6             99句

髪長き蛍もあらむ夜はふけぬ    泉鏡花

  ほたる  ほうたる

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
地蔵川の上ミの螢多かりし 雨村敏子 200309  
螢の闇となりけり歓喜天 雨村敏子 200309  
追ふ子無く蛍ゆつくり高飛べる 小笠原扶美女 築港 200309  
夢幻とはこれ蛍火に囲まるる 井手由紀江 築港 200309  
真砂女かも強き光の恋蛍 井手由紀江 築港 200309  
殿について来る闇螢狩 諸橋廣子 対岸 200309  
まなかひの山を方位に螢の夜 中村恭子 200309  
白髪をしぬぎし螢しなやかに 中村恭子 200309  
父と子のもつとも眩し螢の夜 中村恭子 200309  
切符二枚続けて通す螢の夜 加藤峰子 200309  
変身に手間取つてをり螢の火 吉田明子 200309  
蛍を見て来し下駄の濡れゐたり 深澤鱶 火星 200309  
箸洗うて山の蛍を見失ふ 伊藤多恵子 火星 200309  
蛍火の灯りて闇の深さかな 加古みちよ 火星 200309  
蛍火のいのいちばんの勇みかな 西山美枝子 酸漿 200309  
てのひらに裏返されし恋蛍 西山美枝子 酸漿 200309  
ふくろふもしきりに呼べり蛍の夜 西山美枝子 酸漿 200309  
木の枝に青きしづくの蛍かな 西山美枝子 酸漿 200309  
つききたる蛍一つの闇のあり 西山美枝子 酸漿 200309  
ふるさとは水の浄土や舞ふ蛍 関まさを 酸漿 200309  
緑なる思ひは熱き蛍の火 菊地恵子 酸漿 200309  
手にのせて丸き灯を置く初蛍 菊地恵子 酸漿 200309  
蛍火や皆違ふ方指さして 菊地恵子 酸漿 200309  
考への果ての一字や螢の夜 関口ゆき あを 200309  
蛍てふさびしきものへ舟を出す 藤井昌治 200309  
鉄階の踊り場に置く蛍籠 西郷利子 200309  
螢見に行こうか焼酎買ひ足そか 市場基巳 200310  
少年の声の弾めり初蛍 浅野恵美子 酸漿 200310  
草陰や愛の蛍火生き生きと 浅野恵美子 酸漿 200310  
伸ばす手についと触れたる草蛍 浅野恵美子 酸漿 200310  
良き水の戻りし堰や飛ぶ蛍 井出やすはる 酸漿 200310  
恋蛍浦田の闇を深めける 駒井でる太 200310  
木の花を蛍火ひとつ越えにけり 深澤鱶 火星 200310  
蛍籠掛けある宿に遅れ着く 戸栗末廣 火星 200310  
すれ違う又すれ違う螢かな 鳥川昌実 六花 200310  
濡れ髪の重さに螢飛びにけり 高倉和子 200310  
傷心のをのこ連れ出す螢狩 荒井千佐代 200310  
山と田に沿へるひかりや蛍川 大崎紀夫 円虹 200310  
燃え尽きし螢が一つ螢籠 岡西恵美子 円虹 200310  
家捨てし女呆けし螢かな 高倉恵美子 200310  
たましひの蛍のもてる息づかひ 間島あきら 風土 200310  
蛍や会ひたい時は橋架る 奥田筆子 京鹿子 200310  
蔵の窓昼の蛍の渇きゐて 奥田筆子 京鹿子 200310  
螢火や棚田をはしる水の音 塩沢とき子 対岸 200310  
追ふ子無く蛍ゆつくり高飛べる 小笠原扶美女 築港 200310  
高まれる瀬音蛍火急降下 井手由紀江 築港 200310  
眠る児を腕うつしに蛍の夜 佐藤佐代子 200310  
浴後の児抱けば匂へり夕蛍 佐藤佐代子 200310  
公民館昼より暗き蛍会 中村和江 ぐろっけ 200310  
火を消さぬほどの雨あし螢沢 谷和子 200311  
