夏 衣 (夏着) 2      15句

飲てわするゝ茶は水になる 其角  曠野集
誰か来て裾にかけたる夏衣  角       

夏衣  夏服  白服  麻服

作品
作者
掲載誌
掲載年月
風炉先のかな文字匂ふ夏衣 吉田順子 201708
仕付苧のままなる妣の夏衣 松橋輝子 末黒野 201709
灘といふ海の折所や夏衣 山本無蓋 201709
脱皮して脱ぎつ放しの夏衣 青柳雅子 春燈 201710
夏衣この身の淡きたなごころ 亀井福恵 京鹿子 201712
またすこし痩せしとおもふ夏衣 宮川みね子 風土 201811
夏衣着替へて今日はデーケアヘ 千葉惠美子 末黒野 201904
夏衣少し派手目に友と逢ふ 千葉惠美子 末黒野 201904
父母兄姉遠くなりけり夏衣 小田嶋野笛 末黒野 201911
敬と愛説く墨染の夏衣 塩貝朱千 京鹿子 201911
寡黙なる男の起居夏衣 林紀夫 春燈 202009
演能の采女萌葱の夏衣 成宮紀代子 202101
洗濯機軽くまはすや夏衣 梅津まり子 末黒野 202108
外出可になる日近付く夏着縫ふ 鈴木石花 風土 202109
逝く人に掛くる遺愛の夏衣 笠井令子 202210
夏衣 →1

 

2023年7月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。