凌霄花 1   260句

凌霄花そよとの風もなかりけり    清原枴童

凌霄  凌霄花  のうぜん

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
舞台めく傀儡師の家の凌霄花 大橋敦子 雨月 199810  
帰り道凌霄花にからまれて 葉月ひさ子 船団 199812  
凌霄花おちて主役を入れ替はる 井上菜摘子 京鹿子 199901  
日曜もなかばを過ぎて凌霄花 能城檀 船団 199903  
心根をみがいてをりぬ凌霄花 関口幹雄 遠嶺 199908  
紅大尽のこせし蔵や凌霄花 岸のふ 馬醉木 199910  
閉ざされし漱石の門凌霄花 中沢三省 風土 199910  
凌霄花の散りて自尊を失はず 小宮山勇 遠嶺 199911  
凌霄花は列列述べて草書体 新井竜才 銀化 199911  
凌霄花したたか浴びし朝雫 能村登四郎 芒種 199911  
凌霄花の風のステージ従軍歌 水野範子 ぐろっけ 199911  
凌霄花や裏戸を出れば能登の海 田中藤穂 水瓶座 200002  
凌霄花にサマータイムの夕ご飯 山田六甲 六花 200007  
夏もはや半ばを過ぎぬ凌霄花 阿部ひろし 酸漿 200009  
廃屋となりて久しや凌霄花 久保晴子 雨月 200009  
黒髪にかざしてみたき凌霄花 宮倉浅子 遠嶺 200010  
町にまだ銭湯のあり凌霄花 渋谷ひろ子 酸漿 200010  
凌霄花丸太造りの駐在所 林友次郎 遠嶺 200011  
凌霄花の落花のどれも狼藉めく 佐藤真次 200011  
たとふれば卑弥呼の色や凌霄花 関根洋子 風土 200101  
飼犬が狐に見ゆる凌霄花 竹内弘子 あを 200108  
凌霄花真昼一気に炎上す 大関靖博 200109  
凌霄花の陰諍ひの声あがる 赤座典子 あを 200109  
果つるまで支えが欲しい凌霄花 真鍋瀧子 ぐろっけ 200109  
追伸の長き書簡や凌霄花 寺内佶 遠嶺 200110  
単線や人ゐぬ駅の凌霄花 竹内美智代 酸漿 200110  
凌霄花降り出すはづの昏さなる 華明日香 銀化 200110  
会釈して行交ふ人や凌霄花 関口房江 酸漿 200111  
凌霄花夕べ歩きます独り 金子皆子 海程 200111  
揺ぎなき母の座遠し凌霄花 清水伊代乃 酸漿 200112  
雨そそぐ大樹燃えをり凌霄花 檀原さち子 酸漿 200205  
凌霄花や庭茫々と葭長者 水原春郎 馬醉木 200208  
凌霄花呪文唱えつ過ぎる人 森理和 あを 200208  
遠くして凌霄花が目の高さかな 宮津昭彦 200209  
凌霄花商家に槌の紋所 早川衛津子 雲の峰 200209  
凌霄花やよきへだたりの嫁姑 石脇みはる 200209  
人絶えし家あり燃ゆる凌霄花 八木岡博江 酸漿 200210  
凌霄花さゆらいでをり街角に 河中透水 雨月 200210  
凌霄花嫁入り話突として 河野友子 六花 200210  
まだ散らぬ凌霄花の意志風の空 田中藤穂 あを 200210  
高きより重く垂れゐる凌霄花 塩川雄三 築港 200211 服部緑地公園
凌霄花や足長蜂は東から 堀義志郎 火星 200211  
凌霄花古家の匂ひ纏ひつく 小林玲子 ぐろっけ 200211  
水門を飾る石柱凌霄花 陶山泰子 ぐろっけ 200211  
里草屋威風堂々凌霄花北 磯部静歩 京鹿子 200212  
饒舌といふさびしさを凌霄花 十河恭子 雲の峯 200308  
凌霄花めけり空也の六阿弥陀 長谷柑生 200309  
凌霄花明るく咲きて散りゆける 岡田麻枝 酸漿 200309  
東北や遅れて燃えて凌霄花 堀内一郎 あを 200309  
