暖 か 1    247句

暖かし好遇されて居る如し    相生垣瓜人

あたたか 暖か 春暖 ぬくし

作品
作者
掲載誌
掲載年月
考へのまとまりさうや暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 199903
生みたての卵くらゐの暖かさ 能城檀 船団 199903
暖かや鳥が鳥呼ぶ屋敷畑 小林共代 風土 199905
下町の主婦となりゐて暖かし 宍戸富美子 馬醉木 199906
鳶の輪の島守る笛ぞ暖かし 岩崎きゑ子 馬醉木 199907
暖かや掴んでほぐす己が首 木内憲子 199907
家族てふ一塊の暖かさ 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912
暖かき昨日の去つて雨の朝 稲畑汀子 ホトトギス 200003
加湿器の湯気暖かき吾が卒寿 長谷川登美 ぐろっけ 200003
空海の雲のひと文字暖かく 和田祥子 馬醉木 200004
暖かき山畑にゐて老いにけり 大峯あきら 200005
暖かや嫁入り道具が整いて 篠田三七子 いろり 200005
暖かし花芽動めく気配して 久保田一豊 いろり 200005
暖かや双子を運ぶ乳母車 渡部光江 円虹 200006
海見えて大仏の背な暖かし 唐沢静男 春耕 200006
窓の灯が庭に届きて暖かし 三井孝子 六花 200006
暖かや季語類にある好き嫌ひ 小林清之介 風土 200007
暖かし人帰したるそのあとも 岡本眸 200007
暖かく虚子デスマスク安置され 稲畑廣太郎 ホトトギス 200009
暖かや山近く海近き館 稲畑汀子 ホトトギス 200103
はじめての会場見つけ暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200103
暖かき気配漲りはじめけり 稲畑汀子 ホトトギス 200103
暖かし午後の日ざしはほしいまま 稲畑汀子 ホトトギス 200103
暖かと思ひし油断のありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200103
そののちの消息問はん暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200103
地震を乗り越えし開館暖かし 稲畑廣太郎 ホトトギス 200103
ささ流れ飛びたる拳暖かし 丹羽啓子 馬醉木 200104
暖かくなりたるを身のまだ知らず 市川伊團次 六花 200104
暖かや連れ牽く犬に歳をきく 松村美智子 あを 200104
暖かな日差しをもらひ雑木山 村越化石 200105
いないいないばあと遊びて暖かし 利根川妙子 200105
犬好きをよく知る犬や暖かき 北川キヨ子 200105
暖かし解かぬ荷のまま仮住ゐ 芝宮須磨子 あを 200105
暖かや路地に幼の縄電車 荒木治代 ぐろっけ 200106
俳磚のまた増えてゐし暖かし 安原葉 ホトトギス 200108
腹這ひて本読む畳暖かし 近藤忠よし 百鳥 200109
楽しめばはかどる仕事暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200203
暖かといふ言葉さへ忘れさう 稲畑汀子 ホトトギス 200203
暖かきこと疑はぬ計画に 稲畑汀子 ホトトギス 200203
暖かき時間の動きはじめけり 稲畑汀子 ホトトギス 200203
帰らざる月日語りて暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200204
米寿まで生きよと祝詞暖かし 和泉喜代子 雲の峰 200204
暖かや小枝に掛けて落し数珠 沖祐里 200205
暖かや庭に並べて埴輪馬 代田青鳥 風土 200205
残りものめきて座りて暖かや 村越化石 200205
暖かく普請奉行を享け呉れし 古田考鵬 雨月 200205
教会の古りし木の椅子暖かし 辻田明 200206
出雲路や古里の風暖かき 家塚洋子 酸漿 200206
暖かや幾百年の鹿子の木も 網野茂子 酸漿 200206
盲導犬腹這ふバスの暖かし 川崎代二 春耕 200206
峠越え来て海見ゆる暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200303
満席の会となりたる暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200303
暖かや時間忘れてをりしこと 稲畑汀子 ホトトギス 200303
赤子てふ柔らかきもの暖かや 大橋節子 200303
犬小舎の塗り替へられて暖かし 外川玲子 風土 200304
暖かや埴輪翡翠のペンダント 小林共代 風土 200305
醤油売るウィーンのスーパー暖かし 鈴木ひろ子 200305
揚舟に猫の親子の暖かし 八木玲子 百鳥 200305
暖かや四肢を揃へし盲導犬 三代川次郎 雲の峰 200305
いたはりの人の叱声暖かき 平松かをる 六花 200305
目が合ひて猫が目つむる暖かし 宮城白路 風土 200306
暖かや大正昭和のおもちや展 三遊亭金遊 百鳥 200306
暖かき顔の揃ひし芝生かな 小山徳夫 小春の山河 200401
雨も又句座暖かくしたるもの 稲畑廣太郎 ホトトギス 200403
暖かき白さは富士の威容かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200403
訪へば声しさうな部屋よ暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200403
暖かく見えてゐし庭出てみたる 稲畑汀子 ホトトギス 200403
暖かと思ひ直して出掛け来し 稲畑汀子 ホトトギス 200403
暖かや子の輪の中に黒兎 丹羽啓子 馬醉木 200404
暖かし新聞少年に母と呼ばれ 岡本眸 200404
暖かや三角形の鳩の小屋 水野リヱ 帆船 200405
橋の名を問へばいそつぷ暖かし 高橋澄子 200406
暖かしよしと眩き何もせず 築城百々平 馬醉木 200406
浦深くひびく聖鐘暖かし 福永みち子 馬醉木 200406
子供力士を積んでトラック暖かし 小林朱夏 200407
暖かや膝に横綴ぢ報告書 高田令子 200407
暖かや外に出て知る家居あり 東野一彌 ホトトギス 200409
暖かややりたきことの多くなる 東野一彌 ホトトギス 200409
木の実ふる宿の出迎へ暖かく 芝宮須磨子 あを 200412
水尾鎮め船暖かく交叉せり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200503
暖かといふ落し穴ありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200503
又次に向ひて励む暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200503
道それて又元の道暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200503

