踊 9  30句

あと戻り多き踊りにして進む   中原道夫   蕩児

作品
作者
掲載誌
掲載年月
手におくれ足を運べる踊かな 笹村政子 六花 202011
広がれば闇のしりぞく踊かな 藤生不二男 六花 202011
踊る顔見合はすこともなかりけり 江見巌 六花 202011
手も足もはしやぎて島の踊唄 和田華凛 ホトトギス 202012
一斉に月に触れたる踊の手 菊川俊朗 202012
踊の輪炭坑節にふくらめり 石橋幾代 202102
顔を笠に隠して踊りきる 松田明子 202102
摺り足の男踊りの腰落とし 松田明子 202102
踊唄辻にやさしき風の渦 窪みち子 202102
踊り子の中に幼き吾をさがす 加倉井たけ子 202110
下駄好きの少女の揃ふ踊の輪 武田巨子 春燈 202111
語るかに手をうらがへし踊りけり 武田巨子 春燈 202111
阿呆となることの幸せ阿波踊 後藤大 春燈 202111
はればれと踊り明かせし顔ばかり 三村純也 ホトトギス 202112
形見ともなりたる踊浴衣かな 三村純也 ホトトギス 202112
えいままよ踊る阿保となり弾む 久保夢女 202112
旅鞄よりはみ出しぬ踊笠 涌羅由美 ホトトギス 202201
踊の灯消え戻りくる星の綺羅 涌羅由美 ホトトギス 202201
法螺吹きの上向いて吹く鬼踊 塩貝朱千 京鹿子 202205
祭笛三代揃ふ総踊り 澤田英紀 202207
盆唄や踊りはせぬが口づさむ 亀田虎童子 あを 202209
指の先足の先まで踊りけり 中島和子 やぶれ傘 202210
大雨の中なる郡上踊かな 山田六甲 六花 202210
後ろ手に直すうなじや踊笠 須賀ゆかり 202211
誘はれて手足の動く踊かな 太田良一 末黒野 202211
小さき手の返へし上手や阿波踊 日高みち子 やぶれ傘 202212
翳す手に弾むかけ声踊笠 大庭美智代 末黒野 202212
手をつなぎ飛び入りの子等盆踊 永田万年青 六花 202212
夜店より踊り出でたる阿波男 田尻りさ 六花 202212
盆踊り遅れ遅れの手の動き 草場つくし 六花 202212
踊→1

 

2023年8月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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