コスモス 6      109句

コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ   鈴木しづ子   指輪

秋桜  コスモス 秋ざくら あきざくら

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
コスモスの月に摘みしをおみやげに 山田六甲 六花 201511 松下さん
コスモスの揺れを遠目に意志通す 安居正浩 201511  
風ぐるみコスモスの束抱へけり 吉田政江 201511  
コスモス田うねりて入日巨きくす 松井志津子 201512  
コスモスに適ひ風車に足らぬ風 藤原照子 201512  
コスモスのまだまだ揺れて日が沈む 安藤久美子 やぶれ傘 201512  
コスモスに風の存問ありにけり 久保東海司 201512  
空も揺れコスモスも揺れ無人駅 井島郷雲 万象 201512  
コスモス一輪窓辺の予約席 平野みち代 201512  
コスモスのライトに揺るる最終便 古川夏子 201512  
黄花コスモス午前の風が乗っている 林田麻裕 201512  
コスモスに風の行方を問うてをり 樺山翠 雨月 201512  
コスモスの揺れコスモスの丘揺るる 堀井英子 雨月 201512  
コスモスの風に憩ふや卒寿の我 細川コマヱ 雨月 201512  
揺れかはしゐてコスモスの影もなし 堀田こう 雨月 201512  
コスモスの揺れて必死なのだと思ふ 直江裕子 京鹿子 201601  
コスモスにコーヒーの香は強すぎる 片山煕子 京鹿子 201601  
コスモスに彳ちてたやすく淑女かな 箕輪カオル 201601  
コスモスの一斉に揺れ縺れざる 森清堯 末黒野 201601  
コスモスの小諸城址や空の青 鏡英子 末黒野 201601  
コスモスや渓流下る舟着き場 前原マチ 末黒野 201601  
亡き父はコスモスが好きと姉に聞き 須賀敏子 あを 201601  
コスモスや子らの遊戯はたけなわに 山田佳子 201601  
コスモスに風の戯れなまめきぬ 上野進 春燈 201601  
コスモスの道高原へ高原へ 大久保白村 ホトトギス 201602  
コスモスにいささか強し余呉の風 中島陽華 201602  
自らを煽りコスモス揺れ揺るる 杉山瑞恵 雨月 201602  
夕光に透くコスモスの花の群 青木朋子 201602  
コスモスを活けて故郷も子も遠し 西住三恵子 201602  
無人駅なれどコスモス招きをり 池田光子 201602  
胎内の色して黄花コスモスは 林田麻裕 201603  
コスモスに道間違へてをりしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201609  
コスモスの雨を拒んでゐる乱舞 稲畑廣太郎 ホトトギス 201610  
コスモスの垣根に添ひて朝日燦 岡本まち子 馬酔木 201611  
コスモスに短命の人思ひをり 黒坂紫陽子 馬酔木 201611  
コスモスの真上で電話線工事 大崎紀夫 やぶれ傘 201611  
撮り撮られゐるコスモスの風の中 岡淑子 雨月 201612  
コスモスの群生穢れなき風に 岩月優半 201612  
コスモスを支離滅裂の茎支ふ 南うみを 風土 201612  
コスモスの氷上郡に果ててゐし 山田六甲 六花 201612  
コスモスや牛横たはる牧の昼 箕輪カオル 201612  
コスモスや子牛の付ける雌雄札 和田紀夫 201612  
コスモスの風得て己煌めかす 松本三千夫 末黒野 201612  
不揃ひのコスモスゆるる保育園 本多正子 雨月 201701  
コスモスの角を曲がれば千蔭の墓 野沢しの武 風土 201701  
コスモスの風の中より大男 落合絹代 風土 201701  
丈高く揺れてコスモス終はる頃 齋藤晴夫 春燈 201701  
コスモスのさわさわと消す出世欲 高木晶子 京鹿子 201701  
コスモスの小さき風を抱いてみる 片山煕子 京鹿子 201701  
コスモスと聞きしのみにて和みけり 志方章子 六花 201701  
お転婆なコスモス道を通せんぼ 濱上こういち 201701  
コスモスに埋れてゐたり童子仏 南雲秀子 万象 201701  
背丈より伸びしコスモス刈りにけり 白石正躬 やぶれ傘 201701  
コスモスに無念無想となつてゐし 犬塚芳子 201702  
