紫陽花 7      116句

紫陽花や夫を亡くする友おほく   竹下しづの女

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
八丈千鳥てふ紫陽花の幼けなし 青木政江 酸漿 200709  
紫陽花のいよよ色増す通り雨 吉沢陽子 201008  
気詰りの眼のやりどころ濃紫陽花 中山純子 万象 201008  
紫陽花の妙に真白の大毬に 大橋敦子 雨月 201008  
紫陽花の白の陰翳美しき 大橋敦子 雨月 201008  
大寺や雨に紫紺の濃紫陽花 大西裕 酸奬 201008  
紫陽花を廻ぐる色香に遠ければ 堀内一郎 あを 201008  
留守の間に紫陽花の色変りけり 森山のりこ あを 201008  
傘しづく浴びつつ巡る紫陽花寺 宮越久子 201009  
紫陽花の雨は優しき音となり 佐用圭子 201009  
紫陽花の毬に囲まれ地蔵尊 能勢栄子 201009  
清流のただ音ばかり濃紫陽花 三川美代子 201009  
紫陽花の雫浴びつつ七曲り 中川すみ子 201009 三室戸寺
返信は了解とのみ濃紫陽花 中川すみ子 201009 三室戸寺
雨垂れへ紫陽花彩を移しけり 森下康子 201009  
紫陽花の風に寄り添ふ石畳 藤本秀機 201009  
紫陽花忌父の齢に並びけり 水原春郎 馬醉木 201009  
紫陽花は哀しみの色深めけり 永峰久比古 馬醉木 201009  
紫陽花の鬱三猿にたゆたひぬ 大島翠木 201009  
紫陽花を褒めて帰れり郵便夫 大西八洲雄 万象 201009  
紫陽花の毬盛上げて雨あがる 谷田部栄 万象 201009  
濃紫陽花郵便局の混み合うて 上原重一 201009  
白紫陽花やたらと多し冷夏説 泉田秋硯 201009  
来訪の人に剪り分け濃紫陽花 小野口正江 末黒野 201009  
紫陽花や仏間の壁を塗り替へて 小野口正江 末黒野 201009  
風そよぐ額紫陽花の浮き沈み 戸辺信重 春燈 201009  
紫陽花に現を抜かす狭庭かな 戸辺信重 春燈 201009  
紫陽花や隣へ三歩路地ぐらし 永井惠子 春燈 201009  
妹の忌近む紫陽花色を濃く 折橋綾子 201009  
紫陽花の毬の中なる母に問ふ 石田きよし 201009  
紫陽花の色に流れてをりにけり 根岸善行 風土 201009  
紫陽花や走れば揺れるランドセル きくちきみえ やぶれ傘 201009  
深海魚住まわせており濃紫陽花 鈴木直枝 ろんど 201009  
玉紫陽花玉そろへつつ秋を待つ 阿部ひろし 酸奬 201009  
薬玉の玉紫陽花が沢にあり 長田秋男 酸奬 201009  
紫陽花の雨に色さす許色ゆるしいろ 八木岡博江 酸奬 201009  
紫陽花の百花の毬に雨光る 沖倉好秋 酸奬 201009  
紫陽花にほほ笑む地蔵野の小径 桂敦子 201010  
紫陽花の瑠璃のひしめく蕾かな 今橋眞理子 ホトトギス 201010  
亡き夫へ褪せぬ想ひや濃紫陽花 松村富子 201010  
紫陽花と蒼天色を分け合へり 隅田享子 201010  
マイセンの花器に紫陽花ティータイム 河本利一 201010  
手秤りに思はぬ軽さ濃紫陽花 吉田きみえ 末黒野 201010  
満目の紫陽花畦をうづめけり 早川八重子 末黒野 201010  
紫陽花の海に漂ひ坊を訪ふ 中島ひろし 末黒野 201010  
紫陽花や秘色の光ゲの弥勒佛 西村純太 201010  
いつよりか困惑の色濃紫陽花 相良牧人 201010  
紫陽花の毬のうなづく風の道 野崎昭子 春燈 201010  
白と共に毬ととのひぬ濃紫陽花 北村香朗 京鹿子 201010  
紫陽花にサリー触れゆくホテル坂 恒成久美子 ぐろっけ 201010  
ドロップ缶たてよこに振る濃紫陽花 磯田せい子 ぐろっけ 201010  
紫陽花の碧は悌お滝さん 原口頌子 ろんど 201010  
紫陽花のいろ定まれり雨上る 鈴木直枝 ろんど 201010  
紫陽花の背に茶畑の広がれり 小滝奈津江 酸奬 201010  
子の呉れし新種紫陽花咲き初むる 大房帝子 酸奬 201010  
峠路の紫陽花に色残りたる 岸野美知子 酸奬 201011  
濃紫陽花外交員の口車 吉弘恭子 あを 201011  
自転車の撤去告示や濃紫陽花 渡邉孝彦 やぶれ傘 201012  
紫陽花は心のかたちまるく咲き 望月晴美 201101  
濃紫陽花川の東は灯が多情 服部郁史 京鹿子 201104  