 須虹秋句集序句

ふり返る日々ありてこそ暖かし

稲畑汀子 ホトトギス 200503
暖かとなること知つてゐる外出 稲畑汀子 ホトトギス 200503
海よりの風をまとひぬ暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 200503
ハーブ園世話する母子暖かし 城戸愛子 酸漿 200505
跳ね回る猿の奇声や暖かし 沼口蓬風 河鹿 200506
親馬鹿もとことんなれば暖かし 岡谷栄子 200506
小祠を片手拝みに暖かし 村越化石 200506
初対面の嬰のウインク暖かし 鈴木照子 200507
暖かや施無畏の右手のおん前に 岸本久栄 雨月 200507
腰のある甲斐のはうたう暖かし 高橋あゆみ 200510
釣れてゐるふうでもなくて暖かし 楠原幹子 200601
東京都稲城市に句座暖かし 稲畑廣太郎 ホトトギス 200603
その中の暖かき目でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200603
暖かき日とてすぐ又あともどり 稲畑汀子 ホトトギス 200603
この雨に暖かき日々待つばかり 稲畑汀子 ホトトギス 200603
暖かき心通ひて祝ぎの旅 稲畑汀子 ホトトギス 200604
暖かや西郷どんは草履掛け 水上れんげ 200605
暖かき百人の眼に縛さるる 出来由子 200605
竹林に日の射す時間暖かし 中川志帆 万象 200605
父の忌の大樹に倚れば暖かし 清水裕子 200605
剣玉も輪投げも出来て暖かし 大串章 百鳥 200605
七七日はらからとゐて暖かし 八木岡博江 酸漿 200605
背負ひ来し鍋釜ならべ暖かき 瀧春一 常念 200606
暖かや罎の球根根をのばす 木内美保子 六花 200606
暖かや無住寺に僧来るはなし 天野みゆき 風土 200606
音の無き大藪にゐて暖かし 生田作 風土 200606
添ひ立ちて老幹寧し暖かし 坪井洋子 200606
虚子館の祝のもてなし暖かし 安原葉 ホトトギス 200607
鳶の笛家より外の暖かし 木野本加寿江 火星 200607
暖かや雨の鴉が鳴きつのり 坪井洋子 200607
暖かやすぐ失くなりし午前中 柴原保佳 ホトトギス 200608
暖かきことは今日まで旅支度 稲畑汀子 ホトトギス 200702
暖かな日差しの中の酉の市 和南城ふみえ 酸漿 200702
暖かや旅を図れる世界地図 坂上香菜 時流 200703
暖かく生徒自然に囲まれて 稲畑廣太郎 ホトトギス 200704
ぽんと肩たたかれたるも暖かし 村越化石 200704
おどろきの眼まんまる暖かし 平子公一 馬醉木 200705
優先席素直に掛けて暖かし 小城綾子 200705
生涯を在野の漢暖かし 落合絹代 雨月 200705
古沼あり旧き友居り暖かき 岡本眸 200705
暖かや薄紙の飛ぶ二上山 中島陽華 200706
暖かや小石一つに波生まれ 藤岡紫水 京鹿子 200706
坂ゆるく集まりて家暖かし 野路斉子 200706
暖かや石ころ道をごろごろ行く 村越化石 200707
座す岩の響く瀬音の暖かし 成田美代 200707
杉落葉嵩暖かき深さかな 倭文ヒサ子 酸漿 200803
柑風の母恋の句碑暖かし 水原春郎 馬醉木 200804

