春立つ 2    108句

立春の海よりの風海見えず   桂信子   歳時記(講談社)

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
ペン皿のとりとめもなく春立ちぬ 野路斉子 200206  
鍬入の佳き日をもつて春立ちぬ 水田清子 200206  
流木に貝びつしりと春立てり 邑橋淑子 遠嶺 200207  
心柱建つてわが家に春立てり 大井昌 京鹿子 200207  
春立ちぬ犬と一緒に吠えてみる 市川伊團次 六花 200207  
効果見えそめしリハビリ春立てり 辻口静夫 ホトトギス 200208  
人悼み人なつかしみ春立ちぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200302  
春立つや鴨も鴎も陸歩き 田中美智代 200302  
春立つ日自己が節目の齢なり 芝宮須磨子 あを 200303  
春立つや木々一斉に黄を競ふ 鎌倉喜久恵 あを 200304  
春立つや水栽培の根の白く 鶴田武子 雲の峰 200304  
春立つと一行のみの詩日記 森脇恵香 雲の峰 200304  
春立つと靄がかりたる紫禁城 田中重子 雲の峰 200304  
春立ちて猫とばかりに行き会ひぬ 石川千津子 銀化 200304  
春立つや小流れに魚ひしめきて 平子公一 馬醉木 200304  
春立つや抜けし子の歯を屋根に投げ 藤田壽穂 雲の峰 200304  
春立ちぬ至福の試歩の一歩あり 斉藤静枝 あを 200304  
春立ちし銀座の柳青みたる 青木政江 酸漿 200304  
春立つや皇居広場の松手入れ 三澤福泉 雲の峰 200304  
春立つや湯気を豊かに朝厨 金山千鳥 酸漿 200304  
遺言の起稿せねばや春立つる 大橋敦子 雨月 200304  
ゆつくりと墨堤行けり春立つ日 大山妙子 酸漿 200304  
行く先も決めぬ外出や春立つ日 青木民子 酸漿 200304  
江ノ島の雨に烟れる春立つ日 水田清子 200305  
農道の外灯増えし春立つ日 小池愼女 火星 200305  
水煙の光春立つ雲間より 落合絹代 雨月 200305  
娘の髪の肩に届きし春立つ日 平居澪子 六花 200305  
春立つや花舗の活気の歩道まで 唐澤まさし 酸漿 200305  
遠嶺より風かろやかに春立てり 佐野静子 遠嶺 200305  
池の面に鯉の影あり春立ちぬ 浅井美子 遠嶺 200305  
春立てり雑草と言ふ草はなし 佐藤香女 京鹿子 200306  
落成の鴟尾の輝き春立てり 中井久子 雨月 200306  
天衣無縫希望の像の春立てり 丸山冬鳳 京鹿子 200306  
背伸びして春立つ空に触れしかな 中新井みつ子 200307  
春立つや橋に生まるる橋の影 桑島啓司 200307  
春立つと封筒を買ひ過ぎにけり 高田令子 200401  
水煙の光春立つ雲間より 落合絹代 雨月 200401  
空耳にソルベーグの歌春立つ日 岩田一止 草の花 200403  
笹まきの一口鮨や春立てる 福盛悦子 雨月 200403  
声のよき鴉を褒めて春立てり 大畑善昭 200404  
春立つや風つれさりしままなれど 豊田都峰 京鹿子 200404  
春立つや窓に日漏るる木工所 鈴木政子 雲の峰 200404  
起されて起きて八十路の春立ちぬ 村越化石 200404  
青年はシェフの姿よ春立ちぬ 片岡静子 200404  
最上川の渦に春立つひかりかな 三宅句生 馬醉木 200404  
春立つやしつかりとある筆の腰 西野たけし 対岸 200404  
春立つや嬰の重さのぬひぐるみ 三浦香都子 対岸 200404  
買ひ置きしシューズをおろす春立つ日 原田伸夫 雲の峰 200404  
春立つ日愛を絶唱オペラ果つ 郷地美代子 雨月 200404  
一病も二病も負ひて春立ちぬ 渡辺君恵 帆船 200404  
キヤンバスに塗る色淡し春立つ日 鎌居千代 築港 200404  
病床の母の歳月春立てり 徳田正樹 河鹿 200405  
渡されし朝刊の冷え春立つ日 的池遙 百鳥 200405  
海鳴りを腑に詰め込みし春立つ日 泉田秋硯 200405  
