コスモス 5      234句

コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ   鈴木しづ子   指輪

秋桜  コスモス 秋ざくら あきざくら

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
コスモスの風に憩へりちんどん屋 中村風信子 馬醉木 200912  
コスモスを野に在るやうに揺らしけり 窪田粧子 馬醉木 200912  
五百万のコスモス地球明るくし 森下康子 200912  
コスモスの真中にゐて鬱去らず 塩見育代 200912  
コスモスの渦に溺れて助け呼ぶ 泉田秋硯 200912  
コスモスの黄ヘリハビリの電子音 冨松寛子 200912  
コスモスや水の深きに石の影 遠藤和彦 遠嶺 200912  
沖船の消えて岬の黄コスモス 遠藤和彦 遠嶺 200912  
丘一つ黄花コスモス盛り上ぐる 赤堀洋子 万象 200912  
コスモスに流れ定まる簗場かな 松本三千夫 末黒野 200912  
言葉より水欲しげなりコスモス園 丸山佳子 京鹿子 200912  
コスモスや髭の奴の槍の行く 神蔵器 風土 200912 姫街道
コスモスの風喜ぶか調教馬 関まさを 酸漿 200912  
コスモスや花好きやはり止められず 井関祥子 酸漿 200912  
コスモスや恥らふ尼と撮る写真 三井公子 酸漿 200912  
コスモスのやさしき風を運びをり 海老名ムツヱ 酸漿 200912  
コスモスの色また冴ゆる大気かな 伊藤克子 酸漿 200912  
コスモスの金属疲労肱痛む 石黒一憲 200912  
折れてなほコスモス淡く咲きにけり 安本恵子 201001  
コスモスヘ列車の響き軽やかに 中川すみ子 201001  
一陣の風のコスモス鼬跳ぶ 田中臥石 末黒野 201001  
コスモスを一夜に散らす風怒る 池田光子 201001  
コスモスと瞳合せの風の貌 松本鷹根 京鹿子 201001  
木立抜けコスモスの丘まのあたり 永岡セツ 酸漿 201001  
富士の風来てコスモスの波うてり 小島三恵 酸漿 201001  
コスモスの無邪気と言へば嘘になる 相良牧人 201001  
コスモスの迷路を抜けて若やぎぬ 小林玲子 ぐろっけ 201001  
コスモスの庭ヘフランス窓を開け 丑久保勲 やぶれ傘 201001  
コスモスの揺れて少女にみな還る 内藤呈念 ホトトギス 201002  
風ふいにコスモス畑かきまぜて 今橋眞理子 ホトトギス 201002  
コスモスの色の中へと風迷ふ 今橋眞理子 ホトトギス 201002  
コスモスや信濃に多き美術館 内藤呈念 ホトトギス 201002  
コスモスや海より深き子の眠り 小倉正穂 末黒野 201002  
コスモスや色のひしめく風となり 櫻井さだ子 201002  
珈琲の香りと黄花コスモスと 遠藤和彦 遠嶺 201002  
コスモスにはばまれベンチ遠ざかる 荻野千枝 京鹿子 201002  
杖よりも妻を頼みのコスモス園 靜寿美子 ぐろっけ 201003  
コスモスも加へたき供華束ねけり 稲畑汀子 ホトトギス 201009  
コスモスの至福よ風にいぢられて 布川直幸 201010  
コスモスや宗匠気取る五人連れ 高橋泰子 201011  
終の日の褥に所望コスモス野 鈴木セツ 201011  
コスモスの風得て風を持て余す 栗城光雄 201011  
少女思ほゆコスモスの可憐ぶり 大橋敦子 雨月 201011  
コスモスといつしよにいつも空を見る 佐藤喜孝 あを 201011  
コスモスや隣人の佳き町に住む 田中藤穂 あを 201011  
コスモスの揺るる古民家アート展 松田洋子 201012  
コスモスを一輪挿して奈良井宿 宮田香 201012  
コスモスに紛れてしまふ風のあり 和田森早苗 201012  
コスモスや見立て宜しき町の医師 水原春郎 馬醉木 201012  
杖の母コスモスよりも揺らぎをり 田所節子 201012  
コスモスのいつもどこ吹く風のやう 森岡正作 201012  
コスモスの向うの山も揺れてをり 安居正浩 201012  
コスモスや夢のいろなる素焼壺 横田初美 春燈 201012  
コスモスの風が嫌ひといふ秘密 川崎真樹子 春燈 201012  
倒れこむコスモス起こす重きかな 羽賀恭子 201012  
コスモスや戦なき野に影ふたつ 米山喜久子 201012  
