小鳥来る 2     104句

小鳥来て午後の紅茶のほしきころ   富安風生   冬霞

渡り鳥  鳥渡る  小鳥来る

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
小鳥来てまた小鳥きし影うごく
雨村敏子
201011
朝の日のひかりとなりて小鳥来る
近藤きくえ
201011
上の子の一目置かれ小鳥来る
辻直美
201011
育児書の栞みづいろ小鳥来る
林昭太郎
201011
大正の館のかをり小鳥来る
佐々木群
201011
ちちははに日々の菜園小鳥来る
蘭定かず子
火星
201011
伸びきらぬ手足の体操小鳥来る
芝尚子
あを
201011
小鳥来るオープンカフェの喫茶どき
前川ユキ子
201012
山間の木の教会や小鳥来る
阪本哲弘
201012
小鳥来てをり蕉翁の等身像
藤原照子
201012
深酒も男同志や小鳥来る
松本圭司
201012
晩学の教材どさと小鳥来る
福島茂
201012
古着屋に解体新書小鳥くる
竹内悦子
201012
朝寝坊の田園詩人小鳥来る
荒井慈
春燈
201012
大空をこじ開け小鳥来たりけり
加藤峰子
201012
真ん中に日本ある地図小鳥来る
石田きよし
201012
石庭の高き梢や小鳥来る
四方由紀子
風土
201012
搦手門にぎやかすぎる小鳥くる
岡和絵
火星
201012
歴日の網走獄舎小鳥来る
上家弘子
ろんど
201012
野の道は雀色どき小鳥来る
長崎桂子
あを
201012
城跡の県民会館小鳥来る
豊谷青峰
春燈
201101
編物は心の癒やし小鳥来る
筏愛子
201101
大楠の影膨らみて小鳥来る
冨松寛子
201101
読み合はす旅行計画小鳥来る
坂場章子
201101
小鳥来る薬師寺に積む祝樽
黒滝志麻子
末黒野
201101
カタカナの八雲の手紙小鳥来る
橋添やよひ
風土
201101
小鳥来る万葉集の講座かな
宮川みね子
風土
201101
小鳥来る三時五分の花時計
浅田光代
風土
201101
天守台は江戸の稜線小鳥来る
細川洋子
201101
祝あとのあまき疲れや小鳥来る
楠原幹子
201101
城壁のパッチワークや小鳥来る
甲州千草
201101
湖に向き開く御堂や小鳥来る
竹下道子
京鹿子
201101
宝塔に鳳凰の彫小鳥来る
柴田良二
雨月
201101
縁先に据うる大石小鳥来る
樋口みのぶ
201101
洋行の靴杖鞄小鳥来る
鈴木浩子
ぐろっけ
201101
すべり台滑る子のゐて小鳥来る
廣瀬雅男
やぶれ傘
201101
職退いて始まる余生小鳥来る
新江たか
ろんど
201101
小鳥来る駿府御城の惣指図
間島あきら
風土
201102
島国に港はあまた小鳥来る
能美昌二郎
201102
休止符をしんがりとして小鳥来る
山中志津子
京鹿子
201102
一山を占むる公園小鳥来る
谷村祐治
雨月
201102
小鳥くる石の窪める水呑み場
笠置早苗
火星
201102
下総や小鳥来てゐる一の宮
外山節子
末黒野
201102
小鳥来てしなる芒を秤とも
鳳蛮華
201104
水音の近き野点や小鳥来る
松田明子
201104
小鳥来る小暗き受胎告知の図
荒井千佐代
祝婚歌
201110
小鳥来る昔犬小屋ありし花圃
稲畑廣太郎
ホトトギス
201110
小鳥来る一羽道草してをりぬ
稲畑廣太郎
ホトトギス
201110
庭芝は養生中よ小鳥来る
稲畑汀子
ホトトギス
201110
せつせつと一葉の文小鳥来る
コ田千鶴子
花の翼
201111
露座仏の背のまろやかに小鳥来る
田中浅子
201111
口髭の父の庭下駄小鳥来る
柴田志津子
201111
朝粥や小鳥の声を聞きながら 山田六甲 六花 201111 追悼ことり(鳥川昌実さん)
コロンボと「うちのかみさん」小鳥来る 小林清之介 風土 201111