春立つ日干物を購うて帰宅せり 中川二毫子 遠嶺 200405  
ひらきそむ嬰児の拳春立てり 渡邉友七 あを 200405  
豆腐屋におからクツキー春立てり 鈴木和香 栴檀 200405  
杣の子の棒切に春立ちにけり 坂ようこ 200405  
届きたる色紙の余白春立てり 加藤京子 遠嶺 200405  
春立てり名のみと言ひつつ雨戸繰る 古木正行 河鹿 200405  
法螺貝吹くや春立つ空へ顔をあげ 鈴木和香 栴檀 200405  
陶工の魔法の指や春立てり 加賀富美江 遠嶺 200405  
あとがきで知る父の愛春立つ日 平居澪子 六花 200405  
流木の手ざはりにある春立つ日 淵脇護 河鹿 200405  
産声のいま懸命に春立つ日 間宮陽夫 馬醉木 200405  
春立つや太き腹見す福禄寿 福留ゆみえ 河鹿 200406  
岩走る水に春立つ中馬道 江崎成則 栴檀 200406  
春立つと立ち上りたる弱法師 粟津松彩子 ホトトギス 200406  
春立つや書かねばならぬ案内状 稲畑汀子 ホトトギス 200502  
アスファルトこつんこつんと春立ちぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200502  
春立つや着信音に山羊のこゑ 伊藤白潮 200503  
口癖の六根清浄春立ちぬ 宮地れい子 春燈 200504  
天気図の縦縞のまま春立てり 重森健吉 築港 200504  
生みたての卵売る店春立ちぬ 土屋豊 帆船 200504  
湧水にをどる小石や春立てり 瀬戸悠 風土 200504  
春立つや靄がつつめる雑木山 宮津昭彦 200504  
春立つにデコイ飾れる出窓あり 武部光子 200504  
春立ちて見送りいらぬと鍵を置く 斉藤裕子 あを 200504  
春立つやマイクは吐息まで拾ひ 今瀬剛一 対岸 200504  
髭剃りしあとの青さや春立てり 重森健吉 築港 200504  
白腹の音も幽けく春立てり 伊藤いな栄 酸漿 200504  
天神の座牛に触れて春立つ日 広瀬敏子 酸漿 200504  
茶柱の験を担げり春立つ日 泉田秋硯 200505  
オリオンの真下春立つ雪の宿 渡邉友七 あを 200505  
足早に小屋を出る牛春立ちぬ 三関浩舟 栴檀 200505  
草の戸に鰯を干して春立ちぬ 田代ヨシ 河鹿 200505  
金華山北に輝き春立てる 鵜飼紫生 雨月 200505  
神名備の湯に足浸し春立つ日 淵脇護 河鹿 200505  
春立つと鷺真白に舞い上る 平田公彦 200505  
春立つやつくづく無聊の一日かな 尾堂Y 河鹿 200505  
春立つや一畳分の伸びをする 三橋早苗 ぐろっけ 200505  
春立つや山女を放つ千曲川 中條今日子 万象 200505  
春立つや沓脱ぎ石に女下駄 濱田萬里子 河鹿 200505  
それはそれこれはこれ春立ちにけり 石川英利 百鳥 200505  
春立つや返信用の葉書出す 島田和子 風土 200505  
春立つや母校に残る丸き屋根 保田英太郎 風土 200505  
鐘一打水の濁りに春立ちぬ 安部和子 雨月 200505  
友だちの数の菓子皿春立ちぬ 中嶋陽子 風土 200505  
春立つ日愁眉を開くかに晴れて 大橋麻沙子 雨月 200505  
名を呼ばれ振り向く赤子春立てり 長石彰 築港 200505  
万葉の島に春立つ鳶の笛 江崎成則 栴檀 200505  
髪型を変へてみやうか春立てり 水野禎子 対岸 200505  
南国の雪すでに溶け春立てり 沼口蓬風 河鹿 200505  
伊吹晴れ野球日和に春立てる 鵜飼紫生 雨月 200505  
とりどりに春立つ色の金米糖 米岡幸子 200506  
人の去る気配は哀し春立つ日 若泉真樹 200506  
らうらうと唄ふさくらや春立ちぬ 大平未知子 200506  
柴犬の尻尾きりりと春立つ日 遠藤とも子 ぐろっけ 200506 春立つ→ 3

2018年2月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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