曼珠沙華 12  125句

彼岸花 死人花 捨子花 狐花 幽霊花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
曼珠沙華反りひげ張つて風に立つ 小林清之介 風土 201112  
捨つるほど雅号を持てど曼珠沙華 田中貞雄 ろんど 201112  
蜿蜒と烈日原野曼珠沙華 石倉千賀子 ろんど 201112  
曼珠沙華ご先祖さまの喝喝と 加藤みき 201112  
転生は小鳥を思ふ曼珠沙華 大島翠木 201112  
曼珠沙華しづまりかへる脳波かな 大島翠木 201112  
風に揺るる魂あまた曼珠沙華 岩月優美子 201112  
夢なれど鹹湖に泛ぶ曼珠沙華 西村純太 201112  
天仰ぐのみの淋しさ曼珠沙華 ことり 六花 201112  
曼珠沙華は創世の火のごとく 水野恒彦 201201  
南中の火星夜の曼珠沙華 雨村敏子 201201  
行く雲にのりてゆきたし曼珠沙華 中野京子 201201  
一本の曼珠沙華より仏道 古賀しぐれ ホトトギス 201201  
水にほふからくれなゐの曼珠沙華 熊切光子 末黒野 201201  
曼珠沙華水の涸れたる水車小屋 太田良一 末黒野 201201  
笹刈りし跡に叢立ち曼珠沙華 波多野孝枝 末黒野 201201  
錆びてなほ放恣の蘂の曼珠沙華 山本無蓋 201201  
卓上に欣一の白曼珠沙華 大坪景章 万象 201201 沢木欣一先生
一村を呑みこんでゐる曼珠沙華 高倉恵美子 201201  
曼珠沙華棚田の畦を燃え立たす 永塚尚代 ぐろっけ 201201  
曼珠沙華京に女の車引き 古井公代 ぐろっけ 201201  
この時代産まれて生きて曼珠沙華 森田子月 ぐろっけ 201201  
束にしてあと幾ばくの曼珠沙華 北村香朗 京鹿子 201201  
師碑ありてふるさとめく地曼珠沙華 田所節子 201201  
曼珠沙華炎といふ字さながらに 林昭太郎 201201  
死は生に優るみちのり曼珠沙華 工藤節朗 201201  
執念を燃やし赤あか曼珠沙華 能美昌二郎 201201  
忽然とあらはれて消ゆ曼珠沙華 花田心作 201201  
残像のあざやかなりし曼珠沙華 花田心作 201201  
能勢の子に空の果てなし曼珠沙華 蘭定かず子 火星 201201  
曼珠沙華三角巾の子がひとり 西畑敦子 火星 201201  
曼珠沙華糸玉紅くもつれゐし 平居澪子 六花 201201  
どの空も青極まれり曼珠沙華 藤生不二男 六花 201201  
畦道に板の鳥居や曼珠沙華 丑久保勲 やぶれ傘 201201  
突つ立てるままに灯を消す曼珠沙華 橋本くに彦 ホトトギス 201202  
曼珠沙華白に咲きゐて炎立つ 延広禎一 201202  
曼珠沙華茎に微塵も歪みなし 宮井知英 201202  
燃えつくる速さよ畦の曼珠沙華 田所洋子 雨月 201202  
曼珠沙華刈られゐたるも曼珠沙華 松下八重美 夢見の鐘 201203  
曼珠沙華行つてはならぬ道のあり 小林朱夏 201204  
朱の群れに一本白し曼珠沙華 岡野里子 末黒野 201204  
紅奪ひ尽し廃寺の曼珠沙華 亀井紀子 201205  
死ぬなんて言つてくれるな曼珠沙華 石川笙児 馬込百坂 201206  
曼珠沙華いつもうしろに母がゐて 田中貞雄 万華鏡 201206  
曼珠沙華飛鳥の田畦誰も行かず 立石萌木 雨月 201208  
忌心に叶ふ赤さや曼珠沙華 稲畑廣太郎 ホトトギス 201209  
曼珠沙華咲いて土竜を通せんぼ 菅原孟 かさね 201209  
蝉塚のここにも咲ける曼珠沙華 北崎展江 くりから 201209  
海を見て目を休めをり曼珠沙華 北崎展江 くりから 201209  
帰化人の血潮とみたり曼珠沙華 頓所友枝 冬の金魚 201209  
朱は彼岸白は此岸や曼珠沙華 稲畑廣太郎 ホトトギス 201210  
曼珠沙華離れて白き曼珠沙華 神蔵器 風土 201210  
かたまれば分相応の曼珠沙華 大島翠木 201211  
一叢は思はぬところ曼珠沙華 森岡正作 201211  
曼珠沙華の中を流るる安来節 山田六甲 六花 201211  
たぶらかすためらはす風曼珠沙華 山田六甲 六花 201211  
つり竿で長刀払ひ曼珠沙華 山田六甲 六花 201211  
曼珠沙華棚田の畦を区切りをり 高瀬博子 六花 201211  
曼珠沙華ざんばら髪となりて散る 高瀬博子 六花 201211  
曼珠沙華見てゐて狂ふかも知れず 高瀬博子 六花 201211  
橋づくしの堀川めぐり曼珠沙華 酒井秀郎 返り花 201211  
曼珠沙華一つ離れて曼珠沙華 木村茂登子 あを 201211  
存念の一誌ありけり曼珠沙華 田中臥石 末黒野 201211  
