登 山 3   147句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
暫らくは欄間に安置登山杖 佐藤山人 200809  
昨夜の雨一気にあがり登山靴 妹尾貞雪 春燈 200809  
筒鳥や登山者の鈴遠ざかり 白石正躬 やぶれ傘 200809  
童らの焼印さはに登山杖 小林碧郎 馬醉木 200810  
登山具を糶にかけをり夏痩せて 小林碧郎 馬醉木 200810  
登山道身を傾けてすれ違ふ 山下由理子 200810  
雷鳥の子に道ゆづる登山隊 山田春生 万象 200810  
金輪際ふめぬお箸が登山口に 丸山佳子 京鹿子 200810  
もう次へ踏み出す構へ登山靴 加藤美代子 炎環 200810  
鈴付けて母の遺しし登山杖 柴崎甲武信 月日 200811  
湯の宿に登山の汗を流しけり 渡辺安酔 200811  
登山小屋夜風けものの声発す 西村梛子 馬醉木 200811  
早起き会とて集まりし朝登山 唐鎌光太郎 ぐろっけ 200811  
訥辯の強力が指す登山地図 佐藤山人 200811  
登山靴みがきこの世を無器用に 小谷延子 万象 200811  
水音に足を速めて登山の子 平井澪子 六花 200811  
登山帽四つ足となり岩場攀づ 藤原照子 200909  
新宿の夜にまぎれし登山帽 古屋元 200909  
風の情にほだされてゐる登山帽 片桐てい女 春燈 200910  
五合庵濡れ縁にあり登山帽 加藤美代子 炎環 200910  
登山電車窓いつぱいに夏の山 田島洋子 200911  
登山靴劣化進んでゐたりけり 野田美子 200911  
予定なき登山靴なり磨くなり 田村園子 200911  
ひたすらにしりとり遊び登山道 平居澪子 六花 200911  
登山の荷上がり框に降ろしけり 若井新一 200912  
爽籟は木々のコーラス登山道 宮入河童 200912  
九条を守る兄貴の登山帽 有本勝 ぐろっけ 200912  
娶らざる不惑男の登山靴 穐好樹莵男 馬醉木 201008  
すぐ寝つく若さ羨む登山小屋 鷹羽狩行 201008  
登山口に赤いポストにもさようなら 丸山佳子 京鹿子 201009  
熊笹の樺にかはる登山道 箕輪カオル 201009  
登山道地獄の一、二、三丁目 島内美佳 ぐろっけ 201009  
平坦な道を横切り登山径 湯川雅 ホトトギス 201010  
登山地図と重ねし歌の小冊子 山田美恵子 火星 201010  
ダウンロードサービス登山地図にまで 後藤比奈夫 ホトトギス 201011  
味の良き空気と気付く登山基地 浜田南風 201011  
休む間も紐をゆるめず登山靴 望月晴美 201011  
登山靴のリズムを刻むがれ場かな 柿沼盟子 風土 201011  
父の娘と労りあひつ夏登山 伊吹之博 京鹿子 201011  
曲るたび空に近づく登山バス 渡部志津子 201012  
髪も眼も歯も借りものよ登山靴 鈴木浩子 ぐろっけ 201012  
アルプスの登山口なりななかまど 宮田香 201101  
登山靴磨きて明日の峰仰ぐ 杉本光 201101  
猪の小屋の前より登山道 須賀敏子 あを 201102  
山ガールてふ色彩の登山客 年森恭子 ぐろっけ 201108  
登山道頂きまでの御詠歌碑 井山幸子 万象 201108  
ゴンドラやリフトで登山蔵王岳 だいじみどり 201109  
山頂へ四粁登山ここらまで だいじみどり 201109  
登山電車青水無月の底方発 久染康子 201109 箱根
帽深く被り直して登山口 鈴木照子 201110  
雪渓をゆく豆粒の登山隊 室伏みどり 雨月 201110  
一筋の煙の匂ふ登山小屋 成田美代 201111  
槍恋ひし穂高恋ひしと登山地図 後藤比奈夫 ホトトギス 201112  
登山地図お花畠を鏤めて  後藤比奈夫 ホトトギス 201112  
登山道より山霧の降りてくる 高倉和子 201201  
猪垣に錠かけてあり登山道 平居澪子 六花 201201  
杖つけば皆登山めく歩みかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201205  
重装備解かず憩へる登山帽 湯橋喜美 201208  
生涯で一度の登山富士の山 藤見佳楠子 201209  
明易し火を焚いてゐる登山口 城孝子 火星 201209  
富士登山湧き立つ雲の下にみゆ 吉田博行 かさね 201210  
仰ぎ見て続く急峻富士登山 吉田博行 かさね 201210  
しんがりに気息を合はせ登山帽 石黒興平 末黒野 201210  
登山道ここより舗装途切れゐて 田中佐知子 風土 201210  
登山帽鐔より雨の滴り来 石井美智子 風土 201211  
解散の声はきはきと登山果つ 石井美智子 風土 201211  
登山靴漸く馴れて雲の上 降幡加津 ろんど 201211  
遭難碑までの登山でありにけり 藤浦昭代 ホトトギス 201212  
バス降りて意気軒昂の登山口 松本文一郎 六花 201212  
徳島の街の真ん中てふ登山 稲畑廣太郎 ホトトギス 201305  
ここからが登山道です油瀝青 森理和 あを 201306  
登山道崖を守れる著義の花 田中清秀 かさね 201307  
登山地図晴の日の色にて描かれ 後藤立夫 ホトトギス 201310  
登山客へ魚沼産の握飯 鈴木照子 201310  
登山地図に夫の口上ありにけり 箕輪カオル 201310  
