木下闇(木の下闇) 2     103句

歩きつゝ人やり過ごす木下闇   星野立子

青葉闇  木下闇(木の下闇)  下闇

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
木下闇啼かせてみせる将がゐし 鈴鹿仁 京鹿子 200407  
木下闇なす一木に呪ひ釘 久保一岩 雲の峰 200407  
芭蕉曾良並び立ちゐる木下闇 梅原幸子 遠嶺 200408  
流鏑馬や馬の臭ひの木下闇 深澤鱶 火星 200408  
やつちやばの御輿眠らす木下闇 林裕子 風土 200408  
思ひごといつか薦りに木下闇 岡本眸 200408  
ここにまた石仏一つ木下闇 長沼紫紅 200408  
木下闇城主真中に墓並ぶ 杉江茂義 雲の峰 200408  
木下闇頭上を鴉かすめ過ぐ 橘澄男 山景 200408  
噴水をかなたに置きて木下闇 橘澄男 山景 200408  
言問橋吾妻橋まで木下闇 品川鈴子 ぐろっけ 200408  
木下闇畳紙包みの荷風塚 能村研三 200409  
木下闇古城をかたる石の嵩 豊田都峰 京鹿子 200409  
木下闇三百段の菩提梯 藤枝五三子 帆船 200409  
木下闇光と影のあやなせる 池部久子 酸漿 200409  
大手より搦手に濃き木下闇 鷹羽狩行 200409  
日光の芭蕉も踏みし木下闇 横溝幸子 遠嶺 200410  
木下闇柄杓に汲んで腹一杯 長村雄作 栴檀 200410  
網が出て少年が出る木下闇 林昭太郎 200410  
暫くは木下闇往くゆつくりと 岡村容子 築港 200410  
蘆花愛子眠る櫟の木下闇 上原カツミ 帆船 200410  
一方にひかりの筋の木下闇 酒井十八歩 草の花 200410  
沈黙で何をや庇ふ木下闇 松井洋子 ぐろっけ 200410  
護りゐし寺なき仁王木下闇 原田竜子 河鹿 200411  
渓川の音のたかまる木下闇 松山佐治彦 河鹿 200411  
柏槙の魑魅のごとしや木下闇 石井秀峰子 遠嶺 200411  
見上げては俯いてゆく木下闇 内藤ゑつ ゑつ 200411  
木下闇墓の崩れの夥し 中原吟子 雨月 200412  
古民家を封じるための木下闇 能村研三 200506  
木下闇魚鳥塚に鯖大師 山田六甲 六花 200506 須磨寺
猫が擦り寄る城山の木下闇 品川鈴子 ぐろっけ 200507  
木下闇うすき十字架刻む墓 豊田都峰 京鹿子 200507  
笑ふ面の目に立つてきし木下闇 中野京子 200508  
雄橋をんばしの下のもつとも木下闇 鷹羽狩行 200508 広島・帝釈峡
いと小さき去来の墓ぞ木下闇 坂井和子 酸漿 200508  
木下闇潜水艦の如き岩 上澤邦彦 対岸 200508  
木下闇社に大き忠魂碑 村山方 築港 200508  
城跡の古井戸覆ふ木下闇 高田佐土子 築港 200508  
尋常の暗さにあらず木下闇 鷹羽狩行 200509 長崎・大村
死して墓のひしひし並ぶ木下闇 鈴木榮子 春燈 200509  
母子像の項似てゐし木下闇 谷岡尚美 200509  
木下闇冬虫夏草ちらちら生ふ 松崎鉄之介 200509  
息つまるほどの深さの木下闇 池谷市江 200510  
貝塚の貝の散らばる木下闇 河合大拙 百鳥 200510  
木下闇出で日輪に躓きぬ 足立典子 雨月 200510  
木下闇傾いて立つ軍馬の碑 笠嶋陽子 築港 200510  
殉国の神は名将木下闇 鈴鹿仁 京鹿子 200608  
みささぎへ道のはじまる木下闇 長田曄子 火星 200608  
OBの杭の白さよ木下闇 鷹羽狩行 200609  
木下闇和合の下駄はまくれなゐ 松村多美 四葩 200609 大雄山
犬のうしろゆく空海の木下闇 雨村敏子 200609  
放し飼ふ黒豚ねむる木下闇 福島吉美 万象 200609  
