曼珠沙華 3     100句

空澄めば飛んで来て咲くよ曼珠沙華    及川貞

彼岸花 死人花 捨子花 狐花 幽霊花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
曼珠沙華炎の点々と過ぎし日よ 丹羽杏華 京鹿子 200201
曼珠沙華残り咲きをり杖頼り 丹羽杏華 京鹿子 200201
洗ひ晒しの空へ差し出す曼珠沙華 荒川美邦 京鹿子 200201
サロメ舞ふ激しさにあり曼珠沙華 千坂美津恵 200201
雨空や径を覆へり曼珠沙華 小菅高雪 春耕 200201
菩提寺へ抜ける畦みち曼珠沙華 海老澤映草 春耕 200201
野地蔵や曼珠沙華咲くひとところ 相蘇こいと 春耕 200201
夕映えつ土手行く人ら曼珠沙華 浅野恵美子 酸漿 200201
曼珠沙華褪する此岸の理に 溝内健乃 雨月 200201
曼珠沙華感性の蕊ぴんと張り 岡淑子 雨月 200201
曼珠沙華只一本といふ不思議 岩瀬操舟 円虹 200201
曼珠沙華つくづく高所恐怖症 角田信子 六花 200201
曼珠沙華悲恋の巫女の化身かな 河内童楽 六花 200201
いちはやく曼珠沙華の花の列 雨村敏子 200201
このあたり風出できたり曼珠沙華 雨村敏子 200201
曼珠沙華稲に南方渡来説 太田土男 百鳥 200201
燃え尽きて紙縒のごとし曼珠沙華 後藤秋邑 百鳥 200201
曼珠沙華十三塔を数へけり 谷上佳那 百鳥 200201
足もとのみんなあやふき曼珠沙華 山口速 200201
女の神の山の裾濃の曼珠沙華 安西可絵 200201
情念のごとく噴き上げ曼珠沙華 藤坂陽子 200201
曼珠沙華消えし野の畦広きとも 稲岡長 ホトトギス 200202
此の坂をゆけば祇王寺曼珠沙華 嶋田一歩 ホトトギス 200202
飛鳥野の土着の赤か曼珠沙華 佐藤淑子 雨月 200202
お使ひの子の風となる曼珠沙華 峰岸よし子 200202
火の川となる曼珠沙華映りゐて 久保田由布 ぐろっけ 200202
今死なば炎の中ならむ曼珠沙華 荒井千佐代 系図 200203
曼珠沙華群れて木曽路はまだ暮れず 宮原みさを 花月亭 200208
噂聞く次は吾が身か曼珠沙華 須賀悦子 ぐろっけ 200209
曼珠沙華あるくところに出て咲くよ 阿部ひろし 酸漿 200210
曼珠沙華咫尺に拝す無縁墓 川村政枝 築港 200210
咲ききつて人拒みゐる曼珠沙華 加藤はま子 200210
曼珠沙華人目を忍ぶこともなし 堀内一郎 あを 200210
一行の詩も得ず褪せる曼珠沙華 品川鈴子 ぐろっけ 200210
地の果に戦つづけり曼珠沙華 水原春郎 馬醉木 200211
小流れにもつれる小径曼珠沙華 藤岡紫水 京鹿子 200211
土手あれば畷のあれば曼珠沙華 鷹羽狩行 200211
曼珠沙華一直線のこゑをあぐ 神蔵器 風土 200211
月に兎相模に白き曼珠沙華 須佐薫子 帆船 200211
平面図側面図白き曼珠沙華 須佐薫子 帆船 200211
正室の萩側室の曼珠沙華 大野里詩 帆船 200211
鬨あげて村いつぱいの曼珠沙華 三浦照子 帆船 200211
片頬に同じ日のある曼珠沙華 嵯峨根鈴子 火星 200211
曼珠沙華純子の声の名残とも 坂本俊子 200211
窯出しの壺の火だすき曼珠沙華 清水由惠 200211
向うから見ればあつちや曼珠沙華 山田六甲 六花 200211
秀野忌は曼珠沙華忌とまうすべき 西田もとつぐ 雲の峰 200211
高麗川に沿ひ咲きのぼる曼珠沙華 田中重子 雲の峰 200211
曼珠沙華十四五本のふたならび 堀内一郎 あを 200211
うかつにも消せぬひと言曼珠沙華 芝宮須磨子 あを 200211
