紫陽花 5             100句

紫陽花や夕暮を子に錢くれず    伸耳

紫陽花  あぢさゐ  あじさい  四葩  額の花  七変化

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
紫陽花の七彩がくれ何の翅 荻野千枝 京鹿子 200609  
紫陽花や言ふこと昨夜よべと何故違ふ 荻野千枝 京鹿子 200609  
紫陽花や句座の心音意識して 荻野千枝 京鹿子 200609  
紫陽花や女ごころに似ていろいろ 荻野千枝 京鹿子 200609  
彩秘めて山ふところの山紫陽花 荻野千枝 京鹿子 200609  
紫陽花や路地を流るるはやり歌 永田勇 六花 200609  
雨に濡れ紫陽花の色改まる 友田直文 200610  
上州の落人部落濃紫陽花 坂上香菜 200610  
紫陽花にちがひなき色一と雨に 篠原樹風 ホトトギス 200610  
人立てば紫陽花色を加へけり 塙告冬 ホトトギス 200610  
紫陽花や水の青経て空の青 稲岡長 ホトトギス 200610  
濃紫陽花雲の重さを負ひにけり 橋本リエ 春燈 200610  
足場組む左官紫陽花荒括り 落合由季女 雨月 200610  
紫陽花に紅きざしゐて不眠症 松本鷹根 京鹿子 200610  
紫陽花や雨の雫を抱き揺るる わかやぎすずめ 六花 200610  
激つ瀬に玉紫陽花のしづけさよ 久保田ヤスエ 酸漿 200610  
滴する紫陽花切りて供華とせり 並木重助 酸漿 200610  
紫陽花のなほ急磴を狭めたる 糸井芳子 200610  
紫陽花の香のなき彩の咲きはじむ 嶋田一歩 ホトトギス 200611  
紫陽花やまた富士見える道となる 嶋田一歩 ホトトギス 200611  
紫陽花の濃きも淡きも仏の掌 あさなが捷 200611  
紫陽花のをはりに近し鳥屋野潟 関口青稲 万象 200612  
紫陽花や水辺の夕餉早きかな 水原秋櫻子 馬醉木 200706 『うたげ』
雨一と日紫陽花毬をほどきけり 稲畑汀子 ホトトギス 200706  
紫陽花の鞠を崩して対向車 稲畑廣太郎 ホトトギス 200707  
紫陽花や心移りは人もして 林翔 200707  
三連の「おたすけ蔵」や濃紫陽花 田村すゝむ 風土 200707  
紫陽花に雨の集まる巴波川 田村すゝむ 風土 200707  
紫陽花に客取とられつつござれ市 阿部ひろし 酸漿 200707 高幡不動
まだ色の浅き紫陽花弁財天 大島翠木 200708  
紫陽花の蔭にあぢさゐ波の音 中山皓雪 200708  
作庭家生れし邸や濃紫陽花 間野暎子 春燈 200708  
紫陽花を手毬となして突きもみたし 大橋晄 雨月 200708  
紫陽花をひらがなで書く日記かな 赤座典子 あを 200708  
供華として仏間いろどる濃紫陽花 渡辺安酔 200709  
紫陽花や毬の裏まで鼓舞さるる 池田光子 200709  
紫陽花の花のうれひを壺にさす 池田光子 200709  
菩提寺に紫陽花彩を極めたり 佐藤健伍 200709  
紫陽花をこんもりと挿し紅茶飲む 吉沢陽子 200709  
鎌倉や紫陽花に沿ふ谷戸の道 米山喜久子 200709  
紫陽花や和菓子きれいな名を持ちて 米山喜久子 200709  
滴りつ紫陽花雨に唄うなり 松村富子 200709  
紫陽花に夜の暗さの籠りをり 飛高隆夫 万象 200709  
紫陽花の香り薄きをよしとせり 飛高隆夫 万象 200709  
紫陽花や明るさ戻る遠き嶺 中野京子 200709  
紫陽花やセレブ気取りの化粧直し 川崎光一郎 京鹿子 200709  
紫陽花に同じ雨降る一周忌 森洋子 京鹿子 200709  
紫陽花やもごもご声出す暗記法 加藤峰子 200709  
紫陽花や遠く波寄す材木座 塩田博久 風土 200709  
紫陽花を嫌ひと言へず句座に居り 塩田博久 風土 200709  
紫陽花の小山のごとく通せんばう 高塚診次 200709  
紫陽花のほつほつ咲いて別荘地 竹内喜代子 雨月 200709  