よるべなき心と心凌霄花 石山惠子 遠嶺 200310  
凌霄花五十路半ばをうつうつと 荒井千佐代 200310  
産土の神木縋る凌霄花 岡田有峰 築港 200310  
木の家の昏きをのぼり凌霄花 加瀬美代子 200310  
天に灼け地上に焼けて凌霄花 村上沙央 200311  
花落しつゝ咲き進み凌霄花 三井孝子 六花 200311  
凌霄花の金網のぼる児童館 白井墨絵 遠嶺 200311  
陶窯の火色に揺るる凌霄花 谷泰子 ぐろっけ 200311  
凌霄花手のつけやうもなく咲けり 竹下道子 京鹿子 200312  
傾斜よき瓦まくらに凌霄花 中崎敞子 ぐろっけ 200312  
身のり出し自立宣言凌霄花 中野英歩 八千草 200401  
凌霄花のこぼれて子には故郷なる 山田六甲 六花 200407  
人とゐてうれしき日なり凌霄花 竹内悦子 200409  
教会の左右を覗き凌霄花 近藤きくえ 200409  
平らかに昼の海あり凌霄花 谷口佳世子 200409  
朝明けの一樹彩る凌霄花 須原照子 京鹿子 200409  
たつぷりと真昼を眠り凌霄花 吉田順子 帆船 200409  
閂のままに朽ちし扉凌霄花 竹腰千恵子 200409  
此企谷の雨をおもへり凌霄花 佐々木咲 草の花 200409  
開け放つ峡の一戸や凌霄花 井口初江 酸漿 200409  
地の熱を吸上げてゐる凌霄花 早崎泰江 あを 200409  
登りつめまだ登りたき凌霄花 高橋瑛子 河鹿 200410  
も一人のわたしは怠惰凌霄花 中村恭子 200410  
凌霄花知足てふいとあぢきなし 風間史子 200410  
いろいろな犬通りけり凌霄花 大山文子 火星 200410  
凌霄花夕べの眼鏡洗ひけり 中谷葉留 風土 200410  
垣越えて国ぬけのごと凌霄花 今瀬一博 200410  
凌霄花からみ妬ごころ炎え易し 荻野千枝 京鹿子 200410  
修理中の足軽長屋に凌霄花 片桐まこと 200410  
凌霄花ちり紙交換車の通る 鈴木五鈴 草の花 200411  
凌霄花や少年性をもて余す 沼田巴字 京鹿子 200501  
凌霄花や鍔に刻める隠れ耶蘇 下山田美江 風土 200508  
凌霄花のぽたぼた故郷猫をどり 山田六甲 六花 200508  
負けん気の強き女や凌霄花 水原春郎 馬醉木 200509  
凌霄花葬の鉦の漁家を漏れ 服部鹿頭矢 馬醉木 200509  
ひるむなくかんかん照の凌霄花 石垣幸子 雨月 200509  
二階へと梯子を伸ばし凌霄花 大塚隼人 対岸 200509  
凌霄花赤子よく泣きよく笑ふ 長坂ヤス子 酸漿 200509  
ドーム立つ穹に無言の凌霄花 羽田岳水 馬醉木 200510  
レオタード干す竿の先凌霄花 楯野正雄 200510  
凌霄花や地球を丸く落ちにけり 竹内悦子 200510  
指にまだ馴染まぬリング凌霄花 倉持梨恵 200510  
言はずおくこと凌霄花ゆれやまず 折橋綾子 200510  
枝先に縋りて風の凌霄花 橋本貞二 酸漿 200510  
凌霄花もたれてみたき刻がある 柴田朱美 京鹿子 200510  
手文庫に忌日があふれ凌霄花 柴田朱美 京鹿子 200510  
夢売りに夢買ふ女凌霄花 柴田朱美 京鹿子 200510  
家系図のその先不明凌霄花 柴田朱美 京鹿子 200510  
直子忌の凌霄花かくも美しき 堀井英子 雨月 200510  
散り際の彩尽くしけり凌霄花 清水ミツコ 200511  
凌霄花海際にたつプチホテル 湯浅夏以 遠嶺 200511  
凌霄花のうぜんの錠を忘れし窓守る 松本恒子 ぐろっけ 200511  
街道の雨上がりけり凌霄花 早矢仕元 栴檀 200511  