闇に入る声かけあつて螢狩 大川原加容子 帆船 200311  
螢籠寝間に置きけり母の家 雨村敏子 200311  
蛍火の闇にリズムを同じうす 高柳かつを 百鳥 200311  
往きよりも戻りの淋し蛍の夜 佐藤冨士男 ホトトギス 200311  
あれほどの蛍の乱舞去りし朝 西村やすし ホトトギス 200311  
滔々と川巾なして群蛍 平松かをる 六花 200311  
螢見に誘はれる日を待つてをり 秋千晴 200311  
降り足りて大地の匂ふ蛍の夜 公山礼子 200311  
母の忌の明けて蛍のにほふなり 平井あい子 馬醉木 200312  
むかしむかしの川は蛍を噴きあげし 柴田朱美 京鹿子 200312  
箒より零れ落ちたる蛍かな 松本文一郎 六花 200312  
人は棒となる螢のふぶくとき 大山里 200312  
求愛の詩を描いては消す蛍 物江晴子 八千草 200312  
人の灯の螢の川にともりたる 岡井省二 省二全句集 200312  
歯痛とも遠ふ微熱の螢の夜 加藤峰子 200401  
雨の夜は蛍の集ふ蛍墓 松田都青 京鹿子 200401  
蛍てふさびしきものへ舟を出す 藤井昌治 200401  
殿について来る闇螢狩 諸橋廣子 対岸 200402  
蚤捨てし裏川蛍飛ぶ夜に 河東碧梧桐 200402  
螢火や腰に巻きたるカーデイガン 須佐薫子 帆船 200404  
蛍火や歌仙の恋をまかされよ 須佐薫子 帆船 200405  
廃校の蛍のひかり雲の峰 松本硯友 帆船 200405  
六甲の清流集め蛍とぶ 稲畑汀子 ホトトギス 200406  
山水の集まるところ蛍の瀬 稲畑汀子 ホトトギス 200406  
山水をここに集めて蛍狩 稲畑汀子 ホトトギス 200406  
銀山の銀の噴き出る蛍かな 須田紅三郎 200406  
銀山に蛍噴出す隠れ脈 須田紅三郎 200406  
蛍火や銀脈走る秩父谷 須田紅三郎 200406  
廃鉱となりし銀山蛍湧く 須田紅三郎 200406  
高麗王の魂蛍火となりあそぶ 須田紅三郎 200406  
蛍火の楼閣なせり高麗王廟 須田紅三郎 200406  
蛍火や源氏物語の女みな不幸 須田紅三郎 200406  
和らぎを以て貴き螢かな 出口誠 六花 200406  
蛍田の春田に傾ぐ藁塚三つ 鈴木とおる 風土 200406  
源流の水の匂ひの魂螢 竹貫示虹 京鹿子 200406  
螢火の息する闇に息を呑む 竹貫示虹 京鹿子 200406  
手の螢見せて匂ひぬ人の妻 竹貫示虹 京鹿子 200406  
孤の螢男が拗ねて何となる 竹貫示虹 京鹿子 200406  
待つことに充ち足りてゐる螢の夜 三橋泥太 遠嶺 200406  
すぐ数へられなくなりぬ夕蛍 細川知子 ぐろっけ 200406  
湯上がりのにほひの家族蛍狩 細川知子 ぐろっけ 200406  
足下のまだ明るくて蛍狩 山田六甲 六花 200407  
螢見し夜の目薬を差しこぼす 岡本眸 200407  
螢見の儚ごとめく顔の濡れ 岡本眸 200407  
ゆるやかに種火の螢現れぬ 鷹羽狩行 200407  
螢火が現れものの見えて来し 鷹羽狩行 200407  
黄泉のちちはははどの螢火か 中村清志 200407  
杉山の真闇綾なし蛍とぶ 大橋敦子 雨月 200408  
蛍火の狂乱に人昂れる 大橋敦子 雨月 200408 蛍7→

 

2020年6月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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