蕗の薹 7       25句

蕗の薹まだ如月の頭上かな   和田魚里

蕗の薹  蕗のたう    蕗味噌

作品
作者
掲載誌
掲載年月
蕗の薹呆けて尺の背くらべ 長尾タイ 末黒野 202006
ほらほらと片手に余る蕗の薹 萩原久代 やぶれ傘 202006
蕗の薹いまは死んでる暇がない 柳川晋 202007
釈迦牟尼の頭に似たる蕗の薹 東木洋子 春燈 202007
蕗の薹開くと言はず解くと言ふ 和田華凛 ホトトギス 202007
人肌の日差に目覚め蕗の薹 森清信子 露の堂 202008
蕗の薹郵便受に届きたる 秋川泉 あを 202104
川ひとつ越えて風来る蕗の薹 廣瀬雅男 やぶれ傘 202105
蕗の薹噛んで今知る父の苦言 西村白杼 京鹿子 202105
檻罠を遠巻きにして蕗の薹 谷田明日香 風土 202105
夫採るや旬を味はふ蕗の薹 大庭美智代 末黒野 202105
草仮名のごとき小流れ蕗の薹 江森悦子 202105
存ふる苦さもあらむ蕗の薹 金光浩彰 202105
ほろ苦さ愛づる齢か蕗の薹 五十畑悦雄 202105
蕗の薹土の中から拳上げ 重原爽美 202105
幸せはここにもあるよ蕗の薹 赤堀美恵子 風土 202106
蕗の薹てんぷらにして夕餉かな 池上昌子 春燈 202106
逞しき根にしっかりと蕗の薹 秋川泉 あを 202106
待ちわびた郵便受に蕗の薹 秋川泉 あを 202106
空かたしむらさきまとふ蕗の薹 本郷公子 京鹿子 202106
浮雲は束の間の郷蕗の薹 伊藤希眸 京鹿子 202107
引売りの籠に匂へる蕗の薹 山本則男 202108
吉報やひいふうみつつ蕗の薹 佐藤千恵 京鹿子 202201
蕗の薹蝦夷の大地の目覚めかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202202
蕗の薹北国に色生れ初む 稲畑廣太郎 ホトトギス 202202
蕗の薹→ 1

 

2022年2月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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