野仏の丈に添ひ咲く曼珠沙華 加瀬伸子 末黒野 201211  
夕映のひかり裸身の曼珠沙華 水野恒彦 201211  
曼珠沙華地の夕焼けに謝すごとし 大島翠木 201211  
かむなびの一燭となり曼珠沙華 コ田千鶴子 馬醉木 201212  
発すれば鋼の音か曼珠沙華 橋本榮治 馬醉木 201212  
城内に火のとび飛びの曼珠沙華 萩庭一幹 馬醉木 201212  
ひつそりと咲いて黄色の曼珠沙華 田島昭久 かさね 201212  
夕闇に色を無くしけり曼珠沙華 柳田晧一 かさね 201212  
唐突に庭隅に生ふ曼珠沙華 柳田晧一 かさね 201212  
色褪せて命の果つる曼珠沙華 柳田晧一 かさね 201212  
古希といふ世に古びけり曼珠沙華 柳田晧一 かさね 201212  
曼珠沙華彼岸此岸を赤く染め 柳田晧一 かさね 201212  
首塚やあすかの畦の曼珠沙華 橋添やよひ 風土 201212  
居留地の名残や紅き曼珠沙華 安立公彦 春燈 201212 横浜
胸にまだ人恋ふ力曼珠沙華 太田佳代子 春燈 201212  
曼珠沙華同窓会はいつも今 菅谷たけし 201212  
村起しめくいつせいの曼珠沙華 菅谷たけし 201212  
誰に捧ぐ曼珠沙華てふブーケ咲き 菅谷たけし 201212  
どよめきは青空にあり曼珠沙華 大畑善昭 201212  
いくとせの恙身を抱く曼珠沙華 酒本八重 201212  
活断層添ひかも曼珠沙華綴り 北川英子 201212  
水吸つておのれ浄めて曼珠沙華 遠藤真砂明 201212  
胴上げのやうに響もす曼珠沙華 森岡正作 201212  
曼珠沙華日輪も蘂張りにけり 上谷昌憲 201212  
曼珠沙華その哄笑の声もたず 上谷昌憲 201212  
自らの色に溺るる曼珠沙華 宇都宮敦子 201212  
燃え尽きて立ち往生の曼珠沙華 塩千恵子 201212  
こもれびの丘曼珠沙華曼珠沙華 上原重一 201212  
かつて碧わが寺訪へり曼珠沙華 福島せいぎ 万象 201212  
区役所の玄関に咲き曼珠沙華 藤田素子 火星 201212  
ライダーのブーツの触れし曼珠沙華 西村裕子 火星 201212  
濁流の岸辺に群る々曼珠沙華 出口誠 六花 201212  
曼珠沙華棒立ちのまま枯れてをり 高倉和子 201212  
雨粒のはじめはまばら曼珠沙華 戸栗末廣 201212  
輪廓の美しき棚田や曼珠沙華 杉本綾 201301  
むかふへの炬火になるらん曼珠沙華 荒井和昭 201301  
一本にセシウム潜む曼珠沙華 鴨下昭 201301  
根の国ゆ噴き出す曼珠沙華なるぞ 南うみを 風土 201301 松江にて
曼珠沙華同じ帽子の山ガール 浜福惠 風土 201301  
組まれゆく稲架の向かうに曼珠沙華 柿沼盟子 風土 201301  
宮城の土手は息のむ曼珠沙華 北村香朗 京鹿子 201301  
見霽かす明日香の棚田曼珠沙華 田伏博子 ろんど 201301  
かたまりて空を抱へる曼珠沙華 河村啓花 ろんど 201301  
曼珠沙華本堂裏の錠の錆 古川忠利 ろんど 201301  
老いてなほ燃ゆるものあり曼珠沙華 向江醇子 ぐろっけ 201301  
雨止んでちんぽこほどの曼珠沙華 稲山忠利 ぐろっけ 201301  
曼珠沙華気になる齢となりにけり 戸田澄子 末黒野 201301  
夕暮の風の道すじ曼珠沙華 横路尚子 末黒野 201301  
畦にゐて畦を見てをり曼珠沙華 藤生不二男 六花 201301  
久方の雨に濡れゐる曼珠沙華 吉弘恭子 あを 201301  
畦道を人の近づく曼珠沙華 丑久保勲 やぶれ傘 201301  
しばらくの黙曼珠沙華冬青葉 中島讃良 ろんど 201302  
田の神に刈り残しある曼珠沙華 川村嘉章 ぐろっけ 201302  
咲くまでは小筆のやうな曼珠沙華 箕輪カオル 201302  
竜安寺垣をはみだす曼珠沙華 有賀昌子 やぶれ傘 201302  
火の山の神の吐きたる曼珠沙華 竹下陶子 ホトトギス 201303  
UFOの通る道曼珠沙華一列 陽山道子 おーい雲 201304  
誰も誰もか対岸の曼珠沙華 陽山道子 船団 201304  
曼珠沙華つぼみにばかり蜆蝶 江見悦子 朴の青空 201307  
緋の色もゆふべは淋し曼珠沙華 柿本麗子 千の祈り 201307  
誘惑の触手めきたる曼珠沙華 柿本麗子 千の祈り 201307  
曼珠沙華あつちへ連れて行かれさう 稲畑廣太郎 ホトトギス 201310 曼珠沙華→ 13

2014年10月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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