銀 河 4     40句

銀河  天の川  冬銀河  夏銀河

作品
作者
掲載誌
掲載年月
銀河濃し天地創造語るかに 稲畑廣太郎 ホトトギス 201908
銀河系へ紫陽花の毬揺れてをり 雨村敏子 201909
カーテンコールは遠き引潮銀河濃し 井上菜摘子 京鹿子 201911
銀河濃し芭蕉渡らぬ佐渡島 森岡正作 201911
尾根泊り銀河の腹を見てゐたり 森岡正作 201911
妻あらば一際銀河濃きものを 後藤比奈夫 ホトトギス 201911
海峡の長き架橋や銀河濃し 丸尾和子 雨月 201911
妹いま銀河鉄道虫すだく 中田みなみ 201912
銀河澄む埴輪男子は草食系 辻水音 201912
数式は字宙のことば銀河濃し 大矢恒彦 201912
銀河澄む嵐去りたる空深く 松本幹雄 馬醉木 201912
晴天も我が人生と銀河かな 江口九星 201912
銀河濃しふはりと沈む旅枕 佐藤千恵 京鹿子 202001
銀河濃し歓声あがるノーサイド 寺田すず江 202001
銀河見ずおけさの柿を囓りけり 延川五十昭 六花 202002
銀河見ずおけさの柿を齧りけり 延川五十昭 六花 202003
触診のあとの銀河の昏さかな 木村和也 船団 202003
ダークマター銀河押し出す心天 今泉忠芳 日輪馬車のタクト 202009
銀河あふれ我が掌中に星の砂 村田あを衣 京鹿子 202010
意中なる仮想句敵銀河燃ゆ 能村研三 202010
生かされて澄みし銀河を眺めゐる 黒川みつ惠 202011
老いながら逆らいながら遠銀河 直江裕子 京鹿子 202011
数式は字宙のことば銀河濃し 大矢恒彦 201911
酒を酌む座して銀河の端の端 菊川俊朗 202012
流木となり果てし船銀河濃し 深川淑枝 202102
轆轤挽くそこに銀河のはじまるか 木暮陶句郎 ホトトギス 202104
大鯉や銀河に淵のありにける 中田禎子 202104
子の寮に宿るも久し窓銀河 武田未有 202110
神秘てふ見えぬ法則銀河澄む 河嵜祐二 202110
栄螺みな銀河の蓋をして眠る 木暮陶句郎 ホトトギス 202110
人偲ぶ時とは銀河仰ぐ時 湖東紀子 ホトトギス 202201
父と兄在す銀河と仰ぎみる 湖東紀子 ホトトギス 202201
会へぬままの別れとなりぬ銀河濃し 大川ゆかり 202201
銀河の尾郷に伸びゆくレクイエム 若泉真樹 202202
銀河濃し地球の裏を見る電波 瀬尾ちとみ 京鹿子 202203
石と石ぶつかり銀河はるかにす 山田六甲 六花 202209
秋の夜子規に銀河の句の多し 柴崎和男 やぶれ傘 202212
銀河濃し星屑こぼれ落ちさうに 今橋眞理子 ホトトギス 202212
逢へるなら銀河の端で待ちませう 大西乃子 202212
ふるさとを語らぬ毬藻銀河濃し 本郷公子 京鹿子 202301
銀河→1

 

2023年9月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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