日の短か     92句

短日  日短  暮早し  日の短か

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
日暮里に布地買ひゐて日の短か 鈴木郁 風土 199902  
キッチンに今日のだんどり日の短か 村上田鶴子 風土 199903  
この路地は一葉旧居日の短か 保坂加津夫 いろり 199911  
善光寺五体投地の日の短か 保坂加津夫 いろり 199911  
句作りは主婦業のうち日の短か 熊谷みどり いろり 199911  
隣人の周章てて辞せり日の短か 長野碧水 200001  
不消化の物見て喰みて日の短 丸山佳子 京鹿子 200001  
菜箸にあやつられゐて日の短か 片山由美子 200003  
羽二重だんごさげゆく人の日の短か 保坂加津夫 いろり 200012 根岸子規庵
銀色の仕掛け沈めて日の短か 杉浦典子 火星 200102  
おめでとうコールに弾み日の短か 桑垣信子 いろり 200102  
嘘すこし電話長々日の短か 松沢久子 いろり 200104  
屋根替への夫に声掛け日の短か 松沢久子 いろり 200111  
鵙鳴いて峡の湯宿の日の短か 大田かづみ いろり 200112  
銀橋に群れゐる鴎日の短 宇利丞示 雲の峰 200202  
「以下次号」の夫婦喧曄や日の短か 保田英太郎 風土 200202  
片減りの箒繕ふ日の短か 唐沢静男 春耕 200202  
ケーキ売る駅前広場日の短か 栗林松枝 春耕 200202  
アポロンのうしろ髪なり日の短か 栗栖恵通子 200203  
口数の少なき父や日の短か 町野昭人 遠嶺 200203  
上がりてすぐ下りる遮断機日の短か 佐野幸子 百鳥 200203  
マニュアルに解せぬ横文字日の短か 相川幸代 百鳥 200203  
矜羯羅童子制叱迦童子日の短 井口ふみ緒 風土 200302  
遺言の書き方受講日の短 齋藤宣子 帆船 200302  
鶏を追ふ竹竿鳴つて日の短 坪井洋子 200302  
灯ともして乱るる机辺日の短か 小林紗智子 200302  
失せ物を探しつくづく日の短 大川冨美子 ぐろっけ 200302  
漬石を抱き直して日の短 中田ゑみこ 馬醉木 200303  
スープの音なおたぎらせる日の短か 横溝千代 八千草 200305  
地下鉄の階段続く日の短か 赤星惠子 あを 200401  
阿蘇下るロープウエイや日の短 磯野たか 風土 200402  
隣家よりスープの匂ひ日の短か 鹿間樟 百鳥 200402  
攻め窯の紅蓮のほむら日の短か 宮脇ちづる 200403  
口裏を合はす某日の短か 青野れい子 200403  
たこ焼きの列の先頭日の短か 坂本フジ 帆船 200412  
玻璃に映る己が猫背や日の短か 鵜沢千恵子 200501  
ぽつぽつと灯ともる余呉の日の短か 佐野芳子 築港 200502  
古米古茶われも老いたり日の短か 吉田多美 京鹿子 200502  
仲見世に押されてゐたる日の短 府中谷幸枝 馬醉木 200503  
ときいろの雲を見てゐる日の短か 遠藤三鈴 栴檀 200503  
灯袋に花鋏置き日の短か 田中藤穂 あを 200601  
日の短かあれもこれもと纏まらず 黄川田美千穂 200602  
ウインドに鳥の剥製日の短か 岡和絵 火星 200602  
パソコンに向ひ主婦われ日の短 井口初江 酸漿 200602  
効能書ルーぺもて読む日の短か 松下信子 万象 200604  
鎌倉彫仕上ぐる妻に日の短か 沼沢破風 200612  
父の日の短かすぎたる梯子かな 梶浦玲良子 六花 200709  
釣舟を墨絵の中に日の短か 宮内とし子 200801  
治療拒む父を宥めて日の短 峰尾秀之 200802  
跳ね橋の跳ね垂直に日の短か 杉浦典子 火星 200802  
九頭竜の対岸灯り日の短か 山田をがたま 京鹿子 200803  
山頭火の径を辿れば日の短か 大井邦子 ぐろっけ 200803  
フィヨルドクルーズ日の短さを嘆じつつ 菅澤陽子 春燈 200804  
痛む腰いい子とさすり日の短か 山田をがたま 京鹿子 200901  
日の短か眼鏡在り処を犬に訊く 小澤菜美 200902  
午後からは曇りていよよ日の短 鈴木多枝子 あを 200902  
子規庵の群竹さやぎ日の短か 大沢美智子 200912  
バリーにてロードシヨウ観る日の短か 林日圓 京鹿子 200912  
だまし絵を斜かひに見て日の短か 杉浦典子 火星 201001  
捗らぬ整理整頓日の短か 三川美代子 201002  
駅に会ひ駅に別るる日の短 村井二郎 馬醉木 201004  
単線の時刻板見る日の短か 井口淳子 201101  
高階の新婚を訪ふ日の短か 和田政子 201102  
服薬の四品せはしや日の短か 清海信子 末黒野 201102  
この景色いつか見た道日の短か 秋葉貞子 やぶれ傘 201102  
左右より話一度に日の短か 清海信子 末黒野 201103  
髮染むる先客のあり日の短か 芝尚子 あを 201103  
数へ日の短針はあと五周半 涌羅由美 ホトトギス 201104  
眉毛にも白きもの増ゆ日の短か 久世孝雄 やぶれ傘 201104  
電子音同時に鳴りぬ日の短 篠田純子 あを 201201  
印付すテレビ番組日の短か 北尾章郎 201202  
蝦蛄葉仙人掌に無数の蕾日の短か 渡辺数子 火星 201202  
検眼の答え一つに日の短か 秋葉貞子 やぶれ傘 201203  
子の任地地図にさがして日の短 松本桓子 ぐろっけ 201204  
てきぱきと動かぬ手足日の短か 村田とくみ ぐろっけ 201204  
呼吸器科循環器科と日の短 北川英子 201301  
煌々と豪華客船日の短か 井口淳子 201302  
築山の径に灯の入り日の短か 小川玉泉 末黒野 201302  
捜しもの捜しあぐねて日の短か 安田とし子 ぐろっけ 201302  
日の短か余り毛糸の玉の数 垣岡暎子 火星 201304  
白旗で片道通す日の短か 太田チエ子 末黒野 201402  
離れてはまた寄る鉄路日の短か 塩田博久 風土 201403  
待ち合はすミルクスタンド日の短か 岡田香緒里 やぶれ傘 201404  
日の短かうつぼかづらの落し穴 山田和 京鹿子 201501  
友訪うて思はぬ長居日の短 青野安佐子 201502  
人生は誤算ばかりや日の短か 田村すゝむ 風土 201503  
日の短か湖の憂色はじまりぬ 北川孝子 京鹿子 201503  
マンホールの底に人声日の短 佐瀬晶子 ろんど 201503  
鳩居堂に選ぶ句帳や日の短か 古川夏子 201504  
復興のダンプの砂塵日の短か 羽賀恭子 201601  
いま置きしものを探して日の短 田中藤穂 あを 201602  
うたた寝の覚めたる老いの日の短か 水谷靖 雨月 201604  

 

2016年12月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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