曼珠沙華明日香の花と思ひけり 泉田秋硯 200212
曼珠沙華曽て蘇我氏の血を浴びし 泉田秋硯 200212
鬼の石謎の立石曼珠沙華 長沼冨久子 馬醉木 200212
曼珠沙華暮色はいつも水辺より 政木紫野 馬醉木 200212
起こしてもあらかたは伏す曼珠沙華 小林清之介 風土 200212
川幅に川の流れて曼珠沙華 瀬戸悠 風土 200212
曼珠沙華ひしめきて音なかりけり 生田恵美子 風土 200212
連なりて修那羅峠の曼珠沙華 代田青鳥 風土 200212
この村の色のはじめの曼珠沙華 鷹羽狩行 200212
奥多摩は魔女棲むところ曼珠沙華 小澤克己 遠嶺 200212
倒れたる曼珠沙華なほ蘂を張る 塩川雄三 築港 200212
曼珠沙華紅きは紅きまま朽ちて 塩川雄三 築港 200212
曼珠沙華峡の水音峡の音 塩川雄三 築港 200212
バスでゆく鎌倉街道曼珠沙華 小川洋子 帆船 200212
立札に子供の標語曼珠沙華 渡部昌子 百鳥 200212
曼珠沙華枯れては女テロリスト 西田もとつぐ 雲の峰 200212
曼珠沙華百万本の地は熱し 望月晴美 200212
曼珠沙華来るな来るなと人を呼ぶ 大場佳子 銀化 200212
錯乱の姫のかんざし曼珠沙華 小倉斑女 銀化 200212
曼珠沙華木の下陰になほ赤し 渡辺初枝 酸漿 200212
巾着田沿ふ瀬の清し曼珠沙華 古川さかえ 酸漿 200212
五平餅焼ける匂ひや曼珠沙華 東芳子 酸漿 200212
野のはての大地炎えたつ曼珠沙華 林敬子 酸漿 200212
曼珠沙華華やぎ咲くが寂しかり 大山妙子 酸漿 200212
牛を積む貨車の過ぎゆく曼珠沙華 山口幸子 200212
かたまりて燃えてすさまじ曼珠沙華 山田香代子 200212
諦めて忘れゐたりし曼珠沙華 品川鈴子 ぐろっけ 200212
血流は十万粁や曼珠沙華 竹内方乃 ぐろっけ 200212
大和路は寺の甍と曼珠沙華 吉村河鹿 ぐろっけ 200212
ぽつぽつと地熱の赤さ曼珠沙華 今瀬剛一 対岸 200212
曼珠沙華咲いて供物に酢の匂ひ 押尾弘子 対岸 200212
曼珠沙華見てゐる口の渇きけり 安田青葉 対岸 200212
曼珠沙華マグマを秘めし地の螺髪 山陰石楠 200301
葬送といへど陽気に曼珠沙華 磯崎清 200301
曼珠沙華一瞬台詞詰りけり 山遊亭金太郎 百鳥 200301
せせらぎの鯉のかたまる曼珠沙華 高柳かつを 百鳥 200301
曼珠沙華真白に伊勢の麻績氏の地 密門令子 雨月 200301
曼珠沙華隠し持ちたる刃かな 佐々木悦子 帆船 200301
陽を吸うて色失へり曼珠沙華 鳴海清美 六花 200301
曼珠沙華燃え尽きわたし生きてゐる 志方章子 六花 200301
曼珠沙華葉のあをあをと冬立てり 田中藤穂 あを 200301
舫ひ船傾く土手の曼珠沙華 小西瑞穂 ぐろっけ 200301
無縁墓あまた見し日の曼珠沙華 小林玲子 ぐろっけ 200301
火事花と教えし母の曼珠沙華 岩木眞澄 ぐろっけ 200301
曼珠沙華男の匂がするという 苑田ひろまさ 200302
寝ちがうてをりすぐ横の曼珠沙華 田中英子 火星 200302
曼珠沙華一揆の村に飛火せり 和田照海 京鹿子 200302
御仏に白き蘂吐く曼珠沙華 池田倶子 雨月 200302
炎え尽くるとも直立の曼珠沙華 真保喜代子 200302

曼珠沙華 4→

     

 

2021年9月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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