父ギヤグ
山田六甲
六花
200603
立春の散るに散られぬ一葉かな
山田六甲
六花
200603
立春や第九ソプラノ黄のドレス
須賀敏子
あを
200603
まつさらな春よ立春の午前四時
林翔
200604
立春や夜明けの音の海よりす
金子孝子
200604
立春大吉靴墨のよくのびる
谷口みちる
200604
立春の明けしに残る帷子雪
松崎鉄之介
200604
立春の朝氷点下二十五度
笹原紀世子
200604
立春の光りを放つ川瀬かな
鈴木幾子
酸漿
200604
立春寒波といふことありと老の言ふ
安陪青人
雨月
200604
立春の光の束を流す川
芝生南天
河鹿
200605
立春の宵のしづけさアペリテイフ
泉田秋硯
200605
食前酒
立春大吉朗報ありて浮かれけり
石岡祐子
200605
大篝消え立春の月浄土
浅見画渓
馬醉木
200605
立春や背中合はせの駅の椅子
菊地光子
200605
立春の水に手のひら魚となる
大沢美智子
200605
立春の帝釈天に肉桂飴
平田紀美子
風土
200605
立春大吉星野立子の硯箱
中村洋子
風土
200605
鎌倉虚子立子記念館
立春の椀を彩る香の物
片山茂子
遠嶺
200605
立春の門前町を通りけり
三橋泥太
遠嶺
200605
立春の嵯峨野の畝を見にきたり
坂口夫佐子
火星
200605
立春の波のきらめき投網打つ
木暮剛平
万象
200605
立春の桶の氷を掻き出せり
山遊亭金太郎
百鳥
200605
立春や切つて血噴かぬ冷凍魚
迫田白庭子
百鳥
200605
立春のオパールの中燃えており
田尻勝子
六花
200605
立春の朝日の眩し風の中
大山妙子
酸漿
200605
曇天の日が立春の雪降らす
長沼三津夫
200605
出勤や立春の朝日樹に高く
瀧春一
常念
200606
泥醉の意識立春の風びようびよう
瀧春一
瓦礫
200606
立春の日差の窓辺新刊書
師岡洋子
ぐろっけ
200606
立春やはればれと鳴く四十雀
竹内志げ子
酸漿
200606
立春大吉こと皆遠くなりにけり
滝沢幸助
春燈
200608
立春の小雨の中を歩くかな
ことり
六花
200608
立春の雨ゆつくりとたつぷりと
前田貴美子
万象
200610
立春といふ明るさはまぎれなく
稲畑汀子
ホトトギス
200702
立春や鳥の来てゐる朝の庭
稲畑汀子
ホトトギス
200702
立春と思へば軽き身のこなし
稲畑汀子
ホトトギス
200702
立春や白髪の伸びし尉の眉
神蔵器
風土
200703
光陰の矢に添ふ爪を切る立春
丸山佳子
京鹿子
200703
立春の日を忘れじとたしかむる
阿部ひろし
酸漿
200703
待ちゐたる立春過ぎし幾日かな
阿部ひろし
酸漿
200703
立春大吉肩の力を抜いてゆく
堀内一郎
あを
200703
立春や丘の向うの怒濤音
小林輝子
風土
200704
立春の土もり上がる歓喜かも
松原仲子
200704
立春の光こころも身もはづみ
青垣和子
雨月
200704
立春大吉迷はず十年パスポート
楠原幹子
200704
無聊かな立春の卵立ててみる
堀口希望
200704
立春の光ついばむ鶫をり
竹内志げ子
酸漿
200704
立春や卓布ぱりつと予約席
桑原レイ
200704
立春の水とくとくと咽を過ぐ
森山のりこ
あを
200704
立春を期し筆下ろす物語
稲岡長
ホトトギス
200705
立春の競馬五彩に日を弾く
泉田秋硯
200705
立春やこころの弦の高鳴り来
前田陽子
200705
立春大吉戯画よりの鳥の声
山口順子
馬醉木
200705
立春の山羊かんかんと闘へる
中村恭子
200705
牛蒡ぬきせり立春の遊歩道
吉田明子
200705
立春の二度と開かず勅使門
大井邦子
ぐろっけ
200705
立春の目薬きらと点じたり
隅田恵子
雨月
200705
立春のさみどり色の吉祥菓
佐野静子
遠嶺
200705
立春や古きしがらみ引きずつて
嶋木勝次郎
遠嶺
200705
剪定の木に立春の日影さす
兼子栄子
酸漿
200705
立春の豆を見つける部屋の隅
松下幸恵
六花
200705
立春の昏れて足元ゆらぎけり
池崎るり子
六花
200705
出口違へて立春の西ひがし
浜口高子
火星
200705
立春の土を返せば凭れ合ひ
戸栗末廣
火星
200705
立春大吉嬰ぬれぬれの舌鼓
深澤鱶
火星
200705
立春の吹雪やポストまで遠き
佐々木幸
200705
立春の整形外科医込み合へり
上林孝子
200705
立春の空へ飛び立つ竹とんぼ
加山ひさ子
万象
200706
人送り出て立春の風と会ふ
稲畑汀子
ホトトギス
200802

 

15/02/06 制作

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

掲載年月順です。

ご希望の季語又は語彙がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。