神の留守 3   100句

中国残留孤児が来日神の留守    金子蛙次郎

神無月   神の留守  神有月

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
三輪山に昼月歪む神の留守 上谷昌憲 200602  
置き塩も雨に崩るる神の留守 寺田美穂子 四葩 200602  
水溜りできるほど降り神の留守 押尾弘子 対岸 200602  
神留守の摘まれし松のにほひけり 山本耀子 火星 200602  
有明の鏡するどし神の留守 荻野千枝 京鹿子 200602  
つないだ手はなすはなれる神の留守 安部里子 あを 200602  
拝殿に猫の居座る神の留守 中元英雄 河鹿 200603  
嫁に来る人かもしれず神の留守 角谷美恵子 ぐろっけ 200603  
散りしもの丹念に掃き神の留守 佐藤司 200604  
神の留守守りて虚子句碑鎮もれり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200611  
納屋ぬちにだるま累々神の留守 成宮紀代子 200611  
干し上り手熨斗で済ます神の留守 小張志げ 春燈 200612  
文具店に刻楽しめり神の留守 塩田博久 風土 200701  
さい銭の音からからと神の留守 木内美保子 六花 200701  
箒目を殊更立てて神の留守 泉田秋硯 200702  
俎へ熱き湯そそぐ神の留守 白井友梨 馬醉木 200702  
多羅葉の葉裏の痕も神の留守 高橋道子 200702  
一面は戦況ばかり神の留守 片山タケ子 200702  
恋唄に上下する血や神の留守 山崎靖子 200702  
朗々と婚の祝詞や神の留守 上野進 春燈 200702  
灯ともして厠の神も留守しをり 杉浦典子 火星 200702  
石垣の家に日当る神の留守 廣畑忠明 火星 200702  
粗塗りの壁の剥がれて神の留守 西口鶴子 遠嶺 200702  
菰樽の佳き名連ねて神の留守 矢島久栄 200703  
暗き雲沖にとどまる神の留守 福永みち子 馬醉木 200703  
更けて夜の鴉が啼けり神の留守 戸栗末廣 火星 200703  
繕ひの槌音高く神の留守 大井邦子 ぐろっけ 200703  
神の留守お七櫓を駆けのぼり 小林優子 酸漿 200703  
神の留守わが腸のぞく内視鏡 内藤呈念 ホトトギス 200704  
神の留守縄文遺跡の大地踏む 小野寺節子 風土 200705 三内丸山遺跡
初孫の首据はりたる神の留守 中島玉五郎 200712  
神留守のなべて装飾品の綺羅 酒本八重 200712  
神留守や富山のくすり我家にも 水原春郎 馬醉木 200801  
大空はいま鷹のもの神の留守 山岸治子 馬醉木 200801  
白波を立てて風ふく神の留守 天野きく江 200801  
神の留守樟大樹が引締むる 渡辺玄子 酸漿 200801  
神留守の境内ロケの殺陣最中 隅田享子 200802  
神の留守どの石借りて休もうか 岸田爾子 200802  
安楽死望む父なり神の留守 峰尾秀之 200802  
神鈴に日のうすうすと神の留守 小城綾子 200802  
参道に暖簾吹かるる神の留守 塩田博久 風土 200802  
神の留守腹筋体操始めたり 安永圭子 風土 200802  
パソコンの寿命縮まる神の留守 奥田茶々 風土 200802  
船旅とすぐ決まりけり神の留守 田原陽子 200802  
神の留守をみな伴なひ銭洗ふ 相良牧人 200802  
粛粛と木々の色増す神の留守 前川明子 200802  
神の留守千年の杉の泰然と 落合絹代 雨月 200802  
電飾に華やぐ街や神の留守 渡邉紅華 酸漿 200802  
神の留守御降臨の地尋めむとぞ 大橋晄 雨月 200803  
計り売る冬虫夏草神の留守 夏秋明子 船団 200803  