コスモスの傾ぎ面舵いつぱいに 久保夢女 201702  
黄花コスモス少しねぢれて人に会ふ 伊藤希眸 京鹿子 201702  
バスの旅コスモスの群生に声を上げ 東秋茄子 京鹿子 201702  
コスモスの一万本の迷ひかな 河野けいこ 船団 201707  
千花万花コスモスの花読み切れず 佐藤淑子 雨月 201711  
常の道コスモスいろに歩は弾む 長崎桂子 あを 201711  
コスモスやパンダを抱いた日もありし 須賀敏子 あを 201711  
コスモスの畑の出口見つからず 陳妹蓉 春燈 201712  
コスモスが咲けば遠くがよく見ゆる 安居正浩 201712  
こすもすやローカル線は湾に沿ひ 荒井千佐代 201712  
頭の芯をコスモスの風吹き抜ける 高橋あさの 201712  
コスモスや小心者のゆらぎやう 小山田子鬼 201801  
コスモスの径やはらかくすれ違ふ 須賀ゆかり 201801  
コスモスや間口七間旅籠跡 片桐紀美子 風土 201801  
首脳らの靴先尖りコスモス野 高木晶子 京鹿子 201801  
コスモスの高さに街の暮れそめて 片山煕子 京鹿子 201801  
コスモスの風を揺らして風になる 加藤タミ 末黒野 201802  
コスモスや風に崩るる色模様 宮崎他異雅 末黒野 201802  
コスモスや故郷に帰る地図がない 直江裕子 京鹿子 201803  
こすもすやローカル線は湾に沿ひ 荒井千佐代 201801  
クラス会コスモスの風に迎へらる 遠山のり子 201802  
揺れ動くものに心とコスモスと 天谷翔子 201803  
もう寝るか胸にコスモス転写して 原ゆき 船団 201805  
受け唇は月でわたしで黄コスモス 津波古江津 船団 201806  
コスモスの中より返事下校の子 横田敬子 201806  
コスモスや風のタクトは一辺倒 呂秀文 春燈 201807  
コスモスの旅路にはまり込みしより 稲畑汀子 ホトトギス 201809  
一面のコスモスに旅包まれし 稲畑汀子 ホトトギス 201809  
陽と遊ぶコスモスヘ子の車椅子 田所節子 田所節子集 201810  
囁きに似てコスモスの揺れやまず 山田暢子 風土 201811  
コスモスや駅には遠き縄電車 和田照海 京鹿子 201812  
コスモスや見掛けずになる老夫婦 黒坂紫陽子 馬醉木 201812  
コスモスの中に立つ妻良かりけり 手島靖一 馬醉木 201812  
コスモスの丈より低く姉が来る 松本幸子 馬醉木 201812  
コスモスとなって一日風の中 波戸辺のばら 201812  
黄花コスモス綺麗な人と言われたい 林田麻裕 201812  
コスモスに夢中になればゐのこづち 須賀敏子 あを 201812  
背丈ほど伸びしコスモスこれを伐る 白石正躬 やぶれ傘 201901  
コスモスも疲れの見ゆる頃となり 松村光典 やぶれ傘 201901  
コスモスの微熱空間漂へる 直江裕子 京鹿子 201901  
コスモスに似合ふ空あり乳母車 古本もね 京鹿子 201901  
コスモスや馬にもありし湯治小屋 中田みなみ 201902  
休耕田のコスモス吹かれ星明り 大塚たきよ 201902  
晩年を遊べば冬のコスモスに 火箱ひろ 201903  
コスモスや乙女ごころは揺れやすく 中島秀夫 王水 201909  
コスモスはそれでそれでと聞いてくる 仲里奈央 201909  
コスモスの揺れて風より立ち上がる 稲畑汀子 ホトトギス 201909  
コスモスに風の撹乱ありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 201909  
内緒ごとありコスモスの咲いてをり 稲畑汀子 ホトトギス 201909  
コスモスに日矢の尖つてをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201909  
コスモスや守りたくなる君のこと 稲畑廣太郎 ホトトギス 201909  
コスモスを写して風を写しけり 江島照美 発火点 201909  
コスモスの無数の色の交はらず 小田司 馬醉木 201911  
コスモスや無邪気といふは無敵なる 粟原公子 201911  
コスモスの中まで鉄路山の駅 及川照子 末黒野 201911 コスモス→1

 

2019年11月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。