麦の秋 3     100句

うれしけに犬の走るや麥の秋    正岡子規

麦の秋  麦秋  麦刈

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
子を抱きて羅漢傾く麦の秋 石田野武男 万象 200408  
日は西に出雲街道麦の秋 潮伸子 風土 200408  
例幣使街道下る麦の秋 森田節子 風土 200408  
明日あると思うて眠る麦の秋 河西みつる 草の花 200408  
焼酎の銘柄に酔ふ麦の秋 中谷喜美子 六花 200408  
田の神に目礼をして麦の秋 古木正行 河鹿 200408  
麦の秋風のおりなす日の光芒 彦坂範子 ぐろっけ 200408  
ハスキーな汽笛一声麦の秋 阪本哲弘 200409  
耳たぶにガラス玉揺れ麦の秋 中山純子 万象 200409  
麦の秋のどの渇きに戻りたる 中山純子 万象 200409  
水軍の榮えし島も麥の秋 遠藤逍遙子 風土 200409  
霧吹きて休ます衣裳麦の秋 柿沼盟子 風土 200409  
麦の秋絵本の活字大きくて 中村雅樹 百鳥 200409  
駒繋錆つき町並み麦の秋 梅村五月 栴檀 200409  
麦の秋小ぶりの杉玉吊さるる 梅村五月 栴檀 200409  
上棟の鑿音ひびく麦の秋 池田鶴月 栴檀 200409  
目鼻大き志功の女麦の秋 岡淑子 雨月 200409  
広大な干拓の村麦の秋 川瀬信子 築港 200409  
抽斗にヨードチンキや麦の秋 平万紀子 200409  
顔を出すだけで半日麦の秋 青山丈 200409  
耳遠くなりたる顔や麦の秋 鈴木多枝子 あを 200409  
黒潮に張出す岬麦の秋 山田弘子 ホトトギス 200410  
大鉢の半乾きなる麦の秋 佐藤忍 万象 200410  
麦の秋夫の口座を消しにゆく 齋藤宣子 帆船 200410  
売れ残る子犬が二匹麦の秋 高倉恵美子 200410  
保育所を円く残して麦の秋 佐藤哲 万象 200411  
風を呼ぶ畦の直線麦の秋 相川秀子 帆船 200504  
畦みちをふさぐ赤ん坊麦の秋 鷹羽狩行 200505  
出されたるものを羽織るや麦の秋 小島輝和 帆船 200506  
碑も墓も石なり麦の秋 山田六甲 六花 200506 文鳥忌 五月二十六日
赤んぼに首なめられて麦の秋 中村房枝 六花 200506  
麦の秋尽きることなき孫自慢 辻田忠俊 築港 200507  
使ひ切る洗濯挟み麦の秋 渡部節郎 200507  
自転車のペダルゆつくり麦の秋 早崎泰江 あを 200507  
理科室の兎逃げ出す麦の秋 神宮きよい 馬醉木 200508  
軍隊行李は夫の青春麦の秋 市川玲子 春燈 200508  
鄙住み碧水深し麦の秋 林雪江 春燈 200508  
土偶でくの眼の小さきくらやみ麦の秋 横松しげる 遠嶺 200508  
船室の花籠ゆるる麦の秋 飯塚ゑ子 火星 200508  
地のつづく限り日が射し麦の秋 遠藤真砂明 200508  
横長に使ふ葉書や麦の秋 高木嘉久 200508  
ハモニカに鉄の味する麦の秋 林昭太郎 200508  
学校の隣は役場麦の秋 松澤秀昭 200508  
わたましの柳行李や麦の秋 東野鈴子 雨月 200508  
麦の秋母校は生徒少なくて 森田久枝 築港 200508  
麦の秋引越し荷物に鍬と鋤 徳丸峻二 風土 200508  
カーナビに従ふ運転麦の秋 鈴木石花 風土 200508  
峠より広がる伊予は麦の秋 筒井八重子 六花 200508  
道草を覚えはじめし麦の秋 浜上貴久子 河鹿 200509  
飢ゑしるき少年の日々麦の秋 藤原たかを 馬醉木 200509  
