木の芽 5      128句

大原や木の芽すり行く牛の頬   召波

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
手拭を固く絞りて木の芽どき コ田千鶴子 馬醉木 201505  
石廊崎の海鳴り椨の木の芽立つ 生田作 風土 201505  
木の芽風五体五感を慈しむ 鴨下昭 201505  
山々の木の芽起しの風匂ふ 青野安佐子 201505  
額縁に納まりきれず木の芽立つ 矢口笑子 春燈 201505 日本画展
肘をつき眠る羅漢や木の芽風 石原節子 春燈 201505  
木の芽山仰ぐといふは背筋伸び 千田敬 201505  
木の芽雨団体切符配らんと 甲州千草 201505  
木の芽雨こども電車の覆はれて 甲州千草 201505  
九十をゆさぶる宙や木の芽道 本多俊子 201505  
古書ひとつ求めし午後や木の芽風 藤井美晴 やぶれ傘 201505  
天上の静かに歌ふ木の芽かな 近藤喜子 201506  
木の芽冷え芭蕉最後の旅の句碑 密門令子 雨月 201506  
廃て鉢に金の成る木や木の芽雨 神田美千留 京鹿子 201506  
釈迦仏の在すやすらぎ木の芽寺 天野みゆき 風土 201506  
炊きたてのふりかけご飯木の芽晴 森清信子 末黒野 201506  
城址の少年野球木の芽風 堺昌子 末黒野 201506  
虚数とは複素数とは木の芽寒 太田昌子 馬醉木 201506  
一斉に噴きて修羅なす木の芽かな 泉本浩子 馬醉木 201506  
木の芽風築地に祀る獅子頭 萩庭一幹 馬醉木 201506  
乳足りし赤子の眠り木の芽風 大畑善昭 201506  
老いぬれば吾も潤ふ木の芽雨 水上陽三 201506  
梢までささやきふゆる木の芽雨 上山永晃 春燈 201507  
義経に舟隠し岩木の芽張る 根岸善行 風土 201507  
薬湯を吹きさまし飲む木の芽どき 河島坦 京鹿子 201507  
沢音の明るき庵や木の芽風 森清信子 末黒野 201507  
逢ふたびに男さぶ子や木の芽晴 河原昭子 万象 201507  
神木の芽吹く空あり神田川 福島せいぎ 万象 201508  
狛犬の背なに糞あり木の芽どき 仲山秋岳 万象 201508  
木の芽風胎児くねりと翻る 中居由美 船団 201508  
食卓に人増えてゐる木の芽時 篠藤千佳子 201510  
梵鐘を低きに吊れり雑木の芽 原田達夫 箱火鉢 201511 韓国
はりまとは佳き名なりけり冬木の芽 山田六甲 六花 201512  
碗盛やぽんと木の芽をたたき乗せ 水原春郎 馬醉木 201603  
木の芽雨上がりたるより木々目覚め 稲畑汀子 ホトトギス 201603  
木の芽雨ちちのかなしみ子は知るや 成瀬櫻桃子 春燈 201604 『風色』
ほのぼのとふくらみそめし庭木の芽 山形悦子 万象 201605  
木の芽風魚籠に命の跳ねる音 平野みち代 201605  
木の芽張る庭や豊かな水の音 黒滝志麻子 末黒野 201605  
光陰のしづかに流れ木の芽雨 犬塚李里子 201605  
寺の鐘木の芽のなかをわたりけり 白石正躬 やぶれ傘 201605  
わさわさと胸の波打つ木の芽時 江島照美 201606  
木の芽風からすの会議迷走す 時澤藍 201606  
木の芽風いつしか空の混み合へり 山本無蓋 201606  
水音に若さありなむ木の芽吹く 箕輪カオル 201606  
木の芽出て一日雨の降る予報 青谷小枝 やぶれ傘 201606  
落石のあとをのこして木の芽山 菊池洋子 やぶれ傘 201606  
木の芽風弁財天の旗白し 原和三 末黒野 201606  
震災の日より五年目木の芽雨 亀田やす子 万象 201606  
木の芽風小滝なす岩黒光り 渡真利真澄 万象 201606  
木の芽張る馬の身巾の径をゆき 下平しづ子 雨月 201606  
師の墓を訪へば晴れゆく木の芽時 柳澤宗正 万象 201607  
木の芽風過る煉瓦の四高跡 柳澤宗正 万象 201607  
組む足を組み直しけり木の芽風 成田美代 201607  
木の芽はや影持ちてをり城櫓 清水美恵 馬醉木 201607  
長き髪束ぬる巫女や木の芽風 小沼ゑみ子 末黒野 201607  
神宮の銀杏並木や木の芽吹く 五十嵐富士子 末黒野 201607  
木の芽どき色ます生のプロローグ 元橋孝之 京鹿子 201607  
木の芽風鼻全開に滑り台 小枝恵美子 船団 201612  
木の芽風このやさしさに遊びをり 片山煕子 京鹿子 201701  
木の芽風いつしか空の混み合へり 山本無蓋 201702  
木の芽吹く移し植ゑたる百日紅 稲畑汀子 ホトトギス 201704  
木の芽風キングの塔の煉瓦錆び 庵原敏典 末黒野 201704  
結び目の解けずにゐて木の芽晴 高木晶子 京鹿子 201705  
前向きに生きよと聞こゆ木の芽風 吉田順子 201705  
半醒のまくら許まで木の芽雨 竹内弘子 あを 201704  