コスモスの揺れを大きく無人駅 池田光子 201012  
コスモスのひと群残る空地かな 天野美登里 やぶれ傘 201012  
コスモスの心和ます花の波 高木千鶴子 酸漿 201012  
コスモスの花白々とウェデイング 五十嵐満里子 酸漿 201012  
石塔に揺るるコスモス風を知る 田村幸子 201101  
コスモスの母国すなはち地震の国 青山正英 201101  
コスモスヘ手毬ころころ隠れけり 能勢栄子 201101  
コスモスの靡けど雲に追ひつけず 久津見風牛 201101  
夕映やコスモスの夕風の夕 犬塚芳子 201101  
大原やコスモスヘ川音潜め 松本三千夫 末黒野 201101  
コスモスの捉へし風の軽さかな 塚越弥栄子 末黒野 201101  
終点のコスモス低し岬バス 浜福惠 風土 201101  
風あらばこそコスモスの美しき 大木清美子 201101  
コスモスの向き定まらぬまま籠に 竹内水穂 火星 201101  
コスモスの丘歩き続けてなほ飽きず 大橋晄 雨月 201101  
丘の上よりコスモス三百六十度 大橋晄 雨月 201101  
コスモスの詰まつてゐたる休耕田 樋口みのぶ 201101  
神苑にコスモス揺るる行の禮 角谷美恵子 ぐろっけ 201101  
コスモスの風が好きよと囁けり 田中眞由美 ぐろっけ 201101  
コスモスの色揺れゐたり長屋門 小滝奈津江 酸漿 201101  
コスモスに踊る風有り丘日和 西山美枝子 酸漿 201101  
墓毎にコスモス咲けり波の音 藤井美晴 やぶれ傘 201101  
コスモスといふ美しき風の束 古賀しぐれ ホトトギス 201102  
冬に入る工事現場のコスモスよ 大坪景章 万象 201102  
コスモスの縺れし高さ解く風 宮﨑正 ホトトギス 201103  
ざつくりとコスモスを活け村役場 石黒興平 末黒野 201104  
ゆくりなきコスモスの影男子寮 小澤菜美 201109  
コスモスや風の方角見えて来し 稲畑汀子 ホトトギス 201109  
とりどりに育つコスモス遷子の地 水原春郎 馬醉木 201110  
コスモスを二鉢買ひてつづく道 堀内一郎 あを 201110  
嫋やかにコスモス万のフラダンス 前川ユキ子 201111  
コスモスを挿して客待つ人力車 西田史郎 201111  
コスモスを寮母が活けし男子寮 田下宮子 201111  
コスモスの揺れて阿蘇山揺らぎをり 山崎里美 201111  
コスモスの伸びはうだいの中に杭 定梶じょう あを 201111  
穏やかな日和コスモスだけに風 丹生をだまき 京鹿子 201112  
コスモスの咲き母の忌の切符買ふ 杉浦典子 火星 201112  
コスモスに埋もれてをりぬ車椅子 天谷翔子 火星 201112  
寸莎壁にコスモスの花あかりかな 内藤静 風土 201112  
コスモスや気丈な妻になれぬまま 安永圭子 風土 201112  
コスモスと一緒に揺れて荒川線 辺田たか子 ろんど 201112  
コスモスの遊びごころを風煽つ 溝内健乃 雨月 201112  
コスモスの風吹く山の診療所 塩見英子 雨月 201112  
コスモスのゆれて蜘蛛の囲ひきしまる 吉村光子 万象 201112  
コスモスの中に消えゆく人の影 早崎泰江 あを 201112  
コスモスのリズムに合せ蝶の羽 渡邉京子 あを 201112  
コスモスに埋もれて撮るウエディング 寺田光香 201201  
コスモスの「畑の棚田」や人も見ず 池田加寿子 201201  
柩出す門のコスモス踏み倒し 荒井千佐代 201201  
里日和コスモス見えて塔見えて 尾崎みつ子 雨月 201201  
コスモスや二上山を押し上げて 平居澪子 六花 201201  
老いし君隣るベンチにコスモス揺る 吉弘恭子 あを 201201  
コスモスを提げて自転車通りけり 大島英昭 やぶれ傘 201201  
コスモスや野を離れゆく熱気球 廣瀬雅男 やぶれ傘 201201  
コスモスの揺るがしてゐる落暉かな 田村園子 201202  
コスモスの群生に青い鳥ゐそう 鈴木愛子 ぐろっけ 201202  
兵舎跡コスモス右に戦ぎけり 有賀昌子 やぶれ傘 201204 知覧
雲飛んでコスモス見ごろ見られごろ 中原幸子 船団 201206  
コスモスの野を底辺に空立てり あかさか鷹乃 万華鏡 201206  
二三輪コスモス風になり切れず 稲畑廣太郎 ホトトギス 201209  