馬跳びの馬一列に麦の秋 猪俣洋子 200509  
手をつなぎ行く園児らに麦の秋 森野俊子 遠嶺 200509  
少年の嘘育ちゆく麦の秋 林昭太郎 200509  
早起きの雀日に日に麦の秋 中山純子 万象 200509  
地平までミレーの村の麦の秋 木暮剛平 万象 200509  
街道や「塩釜」頬張る麦の秋 舘泰生 風土 200509  
七十のデルデスデムデン麦の秋 竪山道助 風土 200509  
三つ建つ博物館や麦の秋 井上あい 風土 200509 飛鳥山
麦の秋わけても父の生地かな 片山タケ子 200509  
式場へバス借り切つて麦の秋 岩永恵子 百鳥 200509  
読み返す昔の手紙麦の秋 石川英利 百鳥 200509  
少年のバイク一列麦の秋 高木武人 百鳥 200509  
六世紀の円墳囲み麦の秋 葛馬房夫 雨月 200509  
麦の秋移動パン屋の焼くにほひ 東野鈴子 雨月 200509  
喫泉にまなこを濡らし麦の秋 片山喜久子 雨月 200509  
振り向けばいま来し道が麦の秋 大城まつ子 200509  
山里の豊かな麦の秋見つゝ 松尾緑富 ホトトギス 200510  
集落の屋根みな赤し麦の秋 小林眞彦 遠嶺 200510  
河口とはふくるるところ麦の秋 沼田巴字 京鹿子 200510  
しつかりと電柱立てり麦の秋 長井順子 200510  
寅さんの柴又を発つ麦の秋 松本文一郎 六花 200511  
鳥形の雲を浮かべて麦の秋 松本文一郎 六花 200511  
宮無住集ひは寺に麦の秋 中原吟子 雨月 200601  
門前にシユークリーム屋麦の秋 奥田弦鬼 風土 200601  
母への文妹への文麦の秋 奥田弦鬼 風土 200601  
空に出て金蠅美しき麦の秋 戸栗末廣 火星 200603  
小説など書きたきこころ麥の秋 瀧春一 常念 200606  
麦の秋道は嶺へと弧を描く 与川やよい 遠嶺 200606  
子を少し叱りすぎたと麦の秋 赤木真理 ぐろっけ 200606  
背に負へる子のおもらしや麦の秋 山田六甲 六花 200606  
文字拾ふブロックルーペ麦の秋 代田幸子 200607  
麦の秋柳のかごの飴色に 赤木真理 ぐろっけ 200607  
この村にのこる踏絵や麦の秋 神蔵器 風土 200607  
真四角な一ヘクタール麦の秋 泉田秋硯 200608  
いい顔の老人に遇ふ麦の秋 梅本豹太 200608  
孤独てふ力ありけり麦の秋 七種年男 200608  
馬つなぐ環の赤錆麦の秋 宮田豊子 春燈 200608  
細長きわが町抜けし麦の秋 植松美根子 200608  
大日の払子触れたる麦の秋 西村純太 200608  
登り棒あれば登る子麦の秋 井上信子 200608  
山羊の目の焦点ゆるぶ麦の秋 吉田明子 200608  
誰彼に礼する媼麦の秋 青山悠 200608  
雨のまま昏るる明るさ麦の秋 藤岡紫水 京鹿子 200608  
庭下駄のなじむふるさと麦の秋 廣畑忠明 火星 200608  
麦の秋姪がねむりに来てをりぬ 城孝子 火星 200608  
自戒また破りてしまふ麦の秋 安田とし子 ぐろっけ 200608  
潮風が大地揺さぶる麦の秋 木内美保子 六花 200608  
焦げくさき野末の夕日麦の秋 白澤よし子 馬醉木 200609  
牛飼ひの声やはらかき麦の秋 富岡三枝子 200609  
遠き日の隠れ念仏麦の秋 酒井静子 四葩 200609 麦の秋 4 →

 

2014年5月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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