凌霄花の覆へる余白ありて窓 溝内健乃 雨月 200511  
手塚山の町並瀟洒凌霄花 溝内健乃 雨月 200511  
凌霄花風にまかせて夜叉めけり 安田優子 京鹿子 200601  
凌霄花生き生き落ちる不孝かな 伊藤希眸 京鹿子 200601  
凌霄花のうぜんや古利根川のなまぐさき 瀧春一 常念 200606 古利根川
眼裏の海のざわめき凌霄花 戸村よねこ 遠嶺 200608  
手をかざしまた歩み出す凌霄花 戸栗末廣 火星 200610  
ゆるされて軍鶏抱くほてり凌霄花 前田貴美子 万象 200610  
凌霄花の夜通し咲いて疲れなし 濱地恵理子 200610  
高々と不意打ちの朱や凌霄花 嶋田摩耶子 ホトトギス 200611  
耐ふること貫き通し凌霄花 山口高子 200611  
凌霄花茹でしと云へり震災忌 松崎鉄之介 200611  
こども百十番の家凌霄花 寿栄松富美江 200612  
欲深き色に咲きけり凌霄花 今谷脩 ぐろっけ 200707  
凌霄花たまたまわれに雫せる 宮津昭彦 200708  
凌霄花朝の大地を引き上ぐる 神蔵器 風土 200709  
南中や蔓を自在に凌霄花 柿沼盟子 風土 200709  
燃ゆる如し遠くより見し凌霄花 深沢梅子 200709  
凌霄花遊女を追ひて死にしとふ 荒井千佐代 200709 出島
凌霄花あふれ真昼の水暗む 清水節子 馬醉木 200709  
凌霄花はるか聞こゆる母の声 中貞子 200710  
大皿に凌霄花ボッティチェリ 中野京子 200710  
幕開けの華やぎに似る凌霄花 加藤峰子 200710  
凌霄花雨の忌日となりにけり 田原陽子 200710  
わが迷ひ子に継がれをり凌霄花 高橋道子 200710  
決断のまだ揺れてゐる凌霄花 栗原公子 200710  
日に幾度すぎ行く雨や凌霄花 片野美代子 酸漿 200710  
本陣の門の篝火凌霄花 船越和香 馬醉木 200710  
過ぎてゆく風の重さや凌霄花 清水明子 遠嶺 200711  
南溟の雲の匂ひや凌霄花 小宮山勇 遠嶺 200711  
凌霄花満中陰の軒を這ふ 馬越幸子 ぐろっけ 200711  
船板塀つづく近江や凌霄花 木下ふみ子 馬醉木 200711  
すぐ上に蝕済む月と凌霄花 大島翠木 200712  
凌霄花の天にその朱を極めけり 椋本一子 雨月 200801  
風呼びつ風に呼ばれつ凌霄花 林翔 200809  
凌霄花や門扉大きく開いてをり 奥田順子 火星 200810  
惜しみなくほむら散らして凌霄花 北川とも子 ぐろっけ 200810  
別荘の開け放されて凌霄花 中川悦子 酸漿 200810  
人影のなき公園の凌霄花 清水伊代乃 酸漿 200810  
棕櫚の木のもう凌霄花となるほかなく 服部早苗 200810  
凌霄花三年先は思はざる 前川明子 200810  
池に浮くオフェリアめけり凌霄花 松崎鉄之介 200811  
凌霄花をはりの花となりにけり 鈴木幾子 酸漿 200811  
炎天の色は冷めたし凌霄花 瀧春一 深林 200901  
森深きテラスハウスや凌霄花 中川すみ子 200909  
平等院の壁画剥落凌霄花 小嶋泰家 炎環 200909  
凌霄花やうやくできし逆上り 伊東湘三 春燈 200909  
凌霄花の背伸びして聴く天の声 上原重一 200909  
咲きてこぼれ三丁目の角凌霄花 木村茂登子 あを 200909  
凌霄花報せあるまで炎色 入江節子 ろんど 200909  
おどけても淋しさ残る凌霄花 柴田朱美 京鹿子 200909  
凌霄花爛れて犬歯浮いてくる 柴田朱美 京鹿子 200909  
凌霄花華麗なる過去ひきずつて 柴田朱美 京鹿子 200909  
