銀 河 3     205句

乾葡萄甘し銀河の尾を登り    高島茂

銀河 天の川 冬銀河 夏銀河

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
大銀河声を忘れて仰ぎけり
泉田秋硯
200711
言葉飲みアカバの浜に大銀河
安永圭子
風土
200711
野外餐銀河ヘグラス高く挙げ
森脇貞子
雨月
200711
銀河濃し何となけれど目の濡れて
岡本眸
200711
銀河濃し汽笛鳴らしてフェリー航く
山下昇士
200712
これよりは永遠への道や銀河燃ゆ
小澤克己
遠嶺
200712
わが胸を蹴つて銀河へ発ちしもの
小山徳夫
遠嶺
200712
銀河よりぬけて魚の青さかな
佐藤康子
遠嶺
200712
遊子いま銀河湊を船出せり
吉澤利治
遠嶺
200712
窓開けて銀河の風と思ひけり
米澤光子
火星
200712
寝ねがてに仰ぐ銀河よまた明日へ
守屋井蛙
酸漿
200712
銀河濃し胸に潮音鳴りやまず
戸村よねこ
遠嶺
200801
両の手に享くる一誌や銀河濃し
祐森弥香
遠嶺
200801
陸続と傀儡は銀河より戻る
川口襄
遠嶺
200801
銀河より詩のこぼるる櫂の音
飯塚洋
遠嶺
200801
空海ヘメールを打てり寒銀河
小堀寛
京鹿子
200801
折紙の母が漕ぎ出す大銀河
木山杏理
京鹿子
200801
銀河濃し合鍵ひとつ預かりぬ
村田冨美子
京鹿子
200801
太古より銀河を支ふ円柱
品川鈴子
自選100句集
200805
カンツォーネ銀河鉄道の客となる
近藤公子
200808
の銀河へ続く泡かな
中田禎子
200808
ことごとく遠し銀河もはらからも
伊藤白潮
200808
ちちははの骨卯波する白銀河
小堀寛
京鹿子
200808
まじまじと雲のさけめの銀河見る
山田六甲
六花
200808
銀河近し眉のあたりの風湿り
西川織子
馬醉木
200810
眼で辿る銀河よ心寂しさよ
柳生千枝子
火星
200810
風の夜の銀河の白さ見てをりぬ
柳生千枝子
火星
200810
山頂に流れて不死男の銀河かな
和田政子
200811
阿寒湖のアイヌコタンの銀河かな
上原重一
200811
銀河ゆれ風に誘はれシャルウイダンス
近藤公子
200811
ドビュッシーしづしづ銀河更けにけり
松原仲子
200812
大漁旗銀河の波を帰り来し
竹中一花
200812
晩年の見えざるがよし銀河澄む
阪上多恵子
雨月
200812
母の墓故山の銀河こぼれむか
堀田清江
雨月
200812
銀河濃し賢治の詩を声にせば
筏愛子
200901
夜半の雨銀河に零す真珠つぶ
窪田米子
遠嶺
200902
縁先に在りし日の夫銀河濃し
塩野きみ
遠嶺
200902
楕円にて巡る銀河や波の花
あさなが捷
200902
サイパンの報あり銀河白む夜を
八田木枯
晩紅
200908
海底より目覚めしファラオ銀河みる
金山雅江
春燈
200909
銀河まで三日月に乗りハネムーン
増田一代
200910
わかるほど分からなくなる銀河かな
高橋将夫
200911
銀河まで至るか滞空十四時間
北川英子
200911
夜の海は銀河の光ばかりなる
磯野しをり
雨月
200911
八ヶ岳囲める空や銀河濃し
稲次登美子
雨月
200911
銀河濃し父母の遠忌の近づきぬ
稲次登美子
雨月
200911
逢ひたくて銀河に伝へたのみたり
岩本セツ女
ろんど
200911
バルコンの出来しからには銀河恋ふ
三村純也
ホトトギス
200912
迢空忌怒涛にふれし銀河の尾
水野恒彦
200912
銀河濃しわが生誕の祝はれて
小澤克己
遠嶺
200912
風舟を漕いで真如の銀河行く
小澤克己
遠嶺
200912
兄悼むひとの胡弓や銀河濃し
小山徳夫
遠嶺
200912
銀河へと夢の一舟翼を張り
橋本良子
遠嶺
200912
飾らずに生き来し仰ぐ銀河かな
中野英伴
春燈
200912
須賀川で子と見し銀河以後は見ず