狐の絵筆ぬつと貌出す木下闇 石田砧女 200609  
木下闇人こゑふつと消えにけり 佐久間多佳子 京鹿子 200609  
喫泉の水しろがねに木下闇 近藤ちか子 200610  
木下闇禰宜の祝詞に嬰ねむり 吉田康子 火星 200611  
しろじろと滝水速し木下闇 大久保久枝 200611  
木下闇しばし孤独のいとまかな 田中涼子 八千草 200612  
木下闇胎児のごとく風をきく 平野きぬ子 八千草 200702  
神輿蔵玻璃いつぱいの木下闇 百瀬七生子 海光 200705  
甲冑の音に見返る木下闇 山尾玉藻 火星 200707  
木下闇太子の耳たぶにふれる 本多俊子 200707  
羅の木下闇へと消えゆけり ことり 六花 200707  
丸木橋渡りてつづく木下闇 吉沢洋子 200708  
交番より始まる奈良の木下闇 大山文子 火星 200708  
高円山たかまどは別の匂ひの木下闇 大山文子 火星 200708  
木下闇半切桶に酢の匂ひ 大山文子 火星 200708  
さつきから猫呼ぶ声が木下闇 奥田順子 火星 200708  
楮の実摘む神南備の木下闇 菊池由惠 酸漿 200709  
木下闇思ひ出話してゐたる 小林正史 200710  
一本の釣竿伸びて木下闇 村上沙央 200710  
木下闇十七色のサインペン 波田美智子 火星 200710  
木下闇抜けむ梯子のやうな磴 館容子 200711  
木下闇抜け光りたり娘の睫毛 前川明子 200711  
木下闇村埋没の碑の立てり 金田美恵子 ぐろっけ 200805  
木下闇あなたの赤が眩しくて 稲畑廣太郎 ホトトギス 200806  
四十雀よく鳴く梅雨の木下闇 菊地惠子 酸漿 200808  
一歩づつ木の下闇に呑まれゆく 坂本緑 幸せのかたち 200808  
白球をひとつ拾ひし木下闇 石田邦子 遠嶺 200809  
人拒む奥覗かせて木下闇 湯川雅 ホトトギス 200810  
道標の指すどの道も木下闇 村上沙央 200810  
途中より犬も小走り木下闇 末澤功 200810  
ななふしの不思議見てゐし木下闇 加藤美代子 炎環 200810  
木下闇蝉は梢の風めざす 菊谷潔 六花 200810  
熊除けの鈴の音抜けゆく木下闇 竹内孝彦 200811  
丸の内街路樹といふ木下闇 稲畑廣太郎 ホトトギス 200906  
木下闇シンボルツリーてふ威厳 稲畑廣太郎 ホトトギス 200906  
木下闇恩賜公園てふ威厳 稲畑廣太郎 ホトトギス 200906  
木下闇城の盛衰知る一樹 稲畑廣太郎 ホトトギス 200907  
奥まりて大師の在す木下闇 羽賀恭子 200908  
山伏の鉦につきゆく木下闇 小林成子 200909  
木下闇ベンチに坐せば父のこと 鈴木友寄枝 炎環 200909  
木下闇いくつも抜けて子が来るよ 太田佳代子 春燈 200909  
万葉の道の靜もる木下闇 塚本京子 200909  
白樺の幹の貫く木下闇 宇都宮敦子 200909  
鬼の児のおのれ吹き消す木下闇 小形さとる 200910  
木下闇この大樟に始まれり 安藤久美子 やぶれ傘 200910  
木下闇不思議な音を発したる 島内美佳 ぐろっけ 200910  
やはらかき土の匂ひや木下闇 村弓子 末黒野 200911  
木下闇布切れマリア様に見ゆ 木間春星 遠嶺 200911  
生きるとは死ぬるの隣木下闇 能勢栄子 200912  
狂気の血別に流るる木下闇 伊藤白潮 201005 伊藤白潮集自註現代俳句シリーズ
練炭に焔を熾す木下闇 ことり 六花 201006 木下闇(木の下闇)→3

 

2019年7月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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