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杉の實の青しと思ふ鮎を喰ぶ    高島茂

  錆鮎  落鮎

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
若鮎を弾き出だせし一流れ 田中春生 200907  
活き活きとしたる眼に鮎売らる ことり 六花 200907  
鮎釣りや訥々不況語り合ひ 北尾章郎 200908  
艶めきて古りし框や鮎の宿 山本信子 200908  
門前に小鮎煮る香や浮御堂 小澤菜美 200908  
釣りたての鮎の甘露煮湖西かな 池田加寿子 200908  
若鮎を一気に仕留む鵜の妙技 宮崎左智子 200908  
串刺の鮎曲線を描きたる 黒澤登美枝 200908  
鮎の骨きれいに残し病み給ふ 米澤光子 火星 200908  
土地人の話し上手や鮎の川 来海雅子 200908  
山川に鮎釣る人の溶け込みて 鬼頭佳子 200908  
しびれ尾の力の限り上り鮎 吉沢秀ひろ ろんど 200908  
葛の花こぼるる巌や鮎を焼く 八田木枯 晩紅 200908  
名木の里を吟行鮎料理 河本利一 200909  
上げ潮に乗り若鮎の一番手 有吉桜雲 200909  
平なる湖を愛でつつ鮎料理 三川美代子 200909  
節くれの手でふる鮎の化粧塩 森山暁湖 万象 200909  
笹の葉を褥に鮎のとどきたる 森山暁湖 万象 200909  
串の鮎泳げるさまに焼かれけり 海村禮子 春燈 200909  
流水の壁よりこぼれ走り鮎 伊藤敬子 200909  
水勢に二転三転簗の鮎 湯橋喜美 200909  
鮎を焼く夫の聞きたる瀬音あり 芝宮須磨子 あを 200909  
鮎苗の生簀の底に鯰かな 浅田光代 風土 200909  
魚信きて鮎釣の背のはがねなす 浅田光代 風土 200909  
口動く厨の鮎や解禁日 菊地英雄 酸漿 200909  
解禁の日の鮎届く独居に 家塚洋子 酸漿 200909  
鮎釣りし匂ひしばらく草にあり 中田みなみ 200909  
三角の岩に踏ん張り鮎を釣る 木村美猫 ぐろっけ 200909  
山水の一景となり鮎釣師 栗田武三 ぐろっけ 200909  
銅山は廃れて鮎の川激つ 塩出眞一 ぐろっけ 200909  
初鮎にま白お手拭き汚さじと 丸山佳子 京鹿子 200909  
鮎焼く香舟に流れて盃交はす 藤見佳楠子 200910  
清流をのぼるが如き鮎料理 笹井康夫 200910  
鮎飯や城址をのぞむ奥座敷 今井松子 遠嶺 200910  
教はりて鮎の骨抜く貴船茶屋 廣畑忠明 火星 200910  
骨抜きを教へられつつ鮎を愛づ 遠藤逍遙子 風土 200910  
囮鮎騙し上手に徹したる 柴崎富子 春燈 200910  
鮎釣を遠近にみて五橋かな 水田壽子 雨月 200910  
奔流のし吹く檜笠の鮎釣師 小澤淳子 200910  
瀬をかへて半日ほどの鮎掛に 淺井青陽子 ホトトギス 200911  
焼き鮎の哀しきまでの反り加減 木村公子 花貝母 200911  
せせらぎに暮るる山里鮎の宿 村弓子 末黒野 200911  
隠処かくれがの研ぎし味覚の鮎茶漬 三羽永治 遠嶺 200911  
鮎の香や平家の系譜残る里 七種年男 200911  
部屋ごとに瀬音違へる鮎の宿 藤本一城 200911  
橋上に窺ふ鮎の釣れ具合ひ 鈴木浩子 ぐろっけ 200911  
鮎食うべ指の香れり川の音 鎌倉喜久恵 あを 200911  
売り物にならぬ十尾を鮎雑炊 小阪律子 ぐろっけ 200912  
竿と網同時に動き鮎をどる 池崎るり子 六花 200912  
七谷へ背鰭まつすぐ上り鮎 村田冨美子 京鹿子 201001  
四万十の水匂ひ出す上り鮎 淺井照子 京鹿子 201001  
鮎釣りの竿銀包の線をなす 栗田れい子 万象 201001  
若鮎やここより湖西線の旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201003  
投網打つ手許に踊り下り鮎 飯田角子 酸漿 201003  
産卵の鮎を狙へる鳶数羽 広瀬峰雄 201003  
若鮎の水脱ぎ捨てて堰を越す 田中春生 201004  
鮎を食ぶいつか自慢の釣談議 嘉住きよ美 末黒野 201004  
釣人の時止まるかに鮎の川 三橋玲子 末黒野 201004  