菊地瑩子
春燈
200912
仰臥するたくらみ銀河星どろぼう
豊田都峰
京鹿子
200912
灯がひとつ過り銀河を深くする
森茉明
京鹿子
200912
友の声銀河の淵の濃きあたり
石川寿夫
ろんど
200912
仰け反りて銀河を胸に流しけり
北島和奘
風土
200912
藍甕のつぶやきけふの銀河濃し
川口襄
遠嶺
201001
小さき夢持ち銀河への舟を待つ
橋本良子
遠嶺
201001
相生の星は銀河をめぐりをる
高橋将夫
201002
十八周年大会
満天の銀河を映す池塘かな
岡田誠吾
201002
窓を開け銀河の中へ飛び込まむ
岡田誠吾
201002
音もなく暮れて孤島の銀河濃し
和田崎増美
雨月
201002
彼と吾が銀河明りに息白し
定梶じょう
あを
201003
銀河見し山荘遠き目のことを
稲畑汀子
ホトトギス
201008
郷愁は銀河の見えぬ闇仰ぐ
稲畑汀子
ホトトギス
201008
木星の輝き銀河見えずとも
稲畑汀子
ホトトギス
201008
銀河濃し心の記憶繙けば
稲畑汀子
ホトトギス
201008
銀河へと走る列車の客となる
小澤徳江
遠嶺
201008
千歳発銀河へ続く滑走路
大沼遊魚
倭彩
201009
ほうたるに闇の銀河となりにけり
中村洋子
風土
201009
一灯をかかげ銀河を渡りゆく
豊田都峰
京鹿子
201010
銀河なるしづくこだまの山泊り
豊田都峰
京鹿子
201010
しろがねの銀河へ寝落つ妻の肩
渡邉友七
あを
201010
代替りせし生家なり銀河澄む
伊東和子
201011
銀河濃し仮面のやうな熱中症
鴨下昭
201011
骨壷を抱けば銀河濃し丹波
服部郁史
京鹿子
201011
いちにちの悲喜あやなせり遠銀河
北川孝子
京鹿子
201011
すらすらと三高寮歌銀河澄む
北川孝子
京鹿子
201011
銀河濃し逃ぐるが如く村を捨て
柴田良二
雨月
201011
女難ありと心当たりの銀河かな
常田創
201012
銀河濃し人体に骨ゆきわたり
水野恒彦
201012
五能線今宵銀河に接続す
片山博介
春燈
201012
乗り初は始発の銀河鉄道で
高橋将夫
201101
肉髻のなべて右巻く遠銀河
栗栖惠通子
201101
ふる里も昨日も遠き銀河かな
松田泰子
末黒野
201101
海原に落ちてきさうな銀河かな
濱谷和代
万象
201101
銀河濃し祈りを忘れたる我に
上﨑暮潮
ホトトギス
201102
天領の町に汐の香銀河濃し
丸山照子
火星
201102
ふと覚めて冬の銀河につきあたる
松原仲子
201103
鐘つけば冬の銀河のこぼれ落つ
吉田葎
201108
アナログの機器の行方や銀河濃し 甲州千草 201110  
恩讐は遙か彼方へ銀河濃し 藤岡紫水 京鹿子 201111  
後ろより目隠しされて銀河濃し 丸井巴水 京鹿子 201111  
哀しみの銀河青く青くきしむ 福永尚子 ろんど 201111  
ふるさとの空澄み渡り銀河濃し 廣瀬義一 雨月 201111  
七夕の鋪に銀河のありにけり 岩木茂 風土 201111  
山小屋より微酔の一歩銀河濃し 成田美代 201112  
海に水脈空に銀河や夫恋し 辻直美 201112  
大宇宙大字銀河字地球 高橋将夫 201112  
父の背より見上げたる銀河かな 水野恒彦 201112  
さびしさに見上ぐ甲斐駒銀河濃し 桑原逸子 201112  
針山と銀の指抜き遠銀河 栗栖恵通子 201201  
岩風呂に入りて銀河を溢れしむ 雲所誠子 風土 201201  
引きとめる母亡く帰路の大銀河 北村梢 京鹿子 201201  
川面ゆく鳰と交はる銀河の尾 鴨下昭 201202  
父祖の地に憑かれて仰ぐ銀河かな 皆川白陀 末黒野合同句集 201203  
銀河まで行ってみますかベルが鳴る 鶴濱節子 始祖鳥 201206  
開墾の沖は銀河に濡れゐたり 原友子 201210  