放水の穂先ひかるや凌霄花 榎本佐智子 末黒野 200910  
凌霄花一行で足る家族欄 垣岡暎子 火星 200910  
凌霄花丸に二の字の廟所かな 橋添やよひ 風土 200910  
腰布を巻けば島人凌霄花 奥田茶々 風土 200910  
凌霄花のうぜんや風川下へ向き変はる 渡邊孝彦 やぶれ傘 200910  
日輪のきれぎれたりや凌霄花 原田達夫 200910  
凌霄花男世帯の庭飾る 井口初江 酸漿 200910  
幾重にも蔓のもつれて凌霄花 芥川多喜子 200910  
凌霄花のまっ盛りなる団子茶屋 田中藤穂 あを 200910  
凌霄花散りても炎点しけり 安永圭子 風土 200911  
大空に諸手広ぐる凌霄花 道給一恵 遠嶺 200911  
凌霄花散る日蝕にかかはらず 小林正史 200911  
天を摩す大樹の梢の凌霄花 廣瀬義一 雨月 200911  
凌霄花晴耕雨読よしとして 杉本綾 あい 201009  
凌霄花悪にたましひ売る芝居 安居正浩 201009  
凌霄花我が居を見つけ洋風館 伊吹之博 京鹿子 201009  
集合は早朝七時凌霄花 石脇みはる 201010  
揺れ止まぬ無住の寺の凌霄花 笠井敦子 201010  
火遊びの日暮れあやふき凌霄花 柴田朱美 京鹿子 201010  
誘惑にかたむいてゆく凌霄花 柴田朱美 京鹿子 201010  
混濁の意識のなかの凌霄花 柴田朱美 京鹿子 201010  
凌霄花いつか自分に酔つてをり 柴田朱美 京鹿子 201010  
車庫出しの邪魔しておりぬ凌霄花 磯田せい子 ぐろっけ 201010  
喪の家に米とぎゐたり凌霄花 渡邉美保 火星 201010  
しなやかに健やかに生き凌霄花 菅野雅生 ろんど 201010  
今日の知恵けふ使ひきり凌霄花 吉田政江 201010  
寝不足の眼にまぶし凌霄花 岡久枝 酸奬 201010  
曇日に日のあるごとし凌霄花 土屋喜美代 酸奬 201010  
ぬばたまの闇にからまる凌霄花 清海信子 末黒野 201011  
咲き満ちて散るも一途や凌霄花 藤田千枝子 末黒野 201011  
目印の凌霄花揺るる葬の家 中村良子 201011  
凌霄花をとこ一人を持て余す 荒井千佐代 201011  
咲きのぼる凌霄花よりベビーカー 北村香朗 京鹿子 201011  
電柱を一樹のごとく凌霄花 國保八江 やぶれ傘 201012  
盤水逝く凌霄花のまだ咲きゐるに 山田春生 万象 201012  
ピアノ弾く乙女の窓辺凌霄花 兼子栄子 酸奬 201012  
碧天に父母の苑在り凌霄花 日下部亞こ ろんど 201108  
凌霄花己に倦みて揺れ始む 山尾玉藻 火星 201108  
凌霄花のうぜんや昨夜の雨の水溜り 竹内悦子 201109  
震災に負けじと燃える凌霄花 羽賀恭子 201109  
凌霄花しづまり返る昼下り 早崎泰江 あを 201109  
酒蔵にひそと風呼ぶ凌霄花 宮田香 201110  
右手よく働く日なり凌霄花 浅田光代 風土 201110  
医を学びし素十・みづほや凌霄花 中沢三省 風土 201110  
凌霄花昼のしじまを散り急ぐ 田村園子 201110  
大屋根に色を伸ばせし凌霄花 井上静子 201110  
凌霄花男もノラになりたがる 柴田朱美 京鹿子 201110  
ひと言が夛くて絡む凌霄花 柴田朱美 京鹿子 201110  
身の内の垣が崩れて凌霄花 柴田朱美 京鹿子 201110  
凌霄花知らない国を探してる 直江裕子 京鹿子 201111  
登るより垂るるがよろし凌霄花 大坪景章 万象 201112  
凌霄花蔵たてたのはおじいちゃん 中原幸子 船団 201201  