紫陽花の空恋ふ色でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201106
紫陽花の白に落着く寺苑かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201107  
忌心を解く紫陽花の寺苑かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201107  
紫陽花や箱根細工の秘密箱 山田暢子 風土 201107  
紫陽花に日々の色づき子を想ふ 山崎里美 201108  
雨上がりの紫陽花が好き触れてみる 三川美代子 201108  
紫陽花忌創刊九十年迎へ 水原春郎 馬醉木 201108  
もう三日あめ紫陽花の軒ぬらす 小田明美 春燈 201108  
一叢の紫陽花白を押し通す 菅谷たけし 201108  
紫陽花や時には辛い話聴く 須賀敏子 あを 201108  
瀬音聞く耳観音や濃紫陽花 池田加寿子 201109  
紫陽花の万花に在す九体仏 小林成子 201109  
みちのくの海戻り来よ濃紫陽花 鈴木照子 201109  
紫陽花のツアー一団みなをんな 山口キミコ 201109  
木洩れ日の七曲り坂濃紫陽花 長谷川翠 馬醉木 201109  
紫陽花や人住みて家若がへる 柴田佐知子 201109  
ことごとく思惑外れ濃紫陽花 田岡千章 201109  
とりどりの吐息聞かせて濃紫陽花 名取袿子 201109  
紫陽花や白を極めて雨誘ふ 後條さと子 201109  
紫陽花の雨の順路を蛇の目傘 木村幸 201109  
紫陽花やライトインクの万年筆 中山純子 万象 201109  
箱根路の登山電車の濃紫陽花 北村香朗 京鹿子 201109  
紫陽花の大きな珠の手に余る 北村香朗 京鹿子 201109  
窓を打つ大紫陽花の瑞々し 北村香朗 京鹿子 201109  
手に余る大紫陽花の毬重し 北村香朗 京鹿子 201109  
線路走るスヰツチバツクの濃紫陽花 北村香朗 京鹿子 201109  
紫陽花の毬のなだるる破れ垣 清海信子 末黒野 201109  
紫陽花の白にはじまる旅路かな 山本茂子 末黒野 201109  
紫陽花の毬擦つてゆく単線車 成宮紀代子 201109  
紫陽花の土着の色となり来たり 細川洋子 201109  
紫陽花を吃水線にケーブルカー 森岡正作 201109  
紫陽花の朝の量感雨気はらむ 林昭太郎 201109  
ゲルニカの昭和眠らす濃紫陽花 鴨下昭 201109  
紫陽花の色流すごと今日の雨 塩千恵子 201109  
額紫陽花額それぞれの流儀かな 大橋晄 雨月 201109  
忌の供華の紫陽花の白見てますか 井田実代子 雨月 201109  
紫陽花やからの音するランドセル きくちきみえ やぶれ傘 201109  
紫陽花や昔はありし水薬 田中藤穂 あを 201109  
紫陽花や又雨となる約束日 城戸緑 末黒野 201110  
鉢植えの紫陽花雨の庭へ置く 浅川幸代 末黒野 201110  
紫陽花やきのふの湿りけふの照り 橋場美篶 末黒野 201110  
鎮魂のかたまりとして濃紫陽花 田村園子 201110  
紫陽花の紫紺深まり寺閑か 谷泰子 ぐろっけ 201110  
貯水タンクはすでに満杯濃紫陽花 史あかり ぐろっけ 201110  
弘安の古刹にしのび濃紫陽花 犬塚李里子 201110 鎌倉
海風の少し重たし山紫陽花 吉成美代子 あを 201110  
紫陽花の虚ろばかりや不受不施寺 田中貞雄 ろんど 201110 松戸本土寺
晴れ間なりボランテイアガイド紫陽花道 東秋茄子 京鹿子 201110  
紫陽花は色のうつろひ人に託し 東秋茄子 京鹿子 201110  
紫陽花や雨を嫌ひし姉逝きし 荻野加壽子 万象 201110  
触れあうて紫陽花藍を移しけり コ田千鶴子 花の翼 201111  
紫陽花や膝にやさしき縁の丈 矢野百合子 201112  
紫陽花の青から涙思いけり 上村美翔 うらら 201202  
紫陽花に色足して行く通り雨 岩永はるみ 白雨 201203  
紫陽花の青にしばらくかくれんぼ 鶴濱節子 始祖鳥 201206  
紫陽花に足したき色のなかりけり 稻畑汀子 ホトトギス 201206 紫陽花→ 8

 

2020年6月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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