うつし世の銀河のあはし昏睡す 辻美奈子 201210  
綾渡の空紺深うして銀河濃し 味村志津子 雨月 201211  
命終といふ未知数や銀河の尾 木戸渥子 京鹿子 201211  
一と夜置く屍に銀河曲りけり 柴田佐知子 201212  
銀河濃しトラピスチヌの灯が消えて 高瀬博子 六花 201212  
銀河濃し闇をひとつに空と海 尾崎みつ子 雨月 201212  
悠久の銀河の濃き日旅ごころ 上田玲子 201212  
沢村の速球永久に銀河澄む 荒井千瑳子 201212  
木椅子濡る銀河雫と申しけり 田岡千章 201301  
炭鉱のありたる町や銀河濃し 外山節子 末黒野 201301  
銀河とも山河とも言ふ浄土かな 西村純太 201301  
裏木戸の音のことんと銀河澄む 本多俊子 201301  
ちちははに会ひし銀河の闇匂ふ 水野恒彦 201302  
果てしなく広がる銀河島に住む 佐山五稜 風土 201305  
銀河落つ地平ひたすら闇を生む 豊田都峰 京鹿子 201310  
銀河濃し山頂に湯をあふらしめ 浜口高子 火星 201310  
真つ暗な樹海へ流れ入る銀河 北川英子 201311  
ウオッカ燃ゆ最北端の青銀河 森岡正作 201311  
絶対の高さ銀河の濃くありぬ 近藤喜子 201311  
銀河の尾一爆となり船出せり 石崎浄 風土 201311  
琴反りの銀河の果てへ深追ひす 丸井巴水 京鹿子 201311  
ヴィオロンの終章銀河濃くなりぬ 水野恒彦 201312  
銀河濃しむかしテレビに砂嵐 内山花葉 201312  
左義長の火の粉銀河の星星に 池内結 末黒野 201404  
虚子西へゆきし銀河に従はん 竹下陶子 ホトトギス 201404  
三瓶野やベガより銀河流れ初む 稲畑廣太郎 ホトトギス 201405
銀河濃し賢治の空へ向く翼 吉田政江 201410  
銀河系宇宙に列し秋の風 井上石動 あを 201410  
われ見たり銀河と共に行く虚子を 中杉隆世 ホトトギス 201411  
銀河濃し前途無効となる切符 関根揺華 201411  
銀河への大航海の時代来る 高橋将夫 201411  
去るものにとどまるものに銀河濃し 水野恒彦 201411  
銀河濃し真夜の黒菱平行 林いづみ 風土 201411  
銀河濃し夫の机に若菜集 忽那みさ子 やぶれ傘 201412  
未来図に銀河を渡る夢あらむ 本多俊子 201412  
銀河より言葉の国ヘメッセージ 川南隆 ろんど 201412  
逃奔す銀河に遠く救急車 定梶じょう あを 201412  
涙てふ温かきもの銀河濃し すずき巴里 ろんど 201412  
樹実雄逝く銀河鉄道どのあたり 神蔵器 風土 201412  
山の宿出でて銀河に溺れけり 安原葉 ホトトギス 201501  
プラタナス銀河の夜を立ち尽くす 常田創 201501  
君と見し賢治の山の銀河濃き 木村みどり 春燈 201501  
銀河より零れて来しか浮御堂 織田高暢 201502  
父の忌や春の銀河の端垂れよ 水野恒彦 201505  
銀河系おぼろ砒素食ふバクテリア 広渡敬雄 201507  
まほろばの銀河の下に集ふ会 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
高原の銀河の空のととのへり 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
銀河濃き三瓶の空のはや遠き 稲畑汀子 ホトトギス 201508  
銀河濃し母の齢を越えにける 水原春郎 馬醉木 201510  
けふ見たるくらげいまごろ銀河 佐藤喜孝 あを 201510  
銀河系宇宙と浄土系宇宙 高橋将夫 201511  
銀河濃し元気を出せと亡夫の声 大橋伊佐子 末黒野 201511  
銀河より一滴こぼれ水の星 峰崎成規 201511  