 「諷詠」四百号」祝句

暖かき心語られ寿

稲畑廣太郎 ホトトギス 200804
暖かや頼り頼られ嫁姑 小城綾子 200805
その中に妻を詠む句の暖かし 水原春郎 馬醉木 200805
次郎吉に善の法名暖かし 神山志堂 春燈 200805
だみ声の鴉追ひゐて暖かし 関根洋子 風土 200806
おはやうと暖かき声おいてゆく 近藤喜子 200806
折り込みで作る屑入れ暖かや 岡本淳子 200807
弘法の開基とふ温泉暖かし 久保晴子 雨月 200807
暖かく聖木曜日迎ふ館 稲畑廣太郎 ホトトギス 200903
暖かき旅のつづきと思ふ日よ 稲畑汀子 ホトトギス 200903
暖かき言葉つなぎてゆく旅路 稲畑汀子 ホトトギス 200903
暖かき二三日とはもう馴染み 稲畑汀子 ホトトギス 200903
暖かき旅を身軽になりしこと 稲畑汀子 ホトトギス 200903
わづかなる煮炊によごれ暖かし 岡本眸 200903
暖かく信濃に虚子を偲ぶ日よ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200904
暖かく墓に貌あり待たれをり 岡本眸 200904
嬰の重みのこる腕の暖かし 鈴木照子 200905
そこここに土竜の吐息暖かし 相良牧人 200905
暖かなお湿りとなりもぐら塚 白石正躬 やぶれ傘 200905
サンディエゴより厚き文暖かし 大畑善昭 200906
シンセサイザー和讃をのせて暖かし 山崎靖子 200906
暖かや塀に立掛く猫車 鈴木石花 風土 200906
暖かや島のせて海ふくらみぬ 根岸善行 風土 200906
一葉の公園のあり暖かし 石井邦子 酸漿 200908
触れてみる案内の点字暖かし 相良牧人 200908
鉄といふ暖かき橋の色 稲畑廣太郎 ホトトギス 201002
追想は淡けれどみな暖かし 長谷川史郊 馬醉木 201003
暖かし庭に出ぬ人なかりけり 稲畑汀子 ホトトギス 201003
ひと言に蟹を値引きて暖かし 橋本榮治 馬醉木 201004
潮騒を窓に珈排暖かし 鈴木礼子 末黒野 201004
胸に聞く古老の語り暖かし 岡野ひろ子 201005
背の稚児の手は母の耳暖かし 四條進 201005
園児みな主役の舞台暖かき 鈴木照子 201005
暖かやオカリナの歌流れ来る 林佳枝 酸漿 201005
暖かや相槌ばかり同い年 長崎桂子 あを 201005
暖かきことを話の糸口に 田所洋子 雨月 201006
日々変る嬰の顔立ち暖かし 本多正子 雨月 201006
老猫に誘はれし庭暖かし 海老名ムツヱ 酸漿 201006
暖かくなりて約束めじろおし 原口頌子 ろんど 201006
暖かき日和のごときひととなり 根岸善行 風土 201007
銀山跡鉱夫人形暖かし 高橋大三 ぐろっけ 201007
暖かや一机一壷に足らひをり 村井二郎 馬醉木 201008
暖かや日を漉き込めて和紙処 安武晨子 201008

 山田弘子様御通夜

暖かく君を導く星として

稲畑廣太郎 ホトトギス 201102
二次会といふ俳論の暖かし 稲畑廣太郎 ホトトギス 201103
暖かや楓の杖をおろしける 中島陽華 201103
ポインセチア愛で置く部屋の暖かし 満川房子 酸漿 201103
これよりを余生と言はん暖かし 水原春郎 馬醉木 201104
暖かや抱かせもらひし嬰の笑み 島貫寿恵子 雨月 201104
母がゐて母の歩幅に暖かし 遊橋惠美 風土 201105
弥太郎の父は弥次郎暖かし 小張昭一 春燈 201105
村中に子等の声して暖かし 伊藤公子 酸漿 201105
大地震行きずりの人暖かく 芝宮須磨子 あを 201105
塩田の焼塩なめて暖かし 小林朱夏 201106
宝籤買うてしばらく暖かし 定梶じょう あを 201107
児へ買ひしちひろの絵本暖かし 鈴木照子 201108