コスモスや頼れるものは何もなし 竹貫示虹 京鹿子 201209  
コスモスに漢やさしき飯場かな 北崎展江 くりから 201209  
コスモスの迎へてくれし無人駅 池田正江 かさね 201211  
コスモスの畦に数本青き空 田中清秀 かさね 201211  
風立ちてコスモスの茎からみ合ふ 森岡陽子 かさね 201211  
コスモスや宿題抱へ子ら通る 和田勝信 かさね 201211  
やさしげにやさしげにゆれコスモスが 飯田ひでを 201211  
風のコスモスしなやかに強靱に 辰巳あした 雨月 201211  
コスモスのためのピンクと言はんかな 辰巳あした 雨月 201211  
コスモスに道草する児赤黒黄 長崎桂子 あを 201211  
コスモスの花束幼子のスキップ 長崎桂子 あを 201211  
満たすならコスモスよ心の荒れ野 近藤喜子 201211  
コスモスの風に羽衣生れにけり 中野京子 201211  
コスモスを厠に生けて山男 那須淳男 馬醉木 201212  
鯖雲やコスモス十万本覆ひ 築城百々平 馬醉木 201212  
コスモスの乱れ咲きゐて道隠す 後藤克彦 かさね 201212  
コスモスの影を攫ひて風の過ぐ 橋添やよひ 風土 201212  
コスモスの公民館に歌ひをり 生方義紹 春燈 201212  
コスモスに長身の憂さありやあり 千田百里 201212  
コスモスやひとりの家の大き卓 井上信子 201212  
コスモスの大海原に波立ちぬ 羽賀恭子 201212  
分別を無くしコスモス乱れをり 黒澤登美枝 201212  
月のかけら風に舞ひ散る黄コスモス 塩貝朱千 京鹿子 201212  
コスモスに囲まれてゐる馬の墓 大西八洲雄 万象 201212  
孫抱いてコスモス畑歩きけり 溝渕弘志 六花 201212  
コスモスの影追ふ友の一周忌 早崎泰江 あを 201212  
コスモスや仔山羊よく鳴きよくはづむ 佐藤美紀 ろんど 201212  
コスモスのとりどり揺るる陶の里 木戸宏子 201301  
一隅のコスモス畑の倒れやう 片岡久美子 201301  
一隅はコスモスに充て山の畑 森田尚宏 201301  
托鉢僧コスモス畑を見え隠れ 山田佳子 201301  
コスモスを綺麗に詠むは夢の夢 山根征子 201301  
コスモス園子どもの丈に咲き揃ふ 浜福惠 風土 201301  
コスモスの鏤む猫の目を翳し 柳本渓光 ろんど 201301  
コスモスの学園都市へ白杖も 藤田かもめ ぐろっけ 201301  
コスモスや住み古る家を彩れる 内田梢 末黒野 201301  
コスモスを分けて郵便配達夫 浅岡麻實 末黒野 201301  
二歳児の指すコスモスや白匂ふ 安永圭子 風土 201302  
廃屋のコスモス風に逆らはず 加藤静江 末黒野 201302  
コスモスにガードレールの隠さるる 福島松子 ぐろっけ 201302  
コスモスや風に靡いてしなやかに 長崎桂子 あを 201302  
風過ぎるたびコスモスの彩ふやす 鈴木夕起子 信州からの風 201302  
土手下にコスモス畑続きけり 中村則夫 やぶれ傘 201302  
コスモスの先の岬も揺れてをり 長憲一 201303  
コスモスの二本を剪つて親の墓 井上石動 あを 201310  
コスモスにほくろの如くとまる虫 後藤克彦 かさね 201311  
コスモスのゆるる街角信号機 中山静枝 201311  
黄コスモス向きたい方を向いてをり 犬塚李里子 201311  
コスモスを泳いで来たる匂ひかな 山田六甲 六花 201311 氷上ひかみあたり
かこばすでコスモス巡りでもせむか 山田六甲 六花 201311  
コスモスにほくろの如くとまる虫 後藤克彦 かさね 201311  
コスモスへ遠くより風到りたる 田中藤穂 あを 201311  
コスモスを描く少女の膝小僧 横田矩子 201312  
コスモスに遊ばざる風あるものか 大坪景章 万象 201312  
コスモスや忘れ易きは生き易し 頓所友枝 201312  
コスモスを一鉢求め風招く 西垣順子 201312  
コスモスを泳いで来るよ抱きとめむ 山田六甲 六花 201312  
コスモス活けホスピス棟に愛残し 松本恒子 ぐろっけ 201312  
風のコスモス休耕田を揺るがせて 堀井英子 雨月 201312  
手をあげてコスモス雲と小半日 豊田都峰 京鹿子 201312  
優等生コスモスのかぜ写生する 中山純子 万象 201312  