星のごと銀河をよぎる着陸燈 峰崎成規 201511  
夜半さめて銀河の旅を惜しみけり 岡野ひろ子 201512  
光年といふものさしや銀河濃く 大橋伊佐子 末黒野 201512  
高原の風にみがかれ銀河濃し 進峰月 ホトトギス 201601  
妻をふと想ふ銀河の濃き夜は 後藤比奈夫 ホトトギス 201602  
蓬莱や銀河の端に生かさるる 山本無蓋 201604  
佐比売野の銀河の夜を語らばや 稲畑汀子 ホトトギス 201608  
ジオラマの0系我が銀河あふれ 鈴鹿呂仁 京鹿子 201609  
遠く来て髪濡るるほど銀河の尾 原友子 201610  
草に寝て仰げば近き銀河かな 赤羽陽子 春燈 201611  
銀河澄む北上山系くろぐろと 土井三乙 風土 201612  
銀河濃し敗者の胸にあるメダル 平田和代 201612  
銀河濃し地球に数え切れぬ橋 火箱ひろ 201612  
密教の進(すさ)びて銀河見ゆる夜 水野恒彦 201701  
師の星の加はりけふの銀河濃し 清水節子 馬醉木 201701  
レアメタル潜む海原銀河濃し 田村園子 201701  
銀河より一滴こぼれ水の星 峰崎成規 201701  
葛西橋渡りし真夜の濃き銀河 鈴木良戈 201702  
寝正月銀河の星と揺られたし 池田光子 風土 201704  
銀河渡つてゆけば近みち遠き子よ 成瀬櫻桃子 春燈 201707  
眼帯の奥へ銀河の溢れ来る 丸井巴水 京鹿子 201709  
銀河系の闇を濡らして山椒魚 水野恒彦 201709  
しんがりは銀河の芯や大花火 中島陽華 201710  
銀河系の片隅にゐて端居かな 荒井ハルエ 春燈 201710  
闇なくば銀河も詩も耀かず 森村江風 201711  
始まりは砂の一粒銀河濃し 石崎和夫 201711  
半島に原発ねころべば銀河 火箱ひろ 201712  
水玉はたましい増殖する銀河 火箱ひろ 201712  
漆黒のマウナケアより銀河かな 沼崎千枝 末黒野 201712  
黒潮に突き出す岬銀河濃し 和田紀夫 201712  
赤土の大地の暮らし銀河夜夜 兵藤惠 201712  
宙(そら)無音銀河の粉の降りつづく 有松洋子 201712  
銀河から零れ落ちたる深海魚 三木享 201712  
沼のある山の向かうへ銀河の尾 定梶じょう あを 201712  
暗がり峠は銀河流るる音きこゆ 水野恒彦 201801  
かき鳴らすハープの音色銀河まで 石川純子 万象 201802  
曜変天目銀河の雫とどめけり 藤田美耶子 201802  
銀河濃き賢治の里のいで湯かな 及川照子 末黒野 201804  
スマホ持てば銀河鉄道にも乗れる 遠山陽子 201805  
うんうんと馬がうなずく銀河かな 津波古江津 船団 201806  
銀河バー星の和えもの手渡され 森有子 201809  
銀河濃し二タ夜の雨に洗はれて 藤岡紫水 京鹿子 201810  
山荘はいまも銀河のなかにあり 辻美奈子 201810  
無花果のかたちに空を切る銀河 赤石忍 船団 201812  
濡れ髪の重さや銀河仰ぎみて 松井季湖 201812  
新しき老いと向き合ふ銀河夜々 卜部黎子 春燈 201812  
くにさきや銀河しづかに氾濫す 田辺博充 201901  
銀河見にモンゴルヘ旅して来しと 今井千鶴子 ホトトギス 201901  
ふるさとの空真二つに分け銀河 今橋眞理子 ホトトギス 201901  
濡れ髪の重さや銀河仰ぎみて 松井季湖 201901  
銀河系地球在住真夜の梅 火箱ひろ 201907  
銀河濃し天地創造語るかに 稲畑廣太郎 ホトトギス 201908  
悌は銀河の星の欠片にも 稲畑廣太郎 ホトトギス 201908 銀河→ 1

 

2019年9月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。