友人の故額田やえ子さんは私の言葉癖を好み、

マイ・ワイフを「うちのかみさん」と訳した

小鳥来るポットカバーの刺繍糸 コ田千鶴子 馬醉木 201112  
小鳥来る旅信の封のト字記号 小野恵美子 馬醉木 201112  
ペンションの木の皿木の箸小鳥来る 高橋泰子 201112  
悼む日はささやくやうに小鳥来る 鈴鹿仁 京鹿子 201112 系露忌
小鳥来るいつもの時間たがはずに 木下もと子 201112  
ドロップの一つに薄荷小鳥くる 宇都宮敦子 201112  
長居して呉れしやアポなし小鳥たち 北川英子 201112  
小鳥来るレクイエムミサ弾きをれば 荒井千佐代 201112  
蔵王恋し茂吉恋しと小鳥来る 杉本光祥 201112  
樹木医の松の手入れや小鳥くる 谷村幸子 201201  
園児等のそろひの帽子小鳥来る 堺昌子 末黒野 201201  
小鳥来る綺羅を増したる池の面 森清堯 末黒野 201201  
ふるさとの水の甘さや小鳥来る 高倉和子 201201  
子供得て青空さやか小鳥来る 坂上じゅん かさね 201201  
小鳥来る珈琲館で書く便り 田村すゝむ 風土 201201  
庭にある木は一本や小鳥来る 根岸善行 風土 201201  
鍵かけぬ農家の留守や小鳥来る 高村令子 風土 201201  
小鳥来る円周率の木のベンチ 生田恵美子 風土 201201  
幕末の激動の城小鳥来て 大橋晄 雨月 201201  
大仏の顎の四角小鳥来る 西村操 雨月 201201  
三熊野の一の鳥居に小鳥来る 塩見英子 雨月 201201  
小鳥来る話相手のほしき午後 小幡喜世子 ろんど 201201  
ゆるやかな背骨の模型小鳥来る 高松由利子 火星 201201  
小鳥来る一羽はことりかも知れぬ 貝森光洋 六花 201201  
シャンパンで祝はれてをり小鳥来る 近藤きくえ 201202  
生国を背に飛び立ちし小鳥かな 苑実耶 201202 諸九尼生家
小鳥来る今日一日のはじまりか 北村香朗 京鹿子 201202  
よく晴れて今日のはじまり小鳥来る 北村香朗 京鹿子 201202  
ゆで上る蕎麦を待つ間や小鳥来る 内藤庫江 末黒野 201202  
麻沙子師の遺品の栞小鳥来る 田所洋子 雨月 201202  
小鳥来る神杜と寺の屋根の反り 安藤久美子 やぶれ傘 201202  
己が鳴く声に鳴き継ぎゐる小鳥 宮崎正 ホトトギス 201203  
小鳥来る逆さに立てるマヨネーズ 座古稔子 201203  
びんの底丸くて厚し小鳥来る 高倉和子 夜のプール 201203  
父はペダルだったな小鳥来たりして 中原幸子 船団 201203  
古墳からおにぎり出土小鳥くる 火箱ひろ 船団 201203  
長病みを見舞ふごとくに小鳥来る 浅井吉雄慈 夕端居 201203  
南縁は老いの居場所や小鳥来る 関元子 ろんど 201205  
小鳥来る聖句一章浮かびけり 鈴木セツ 201208  
ともどもに食後の薬餌小鳥来る 北崎展江 くりから 201209  
古き世の古きピアノや小鳥来る 北崎展江 くりから 201209  
若かりし辰雄の写真小鳥来る 北崎展江 くりから 201209 堀辰雄記念館
楓の実を枝 ごと揺らし小鳥くる 細野恵久 ぐろっけ 201209  
育児書の栞みづいろ小鳥来る 林昭太郎 あまねく 201210  
国境線ありてなきもの小鳥来る 布川直幸 201210  
整然と太古の地層小鳥来る 片岡久美子 201211  
小鳥来る自然歩道の山越えて 竹内悦子 201211  
一片の雲なき浅間小鳥来る 水原春郎 馬醉木 201211  
惜別や天使のやうに小鳥来て 宮内とし子 201211 悼 辻直美様
頬杖にかなふ小窓や小鳥来る 井原美鳥 201211 小鳥来る→ 3

 

2014年11月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。