返信へ返す返信木の芽風 坂場章子 201705  
しがらみも縁のひとつ木の芽時 コ田千鶴子 馬醉木 201705  
階段を降りれば水辺木の芽風 安藤久美子 やぶれ傘 201705  
体操の号令一・二木の芽晴 田所節子 201705  
校庭の土俵の新た木の芽風 諸岡和子 201705  
明日ありといふ幸せの木の芽雨 瀬戸峰子 春燈 201705  
渡り落つ木の芽はげます山の雨 瀬戸峰子 春燈 201705  
枝ぶりに気負ひを見せず木の芽吹く 瀬戸峰子 春燈 201705  
木の芽垣母より大き小学生 松本三千夫 末黒野 201706  
痛む首回せばこきと木の芽雨 松本三千夫 末黒野 201706  
歩くことそれだけでよし木の芽風 黒滝志麻子 末黒野 201706  
好日に目覚むる山や雑木の芽 森清信子 末黒野 201706  
轆轤より立ち上がる壺木の芽風 斉藤マキ子 末黒野 201706  
色淡き堤の並木木の芽雨 新井八重子 末黒野 201706  
しんしんと明けゆく空や木の芽冷え 本間せつ子 末黒野 201706  
木の芽道足ゆらゆらと乳母車 滝沢いみ子 末黒野 201706  
公孫樹てふ神の触手へ木の芽風 峰崎成規 201706  
遊山箱向かうは円き木の芽山 榎本秀治 201706  
ほつほつと色解き初めし木の芽風 涌羅由美 ホトトギス 201706  
霊水のた走る岩や木の芽風 森清信子 末黒野 201707  
パレットに萌黄色足す木の芽晴 今村千年 末黒野 201707  
真白なる仔犬先頭木の芽道 早川八重子 末黒野 201707  
木の芽雨武士の墳みな濡れそぼつ 古川しげ子 雨月 201707  
吸ふてよろめく太極の木の芽風 田部井幸枝 201707  
住む人の還らぬ屋敷木の芽吹く 久貝芳次 末黒野 201708  
日ざしより風にほどけてゆく木の芽 今橋眞理子 ホトトギス 201708  
降り立てばどこか懐かし木の芽風 今井康子 201708  
水音のくぐもる橋や木の芽時 高倉和子 201708  
湧き水や蜷の道にも木の芽風 高野昌代 201709  
明るさに誘ひ出されし木の芽風 稲畑汀子 ホトトギス 201803  
口笛の一音たかく木の芽時 那須淳男 馬醉木 201804  
水彩画の如うるはし名の木の芽 長崎桂子 あを 201804  
やはらかく芳しき宙木の芽風 長崎桂子 あを 201804  
韻文に魅せられ鼓動木の芽風 植村蘇星 京鹿子 201805  
縁結び多き峠や木の芽風 植村蘇星 京鹿子 201805  
他人の肩かりて居眠る木の芽時 江草礼 春燈 201805  
建替へのビルの内装木の芽風 大畑善昭 201805  
木の芽雨子の不機嫌を包みをり 辻美奈子 201805  
追ひ焚きの昼の湯の音木の芽時 甲州千草 201805  
頭から歩く幼児木の芽径 黒滝志麻子 末黒野 201805  
ゆりの木の芽吹き乳白色の空 渡邊孝彦 やぶれ傘 201805  
苗札の消えかけてをり木の芽時 黒澤次郎 やぶれ傘 201806  
角のある豆腐に木の芽味噌をのせ 小巻若菜 やぶれ傘 201806  
多度養老碧き影なす木の芽晴 浅井青二 雨月 201806  
木霊目覚めて一斉に木の芽吹き 城戸ひろみ 雨月 201806  
木の芽吹く眼聴耳視や丘に立つ 植村蘇星 京鹿子 201806  
若みどりやはらかな昼木の芽張る 長崎桂子 あを 201805  
顔細る木の芽起しの雷聞いて 定梶じょう あを 201805  
木の芽張る東大の空画布として 宮内とし子 201806  
ゴシックのアーチ吹きぬく木の芽風 清水佑実子 201806  
閉校碑いま甲斐駒の木の芽風 大沢美智子 201806  
春一番鎧ふ木の芽を吹き覚ます 棚橋朗 201806  
木の芽風おんなじものを見て笑い 松井季湖 201806  
極彩の襖ちよと開く木の芽風 辻水音 201806  
海光のまともや木の芽ひしめきて 森清信子 末黒野 201806  
空海の歩きし道や木の芽雨 田中臥石 末黒野 201806  
背もたれにしばしの眠り木の芽風 時澤藍 201808  
木の芽雨烟りたち込め訃音受く 溝内健乃 雨月 201808  
木の芽雨一降りごとに忌日くる えとう樹里 201808  
ウオーキングの列は長々木の芽道 時田義勝 やぶれ傘 201808  
木の芽風きのう生まれてきたばかり 中居由美 船団 201809  
耳の神は聖徳太子木の芽雨 田中藤穂 201902  
木の芽風関東ローム層を撫づ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201903 木の芽 →1

 

2019年4月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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