年毎に増え咲き盛る凌霄花 稲畑汀子 ホトトギス 201208  
卓袱台に顎のせて犬凌霄花 中山純子 万象 201208  
凌霄花盛りて一日疲れをり 高橋あさの 201209  
凌霄花の不法侵入垣根越え 能勢栄子 201210  
縋るものあれば選ばず凌霄花 松本三千夫 末黒野 201210  
さしかかる鳥羽街道の凌霄花 中村洋子 風土 201210  
曇天の音に零れし凌霄花 山本耀子 火星 201210  
凌霄花男住まひを枝垂れ咲く 神田千枝女 雨月 201210  
咲くほどに散り重なりて凌霄花 有賀鈴乃 末黒野 201211  
夕映の色重ね合ふ凌霄花 清水元子 末黒野 201211  
ウィンカーのウィンク右へ凌霄花 渕上千津 201211  
凌霄花からだ揺すりてギター弾く 亀田やす子 ははのこゑ 201306  
生れ付き声甲高き凌霄花 上野かりん ろんど 201309  
迷ひたるばかりに出逢ふ凌霄花 福永尚子 ろんど 201309  
左金剛街道筋の凌霄花 中村ふく子 201310  
凌霄花の討死数多朝嵐 北村淳子 ろんど 201310  
古き家の棕櫚に纏はる凌霄花 北郷和顔 末黒野 201310  
夕映によどむ運河や凌霄花 瀬戸悠 風土 201310  
ライバルは常に良き友凌霄花 板橋昭子 201310  
魚臭濃き町の迷路や凌霄花 大橋伊佐子 末黒野 201311  
紡ぎたき風の行方や凌霄花 奥井あき 201311  
凌霄花を支へ耐へ来し細き松 水野範子 ぐろっけ 201311  
何の木か一樹領して凌霄花 堀田恵美子 雨月 201311  
凌霄花なだれ肋の折れてゐる 伊藤希眸 京鹿子 201312  
凌霄花庭から元気溢れをり 山荘慶子 あを 201409  
一途さの時に厄介凌霄花 楠原幹子 201409  
太陽の気をからめとり凌霄花 近藤喜子 201410  
狂恋のオーラ醸せり凌霄花 卯木堯子 春燈 201410  
たぎる血のまだあり風の凌霄花 栗原公子 201410  
凌霄花女ばかりの家覆ふ 森岡正作 201410  
凌霄花咲けば誰かに死への使者 大木清美子 201410  
病名に触れずに別れ濃凌霄花 吉田きみえ 末黒野 201410  
凌霄花の朱やおひおひに昼闌けて 西田孝 ろんど 201410  
お向かひに庭師の影や凌霄花 渡邊孝彦 やぶれ傘 201410  
一幡の小袖塚には凌霄花 田中貞雄 ろんど 201410 鎌倉妙本寺吟
木の生血吸ふも生業凌霄花 時澤藍 201411  
凌霄花や道を急がぬ猫のゐて 瀬島洒望 やぶれ傘 201411  
恐れ入るほど散り敷ける凌霄花 松田明子 201412  
凌霄花の掃き寄せられて光増す 大木清美子 201509  
凌霄花墓地の鉄扉は押せば開く 内海良太 万象 201509  
調律の音洩れ来る凌霄花 樺山翠 雨月 201509  
天空にのびて光の凌霄花 吉田順子 201510  
湧く雲へ竜のごと伸ぶ凌霄花 片岡さか江 末黒野 201510  
この街の塀を飾りし凌霄花 平居澪子 六花 201510  
道ならぬ恋にかも似し凌霄花 竹内弘子 あを 201510  
行く先は逆算でよみ凌霄花 元橋孝之 京鹿子 201511  
こぼれつぎ日々新しき凌霄花 稲垣佳子 末黒野 201511  
電柱を日ごと絞めゆく凌霄花 服部早苗 201511  
塔影に頼るものあり凌霄花 丸井巴水 京鹿子 201512  
あを空へ上りつめたる凌霄花 苑実耶 201512  
母の忌や窓にさゆらぐ凌霄花 平野みち代 201602 凌霄花 →2

 

2019年7月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。