履き馴れし靴にコスモス日和かな 菅井悦子 201312  
コスモスの群抜けて来頬染めて 舩山東子 ろんど 201312  
コスモスの咲くその家へ嫁探し 池田かよ ぐろっけ 201312  
コスモスの便りに青き詩集編む 豊田都峰 京鹿子 201312  
コスモスの驟雨雨に戯れつ夕ベくる 土屋草子 ろんど 201312  
コスモスは花壇で最後の花飾り 田島昭久 かさね 201312  
コスモスや通ひ牧師と言交はす 鍋島武彦 末黒野 201312  
揺れて風かわすコスモス茎太し 板倉眞知子 ぐろっけ 201401  
廃屋にコスモスの風押し寄せて 岩木眞澄 ぐろっけ 201401  
幸せの一こまを撮るコスモス苑 時澤藍 201401  
コスモスの花の命を風は知る 小野寺節子 風土 201401  
コスモスの畑の中を通りけり 根橋宏次 やぶれ傘 201401  
コスモスや大和三山動かざり 吉田宏之 201401  
コスモスや日替弁当届けたる 半田稜 ろんど 201402  
五万本超ゆるコスモス真つ盛り 小川玉泉 末黒野 201402  
呆け封じの寺コスモスの迷路かな 落合由季女 雨月 201403  
コスモスや風で詩を描く空に描く 高橋泰子 201410  
コスモスの風に数よりふゆる色 藤丸誠旨 春燈 201411  
コスモスの揺るる踏切無人駅 川上久美 ろんど 201411
コスモスやホーム短き無人駅 塩路五郎 201412  
コスモスや一人走れば残る子も 松本三千夫 末黒野 201412  
コスモスを背にする写真若き母 中村紀美子 春燈 201412  
軽井沢千のコスモス風走り 那須礼子 春燈 201412  
コスモスや北アルプスの空晴れて 池田節 春燈 201412  
土手道へ畑のコスモスあふれいで 渡邊孝彦 やぶれ傘 201412  
空の青恋ひコスモスの揺れやまず 大橋晄 雨月 201412  
塩の径コスモスの路甲斐信濃 鳥居美智子 ろんど 201412  
チョコレートコスモスはあまい嘘つくか はしもと風里 201412  
機関区にコスモス咲けり愛さるる 堀内一郎 堀内一郎集 201412  
コスモスの一叢淡し風淡し 岡野ひろ子 201412  
コスモスや旧制高女の寮の跡 城台洋子 馬醉木 201501  
コスモスを撮りたる余白空の青 伊東和子 201501  
コスモスにはやみる風のつかれかな 廣瀬克子 春燈 201501  
コスモスや海見るときは立ち上り 野上杳 201501  
コスモスに離合のくるま待ちてをり 井浦美佐子 201501  
コスモスや学生揃ふ鼓笛隊 佐藤健伍 201501  
ふるさとはなつかしきかなコスモスも 辰巳あした 雨月 201501  
単線の電車コスモス揺らし行く 鈴木阿久 201501  
コスモスの十本ほどの笑ひごゑ 雨宮桂子 風土 201501  
コスモスや群るるところに風多し 宮本加津代 万象 201501  
オカリナを吹けばコスモス総揺れに 三好かほる 万象 201501  
コスモスや黄花湿りて納まらず 山荘慶子 あを 201501  
コスモスや宇宙船には栗ようかん 早瀬淳一 船団 201502  
コスモスの花の座標に長居せり 矢崎すみ子 201502  
コスモスの匂の中や車椅子 青木朋子 201502  
空色の帽子一列コスモス田 青木朋子 201502  
コスモス野逆光に撮る白一花 青木朋子 201502  
コスモスと萩を括りて里暮らし 正谷民夫 末黒野 201502  
コスモスを抜けくる風の匂ひかな 内田梢 末黒野 201502  
出水跡黄花コスモス立ち上がる 沢辺たけし 万象 201502  
空の青恋ひコスモスの揺れやまず 大橋晄 ホトトギス 201503  
コスモスのまばらに咲いて埋めつくす ふけとしこ 船団 201505  
別れ来しコスモスの柵長かりし 木下夕爾 春燈 201508  
コスモスに心置くとき旅の晴 稲畑汀子 ホトトギス 201509  
コスモスの色を分けゆく風の先 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
コスモスの花より上の空のいろ 黒坂紫陽子 馬醉木 201511  
晴天のコスモスに風足らひをり 渡邊千枝子 馬醉木 201511 コスモス →6

 

2016年11月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。