梅雨明くる天保山の登山証 杉浦典子 火星 201310  
登山帽歩幅小さくなりしかな 水原春郎 馬醉木 201311  
雌岳より雄岳に向かふ登山杖 石田きよし 201311  
登山道白く明らか山眠る 河村啓花 ろんど 201403  
登山めく飛火野といふ斜面かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201407  
もう登山出来ぬ足弱とはなりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 201407  
城跡へ向かふ身幅の登山道 鈴木石花 風土 201408  
囀りや紐とり替ふる登山靴 野畑さゆり 201408  
来れるかと夫の手伸びる登山かな 山ア里美 璦別冊 201408  
足湯して八海山登山語り合ふ 森山暁湖 万象 201409  
禅寺に長逗留の登山靴 柴崎甲武信 春燈 201409  
熊除けの鈴鳴る登山バスの中 鈴木照子 201409  
熊よけの鈴の追ひ越す登山道 樺山翠 雨月 201411  
万緑を縫ひゆく登山電車かな 石黒興平 末黒野 201411  
絵を貼りて羆注意の登山口 戸田春月 火星 201411  
外つ国の人と唄へり登山宿 成田美代 201411  
紐ゆるめ流れに濯ぐ登山靴 成田美代 201411  
登山鉄道最後に載せる師走の荷 甲州千草 201502  
チンドン屋ピアノ初戀富士登山 佐藤喜孝 あを 201506 爲殘したこと
登山靴のまま焼香の列に在り 片桐てい女 春燈 201507  
登山靴履くや身の内軽くなる 藤森すみれ 201507  
新旧の疵の息づく登山靴 布川直幸 201507  
滝道を過ぎて登山となりにけり 大橋晄 雨月 201507  
礼文島の土に汚れし登山靴 林いづみ 風土 201508  
熊笹を膝の分け行く登山口 丸山美奈子 馬醉木 201509  
走り根を大股で行く登山帽 中島昌子 201509  
仰ぎ見る尾根に登山の影小さし 羽賀恭子 201509  
見え隠れせり林道の登山帽 安斎久英 末黒野 201509  
登山靴風通したる晴間かな 野畑さゆり 201510  
筆圧の強きの集ふ登山口 安居正浩 201510  
登山帽褪せたる夫の記憶はも 密門令子 雨月 201510  
登山靴踊りの輪からはみだせり 奥田茶々 風土 201511  
これよりの道に登山の靴固め 山田佳乃 ホトトギス 201512  
草の実や測量技師の登山靴 斉藤マキ子 末黒野 201602  
一合目馬返してふ登山口 長尾タイ 末黒野 201604  
九合目足に重たき登山靴 長尾タイ 末黒野 201604  
ことことと登山電車や春の旅 大湊栄子 春燈 201605  
富士塚に登山口あり草萌ゆる 廣瀬雅男 やぶれ傘 201605  
売店に人影のなき登山口 柴田佐知子 201607  
登山靴自分さがしに行くといふ 熊川暁子 201608  
先頭を代りて鳴らす登山鈴 成田美代 201609  
登山口てふ緑青の噴く大鳥居 中山皓雪 201609  
郭公の次の声待つ登山口 林八重子 馬醉木 201609  
登山帽集まつてくる酒場かな 町山公孝 201609  
山男の子が置きくれし登山杖 加藤富美子 201609  
道標に掛けて息継ぐ登山帽 藤代康明 201609  
いただきに雲降りて来し登山口 佐津のぼる 六花 201609  
縦走は昔語りや登山靴 松本文一郎 六花 201609  
似合っても似合はなくとも登山帽 中川句寿夫 あを 201609  
銅の大鳥居より登山道 青谷小枝 やぶれ傘 201609  
山へ行かない山の日の登山靴 成田美代 201611  
頂上は風が強しと登山口 内海保子 万象 201701  
似合ひても似合はなくても登山帽 中川句寿夫 ここのもん 201705  
じぐざぐに登山道行く夏帽子 山田天 雨月 201708  
登山小屋碍子顕はに寝まりけり 能村研一 201709  
水楢の下に水飲む登山帽 箕輪カオル 201710  
登山すや修験の巌仁王立ち 南光翠峰 馬醉木 201710  
ホームより登り始る登山駅 田村すゝむ 風土 201710 谷川岳
円虹に手をふつてゆく登山隊 山田春生 万象 201710  
登山帽ふり風自在雲自在 和田華凜 ホトトギス 201711  
鹿避けの柵を開いて登山道 須賀敏子 あを 201711  
源泉のにほひ漂ふ登山口 菊池洋子 やぶれ傘 201710  
杉の実のどさと落ちたる登山口 島野ひさ 万象 201803  
天守閣頂上までといふ登山 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807  
腰太き女人先行く登山靴 大橋松枝 201809  
来し道を望む薄暮の登山小屋 須賀敏子 あを 201808  
けもの道交差してをり登山道 平居澪子 六花 201810  
山は呼ぶ万歳の声登山杖 橋本くに彦 ホトトギス 201811  
山笑ふ紐しめなほす登山靴 横山さくら 春燈 201904  
出勤の群れに紛れる登山帽 塩谷則子 船団 201910  
登山道茶屋の残骸そこここに 加藤直人 末黒野 201911  
富士塚に登山口あり木の実落つ 廣瀬雅男 やぶれ傘 201911 登山→ 1

 

2020年7月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。