寿 司 2     32句

    寿司

作品
作者
掲載誌
掲載年月
深吉野よ鮎の半なれ寿司の香よ 中島陽華 201612
永き日の偉そうにするいなり寿司 早瀬淳一 船団 201701
鱧寿司や夢の父母割烹着 神田惣介 京鹿子 201711
箱寿司の海老のほの赤冬ぬくし 火箱ひろ 201803
異人客殖えし寿司屋や京の秋 神田惣介 京鹿子 201804
混ぜる寿司にそふる花菜のからし和へ 山咲和雄 末黒野 201804
隣家より年豆と巻寿司届く 東秋茄子 京鹿子 201805
須磨寺や卯の花寿司を中食に 山田六甲 六花 201807
寿司桶にどつぷり浸る冷素麺 山本茂子 末黒野 201810
鉦叩盤台に盛るちらし寿司 秋川泉 あを 201812
柚子しぼり母特製のちらし寿司 久保夢女 201902
うららかや花舗のやうなるちらし寿司 大川ゆかり 201906
目張り寿司山盛りにして梅見茶屋 上辻蒼人 風土 201906
春霞舌が記憶のちらし寿司 仁上博恵 201907
回らない寿司など食うて立夏かな 波戸辺のばら 201910
秋近し光る新子の寿司二貫 増田祐司 やぶれ傘 201912
河童忌の回転寿司の海苔へなへな 津田このみ 船団 201912
白魚の光の寿司を掌に 山浦紀子 春燈 202004
苦学生に鯖寿司食はすバイト先 三井所美智子 202104
寒鰤や回転の寿司取りそびれ 木村純子 末黒野 202104
桃の花箍のゆるみし寿司の桶 都築繁子 202105
夏めくや寿司飯台の箔の艶 小林陽子 202107
涼しさや昼の寿司屋の開店前 森なほ子 あを 202110
江戸菊や寿司屋の白木磨かれて 松本胡桃 風土 202201
しぐるるや鯖街道に鯖寿司屋 塩貝朱千 京鹿子 202204
梅日和酢のほんのりと手まり寿司 森田節子 風土 202205
江戸前と染めし寿司屋の夏暖簾 豊谷青峰 春燈 202208
岩寿司の盛り塩締まる走り梅雨 町山公孝 202208
松山の沖に揚げたる鯖の寿司 山田六甲 六花 202206
いなり寿司つまみ勤労感謝の日 谷口摩耶 202301
昼からはばら寿司作る雛の宴 湯本正友 やぶれ傘 202306
酢をきかす龍馬通りの龍馬寿司 村田あを衣 京鹿子 202307
寿司 →1

 

2023年8月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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