 竹下陶子様句集序句

暖かや句歴七十年を祝ぎ

稲畑廣太郎 ホトトギス 201202
癒えし目にスカイツリーは暖かし 稲畑廣太郎 ホトトギス 201203
暖かき心は彼の地へと馳せて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201203
こんなにも暖かさうと見てゐしに 伊藤とほ歩 ホトトギス 201203
暖かく見えて玻璃越なりしかな 伊藤とほ歩 ホトトギス 201203
暖かくないと言ひつつ出掛け来し 伊藤とほ歩 ホトトギス 201203
かるがると死後の話を暖かし あさなが捷 201203
暖かや移動文庫に眼鏡の子 上野幸枝 末黒野句集 201203
和菓子屋の丸太の椅子や暖かし 小沼ゑみ子 末黒野句集 201203
暖かや川の淀みに雲の浮く 金田和代 かさね 201204
暖かや社の屋根の桧皮葺 松本信子 かさね 201204
暖かや影の見えてるかくれんぼ 藤野力 馬醉木 201204
美容師の握手サービス暖かき 鈴木照子 201205
誕生も 死も暖かく見守らる 高橋将夫 201205
振付けは友「いい日旅立ち」暖かし 赤座典子 あを 201205
暖かや波に手拍子あるごとし 小幡喜世子 ろんど 201206
絵日記の明日へはみ出し暖かし 柳生千枝子 火星 201207
暖かや切り取り線のやうな雨 高野春子 京鹿子 201207
暖かや足で胸掻くきつね猿 大島英昭 やぶれ傘 201207
荷造り紐伸ばして捨つる暖かし 半田稜 ろんど 201208
暖かき絶句の句碑として永久に 稲畑廣太郎 ホトトギス 201212
貴賓席てふ暖かき視界かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201303
暖かき日和は崩れ易きかな 稲畑汀子 ホトトギス 201303
夕刻にずれ込む会の暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 201303
暖かき今日明日は明日旅支度 稲畑汀子 ホトトギス 201303
句碑を説く高僧の声暖かし 稲畑廣太郎 ホトトギス 201304
暖かや機械に通帳吸ひ込ませ 川崎真樹子 春燈 201304
暖かな煉瓦となってうずくまる 塩見恵介 船団 201304
暖かや木魚の口の軽く開き 久保東海司 201305
錦絵の明治のガス灯暖かし 田中信行 201305
地酒屋の朱の土壁や暖かき 鈴木照子 201306
暖かやいま出来ることしてをれば 三上程子 春燈 201306
微睡の椅子の軋みの暖かし 荒木奈美惠 ろんど 201306
暖かや影も首振る張子牛 藤岡紫水 京鹿子 201306
暖かき会話に通ひ合ふ心 稲畑汀子 ホトトギス 201403
暖かきことが味方となりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 201403
書斎より見てゐる限り暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 201403
暖かや般若が口を開けてをり 中島陽華 201405
暖かや気付けば空へ深呼吸 大堀賢二 201405
半世紀ともに過せし暖かし 水原春郎 馬醉木 201405
暖かや歩いてすぐに父母の墓 礒貝尚孝 201406
暖かや花咲爺の景色なる 横田矩子 201406
暖かや飴玉舌に細りゆき 藤岡紫水 京鹿子 201406
暖かやランニングマシン窓を向き 柴崎英子 201406
暖かやにはか庭師の鋸鋏 大畑善昭 201406
声にして家路といふは暖かし 土屋草子 ろんど 201406
小説のつまらなくつて暖かし おーたえつこ 201406
きりぎしの向かうからくる暖かさ 田渕昌子 京鹿子 201407
土俵てふ神宿る土暖かし 古賀しぐれ ホトトギス 201407
暖かや主治医の親身身に沁みて 落合由季女 雨月 201411
島を訪ふ日の近づきて暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 201501

 悼大橋敦子様

暖かき地へ旅立ちて行かれしか

稲畑汀子 ホトトギス 201502
暖かく関西人に囲まれて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201503
暖かき道未来へと伸びゆけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201503
もう信じられさうにふと暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 201503
暖かき身軽な旅でありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 201503

 悼志鳥宏遠様

暖かき笑顔ばかりが甦る

稲畑汀子 ホトトギス 201503
暖かき日とてまだまだあと戻り 稲畑汀子 ホトトギス 201503
暖かくなりて身軽な旅となる 稲畑汀子 ホトトギス 201503
気を許すことは忽ち暖かし 稲畑汀子 ホトトギス 201503
癒えられてまこと暖かなりしかな 稲畑汀子 ホトトギス 201503
暖かき心寄せ合ひ会となる 稲畑汀子 ホトトギス 201503
暖か →2      

 

2021年3月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。