かをり無きことも身上濃紫陽花 出口賀律子 雨月 200709  
濃紫陽花雨読の玻璃に色にじみ 乗光雅子 雨月 200709  
紫陽花を戸毎に湖畔町さびれ 乗光雅子 雨月 200709  
茄子紺の紫陽花めぐり人集ふ 南原正子 酸漿 200709  
八丈千鳥てふ紫陽花の幼けなし 青木政江 酸漿 200709  
紫陽花の雨を重ねて色の濃し 島崎勇作 酸漿 200709  
紫陽花寺画眉鳥飽かず鳴きにけり 岸野美知子 酸漿 200709  
紫陽花やそつと手をかす車椅子 岸野美知子 酸漿 200709  
紫陽花の色いと冴ゆる雨の中 牧原佳代子 酸漿 200709  
紫陽花の折々告ぐるごとくなり 牧原佳代子 酸漿 200709  
石仏も紫陽花色に染まりけり 中条さゆり 200709  
たれも来ぬ青信号や濃紫陽花 小川美知子 200709  
海の風来る六甲山の濃紫陽花 長谷川翠 馬醉木 200709  
紫陽花は六甲が好き寺が好き 岩垣子鹿 ホトトギス 200710  
紫陽花は盛り上がる花山に彩 嶋田一歩 ホトトギス 200710  
紫陽花の彩の盛りを真昼時 高田令子 200710  
壇上の紫陽花ほめてより講義 加藤峰子 200710  
紫陽花の毬断崖にとどまれり 桑島啓司 200710  
雨誘ふ風となりたる濃紫陽花 向井由利子 200710  
紫陽花や寺院にて売る恋みくじ 阿部ひろし 二の杉 200710  
紫陽花の一花の重さ揺れもせで 柳生千枝子 火星 200710  
紫陽花に濡れて裏戸の回覧板 今井忍 ぐろっけ 200710  
紫陽花の終焉にまた人も老ゆ 小野木雁 酸漿 200710  
紫陽花の紺は濡れ色早起きす 松本鷹根 京鹿子 200710  
紫陽花のみな白皙の顔ばかり 長沼三津夫 200710  
紫陽花や拭き込まれをる格子窓 小島みつ代 200710  
紫陽花に六甲の彩ありにけり 山田弘子 ホトトギス 200711  
紫陽花を誉めつつセールスマン来たる 高倉恵美子 200711  
恩賞に一千石や濃紫陽花 角直指 京鹿子 200711  
玉紫陽花咲きつぎつ珠そろへつつ 阿部ひろし 酸漿 200711  
紫陽花の今朝の変化よ厨窓 大山妙子 酸漿 200711  
紫陽花の紫微妙青微妙 高石幸平 ホトトギス 200712  
紫陽花の彩の逢魔が時となる 上崎暮潮 ホトトギス 200712  
剪定されし紫陽花の芽の整然と 松崎鉄之介 200805  
早々と紫陽花芽ぐみ夢つなぐ 篠崎荘市 酸漿 200805  
紫陽花の葉に紛れたる蕾かな 稲畑汀子 ホトトギス 200806  
紫陽花の濡れ色といふ一変化 稲畑廣太郎 ホトトギス 200806  
紫陽花の毬蹴つてゆく羽音かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200806  
風といふ絵筆紫陽花染めてゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 200806  
揺れゐるを剪ればしづまり濃紫陽花 鷹羽狩行 200806  
紫陽花に絵筆を執れば旅ごころ 泉田秋硯 二重唱 200806  
紫陽花の大きく揺るる母郷かな 高倉和子 200806  
味噌の香の漂ふ里や濃紫陽花 邑橋節夫 菊揃へ 200806  
紫陽花の咲きたてといふ笑顔かな 浅田光喜 絵巻物 200806  
紫陽花を抜けあぢさゐを抜け渓へ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200807  
雨によし陽によし背戸の濃紫陽花 加藤克 200807  
雨の降る紫陽花へ着く船首かな 青山丈 200807  
紫陽花の紫匂ふ朝日かな 竹下陶子 ホトトギス 200808 紫陽花→6

 

2016年6月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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