しらじらと曉け鮎宿の蕎麥枕 竹貫示虹 京鹿子 201005  
若鮎にすうっうと夢魔の針降りる 伊藤希眸 京鹿子 201005  
頬を刺す湖北の風や稚鮎汲 藤本一城 201005  
朝は銀夕べは金に小鮎はね 林光興 201006  
ごろ石によろけて鮎の川渡る 山田六甲 六花 201006  
古き店に古りし大皿鮎を買ふ 中川すみ子 201007  
とろ箱に同じ顔して鮎並ぶ 秋千晴 201007  
鮎生簀青き松葉のこぼれをり 山尾玉藻 火星 201007  
祖父の代よりの竹串鮎を焼く 手拝裕任 201008  
七輪の鮎焼く炭火まさをなり 柴田久子 風土 201008  
蓼酢で鮎食ぶ屋上レストラン 高橋泰子 201008  
荒瀬にも懐ありて鮎光る 石田きよし 201008  
焼き鮎に絞るレモンや青磁皿 山内節子 201009  
鮎供す南天の葉を彩りに 高橋泰子 201009  
鮎釣の中りに躍如句は霧散 北尾章郎 201009  
鮎釣りの腰の高さに水流れ 安居正浩 201009  
鮎の宿毛鉤の自慢始まりぬ 林紀夫 春燈 201009  
跳んで跳べぬ川幅でなし濁り鮎 松本俊介 春燈 201009  
鮎の竿擬宝珠の橋をくぐりけり 南うみを 風土 201009  
古里の川の笹添へ鮎届き 中村碧泉 ぐろっけ 201009  
鮎釣の夕日まみれに戻りけり 石原光徳 酸奬 201009  
鮎宿で師匠と交す地焼酎 難波篤直 201010  
自在鉤脂びかりや鮎の宿 藤谷紫映 馬醉木 201010  
鮎鮨や対岸ふつと灯がともり 小林千草 馬醉木 201010  
鮎の腸食ふや星空狭き渓 片山博介 春燈 201010  
鰭の態とどめて鮎の化粧塩 年森恭子 ぐろっけ 201010  
暮れがての宇治の茶寮の鮎づくし 玉置かよ子 雨月 201010  
多摩川の荒瀬の鮎の薄みどり 関まさを 酸奬 201010  
化粧塩まぶして届く鮎の籠 関まさを 酸奬 201010  
魚梯てふ飛沫遡上の鮎にほふ 守屋井蛙 酸奬 201010  
笹に乗る鮎の大きさ風を聴く 岡山敦子 京鹿子 201011  
若鮎の渦に育ちし王者ぶり 関まさを 酸奬 201011  
山国の日脚は早し鮎雑炊 藤岡紫水 京鹿子 201103  
吊り橋に残る夕影鮎の里 大橋伊佐子 末黒野 201104  
産み月の嫁を預けて鮎の宿 笹村政子 初鼓 201105  
晴れ渡る峰を目指して鮎上る 柴田佐知子 201107  
焼き鮎に絞るレモンや青磁皿 山内節子 201009  
黙々と鮎釣人の気負ひかな 橋場美篶 末黒野 201110  
塩かげんよき鮎を食ふ近江かな 平澤侃 末黒野 201110  
暗き瀬に光釣りあげ鮎の川 甕秀麿 201110  
若女将鮎十匹の串を打つ 三枝邦光 ぐろっけ 201110  
うつぎ咲く土手をそびらに鮎釣師 井上淳子 火星 201110  
鮎食めば夫との月日そこにあり 芝宮須磨子 あを 201110  
一雫言葉としたり生簀鮎 鳥羽夕摩 京鹿子 201110  
肥後もっこすの父のことなど鮎の宿 栗山恵子 雨月 201110  
初鮎や四万十川と呼び込みて 武政礼子 雨月 201110  
滑る水飛ぶ水鮎掛楽しげに 武政礼子 雨月 201110  
鮎の群つぶさに見ゆるこの浅瀬 長濱順子 201111  
鮎釣りの川中に立つ相模川 橋本美代 やぶれ傘 201112  
落鮎や光と闇と志 小堀寛 京鹿子 201112  
心平と志功炉に酌む炙り鮎 斎藤栖峰 馬醉木 201201  
囲炉裏ばた鮎やくけむり蔵の宿 川井素山 かさね 201201  
釣好きに若鮎の句来りけり 伊藤とほ歩 ホトトギス 201203  
放たれて上る小鮎の銀の腹 城田秀雄 末黒野合同句集 201203  
小鮎釣る少女慣れたる身のこなし 長谷川閑乙 馬醉木 201206  
ゴム草履の真っ赤も鮎の摑みどり 山尾玉藻 火星 201206  
瀬をつなぐ魚道を鮎の走りきる 山田六甲 六花 201206  
滾つ瀬を光の鮎となりて蹴る 山田六甲 六花 201206  
再訪を串焼鮎にもてなされ 田中芳夫 201207 鮎 →5

 

2019年7月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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