立春 2     99句

さざ波は立春の譜をひろげたり    渡辺水巴

立春  春来る  春立つ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
立春や朝日まぶしき雨雫
大山妙子
酸漿
200204
立春や子のももいろの爪を切る
中村敏夫
春耕
200204
風の音のみ立春の雑木山
井口光雄
200205
立春の雨水溜まる飼葉桶
有山八洲彦
200205
立春の朱唇をちよんと御所人形
沖祐里
200205
立春の光を放つ鍵の穴
藤田かもめ
200205
立春大吉トーマス機関車走らせて
垣尾美智子
200205
玩具
立春のブーツに立てる新聞紙
代田青鳥
風土
200205
立春の花芽ふくらむガレの壷
代田青鳥
風土
200205
立春のうすくれなゐに日暮れけり
中西道子
百鳥
200205
立春の光の中を闊歩せり
与川やよい
遠嶺
200205
立春にふんはりと焼く玉子かな
寺内佶
遠嶺
200205
立春の光こぼれて鯉動く
西村咲子
六花
200205
立春の裸木生き生きと手を挙げて
西村咲子
六花
200205
立春とふ言霊よけれ光満ち
岸本林立
雨月
200205
立春の日差し午後より差し始む
大山文子
火星
200205
立春やきのふの雨のことを云ふ
小林あつ子
火星
200205
蹲踞に鳴る立春の猪おどし
山崎羅春
春耕
200205
立春の朝の日の濃き山の肌
久保木千代子
春耕
200205
立春にリハビリ済みし深呼吸
片渕清子
ぐろっけ
200205
立春の闇深きよりオルゴール
中島あきら
200205
立春の廊下の軋みきちきちと
松本文一郎
六花
200206
立春の移動性高気圧かな
稲畑廣太郎
ホトトギス
200207
立春を昨日に風の平手打
羽根嘉津
200301
立春の朝の来てゐし旅仕度
稲畑汀子
ホトトギス
200302
立春やいつか待ちゐし心あり
稲畑汀子
ホトトギス
200302
立春と聞けば心の添ひゆける
稲畑汀子
ホトトギス
200302
立春やタイムカードの軽き音
中野薫
雲の峰
200303
立春大吉いまに家訓の重みかな
水原春郎
馬醉木
200304
立春の牛脂を溶かすフライパン
谷口佳世子
200304
立春や黄身のはみ出す茹卵
樋口喜美代
帆船
200304
立春大吉今朝の散歩は神社まで
村上田鶴子
風土
200304
立春や北京の人の渦に入り
田中重子
雲の峰
200304
立春にあれど出難き朝かな
水上秀一
雲の峰
200304
立春や厨にこもりパンを焼く
城戸愛子
酸漿
200304
立春の鳥屋に籠の列びをり
村上瑪論
銀化
200304
立春の光生み出す波頭
佐藤多恵子
銀化
200304
立春や歩き初めの嬰の靴
大関とし子
築港
200304
旅に見て立春の日の金三日月
大橋敦子
雨月
200304
立春や花舗に植木の土こぼれ
岩崎真理子
遠嶺
200305
立春の戸にはさみたる走り書
井上あい
風土
200305
立春の綻び合へるいのちかな
長山あや
円虹
200305
立春の日の出ゆらりと大きかり
井手由紀江
築港
200305
立春の水沸いてをり隠し香
延広禎一
200305
立春満月口上なんてなくてよい
滝沢環
京鹿子
200305
立春や鬼が豆碾く裏長屋
菊谷潔
六花
200305
立春の星の出揃ふ海の上
岡本眸
200305
立春の人型の穴顔嵌める
森津三郎
京鹿子
200306
立春の公園デビユー手を繋ぎ
森津三郎
京鹿子
200306
立春の野に自転車を組み立てる
村田冨美子
京鹿子
200306
小鉢蘭立春になお色褪せず
片渕清子
ぐろっけ
200306
未来ある君立春を待たずして
大野紅花
ホトトギス
200307
明日立春海をつぶさに見渡せり
能村研三
200307
広角に立春大吉の日なりけり
矢崎すみ子
200307
野は立春ソーラー電池身に溜める
山元志津香
八千草
200308
愛宕山立春大吉五十年
向後良子
八千草
200308
立春や野菜サラダに茹で卵
杉良介
200402
立春の庭の足許に風すこし
阿部ひろし
酸漿
200403
丘にあり立春すぎし夜明月
阿部ひろし
酸漿
200403
立春は加賀のお人の一句集
藤田あけ烏
草の花
200403
立春のひかり眩しむ少年囚
谷山桃村
草の花
200403
立春大吉鬼の子の動きけり
谷山桃村
草の花
200403
立春も十日過ぎたる臍のごま
谷山桃村
草の花
200403
立春の水翳らせて魚の渦
丹羽啓子
馬醉木
200404
立春の月上げてゐる東山
酒井多加子
雲の峰
200404
立春や紅白の餅搗きあへる
奥谷スミ子
雲の峰
200404
米寿祝われる
立春のパン屑つつく雀二羽
小池洋子
雲の峰
200404
立春や暦どほりの朝の風
浅川悦子
雲の峰
200404
軒樋に雀頭を出す立春に
河本勇
築港
200404
立春の空見上げたる鶫かな
島崎勇作
酸漿
200405
雨落ちて来て立春の湖のいろ
鈴木五鈴
草の花
200405
立春の熱海や海に日の昇る
中川二毫子
遠嶺
200405
立春の沖からまざと寄せし浪
中川二毫子
遠嶺
200405
立春や熱海は女多き町
中川二毫子
遠嶺
200405
立春や客も芸子も年をとり
中川二毫子
遠嶺
200405
またたいてゐる立春の礁かな
高梨美佐子
遠嶺
200405
立春やはるかに富士の見ゆる坂
三上佳子
遠嶺
200405
立春や娘の振袖のうすみどり
浜田はるみ
遠嶺
200405
老醫師の笑顔立春過ぎし空
稲谷妙子
遠嶺
200405
立春の黒き光となる鵜かな
淵脇護
河鹿
200405
立春のしばらく皿のふれあふ音
芝生南天
河鹿
200405
立春の空ほぐされてゐたりけり
高橋道子
200405
ねむごろに手足を洗ふあす立春
富沢敏子
200405
立春の文字きらきらと目に射さる
中上照代
火星
200405
立春の鴎群れゐるお濠かな
中上照代
火星
200405
立春の日の丹波屋でありにけり
堀義志郎
火星
200405
立春の洗ひあげたるやうな空
藤井智恵子
百鳥
200405
立春の電線くぐる飛行雲
高嶋宇多子
栴檀
200405
立春の月山うかぶ祝婚歌
岸のふ
馬醉木
200405
立春の朝日へ窓を明け放つ
安達風越
雨月
200406
立春の医者通ひとはうらがなし
中市侑子
200406
立春のひかり啄む雀かな
中島伊智子
酸漿
200407
立春の卓に割りたる箸匂ふ
鳴海清美
六花
200412
立春の日より陽気の後戻り
稲畑汀子
ホトトギス
200502
立春の過ぎれば巡りくる忌日
稲畑汀子
ホトトギス
200502
立春や花おりおりに浜簪
松崎鉄之介
200504
立春の泥まみれなる大根来る
藤井良子
200504
立春や大吟醸の封を切る
宍倉清子
帆船
200504
立春の街にくり出すちんどんや
土屋豊
帆船
200504
立春3 →

 

12/02/15 制作

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

掲載年月順です。

ご希望の季語又は語彙がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。