紫の花妖しくて神の留守 中島玉五郎 200811  
落成の間近な校舎神の留守 山田六甲 六花 200811  
神の留守のごと鎌倉に虚子の無く 村松紅花 ホトトギス 200812  
神留守の留守を預かる神輿かな 宮崎左智子 200812  
神留守の田のいちまいは鵠らに 山尾玉藻 火星 200812  
おみくじを確と結びし神の留守 中島静子 酸漿 200812  
橋立の文珠に詣で神の留守 水船みどり 200901  
先斗逝く神の留守とは言ふけれど 丹沢亜郎 炎環 200901  
鎮痛剤の空瓶ひとつ神の留守 島田麻衣 炎環 200901  
神の留守最年少を製造す 藤幹子 炎環 200901  
賽銭のひゞき虚ろに神の留守 小城綾子 200901  
捨て舟に日のよく当たる神の留守 小林奈穂 200901  
神留守の宮に学校コンサー卜 岸本林立 雨月 200901  
神の留守竹百幹のオブジェかな 岡野ひろ子 200902  
神主の赤きネクタイ神の留守 北川キヨ子 200902  
屋上の稲荷舎降ろす神の留守 鈴木とおる 風土 200902  
モビールの糸のきらりと神の留守 齋藤朝比古 炎環 200902  
神の留守庭をうろつく大烏 樋口みのぶ 200902  
神の留守くぢらステーキ食うべけり 杉浦典子 火星 200902  
消壷に消炭満てる神の留守 城孝子 火星 200902  
神留守の月夜を鹿の歩きゐる 高尾豊子 火星 200902  
神の留守潮騒荒ぶ岩屋かな 落合絹代 雨月 200902  
神留守を励む五代目宮大工 西村操 雨月 200902  
禰宜ひとり鳩に豆撒く神の留守 川崎光一郎 京鹿子 200902  
塩からき湯舟につかる神の留守 佐々木秀子 200902  
手の平に計る封筒神の留守 坂場章子 200902  
作務衣着て宮司の掃ける神の留守 園多住女 雨月 200903  
護符付きし鞄通関神の留守 品川鈴子 龍宮の客 200904  
神の留守とて朝の作務夕の作務 稲畑汀子 ホトトギス 200911  
箒目の新しき朝神の留守 稲畑汀子 ホトトギス 200911  
待ち合はせ場所は変らず神の留守 稲畑汀子 ホトトギス 200911  
神の留守差別語といふ言葉狩り 布川直幸 200912  
ぎんなんをいただいてくる神の留守 木村茂登子 あを 200912  
巫女溜りよりの談笑神の留守 米山喜久子 201001  
詣づれば御神籤大吉神の留守 岡野ひろ子 201001  
神留守の巌をまはる瀬音かな 山本耀子 火星 201001  
飛火野に鹿の疾走神の留守 助口弘子 火星 201001  
神留守のにはに飼はれて烏骨鶏 神蔵器 風土 201001  
大吉の信疑のほどや神の留守 阪本哲弘 201002  
神の留守いづくに失せしイヤリング 伊東和子
201002  
直角に生け垣刈られ神の留守 木下和代 末黒野 201002  
神の留守戸棚の隅に砂時計 古屋元 201002  
頂上の石の小社神の留守 菅野雅生 ろんど 201002  
神木に鳥の饒舌神の留守 泉田秋硯 201002  
亡き夫と叶はぬ逢瀬神の留守 高根照子 201002  
友からのポニョの写メール神の留守 西面和子 201002  
祖父逝きて赤子生れしや神の留守 金井香ル 201002  
高咲ける皇帝ダリア神の留守 安立公彦 春燈 201002  
神の留守鼻つけて見るご祭文 栗原完爾 春燈 201002  
境内に雀群れをり神の留守 野崎昭子 春燈 201002 神の留守 →4

 

2014年11月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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