睡 蓮 2     114句

睡蓮の水に二時の日三時の日    後藤比奈夫

睡蓮  未草

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
寺あれば池池あれば睡蓮花 吉原一暁 200501  
睡蓮の枯れ尽くし風渡るなり 山田六甲 六花 200503  
睡蓮の花芽豊かに支考の忌 長村雄作 栴檀 200507  
睡蓮へ雨降りしきる不思議色 遠山みち子 200508  
睡蓮へ一泡吐いて鯉潜る 阪口久子 築港 200508  
水盤の藍の余白や睡蓮花 小林成子 200509  
睡蓮の葉は水の面に影もたず 高岡敏子 200509  
睡蓮や傘傾けてすれ違ふ 田村園子 200509  
鯉騒ぐに睡蓮静を保つなり 大橋晄 雨月 200509  
睡蓮の白光やモネ目を病みし 片山喜久子 雨月 200509  
睡蓮や雑魚鬩ぎ合ふ城の影 禰寝瓶史 京鹿子 200509  
睡蓮の池にしばしば雷火陥つ 瀧春一 菜園 200509  
睡蓮の放つ香りのありにけり 牧原佳代子 酸漿 200510  
睡蓮の池を蜻蛉のかすめけり 先崎きくよ 酸漿 200510  
睡蓮の水を揺るがすヘリコプター 景山まり子 百鳥 200510  
紅睡蓮逢瀬束の間別れけり 奥村鷹尾 京鹿子 200510  
睡蓮のねむる刻なり夕仕度 柳瀬都音子 築港 200510  
雨意深し睡蓮が水もりあげて 高橋さえ子 200510  
睡蓮のむかう暮れゆく流れあり 遠野萌 200602  
睡蓮の浮巣に覗く鷭の雛 竹内志げ子 酸漿 200608  
蓮の葉の水睡蓮にこぼれけり 山田六甲 六花 200608  
睡蓮や水の中より風生れて 太田寛郎 200609  
睡蓮のねむりに泡のまた一つ 飯野勝男 春燈 200609  
睡蓮の葉裏の紅を風渡る 杉浦典子 火星 200609  
睡蓮の余白の水の曇りかな 宮津昭彦 200609  
睡蓮の池とも別れ柩行く 村越化石 200609  
睡蓮の水は地獄を蔵しけり 吉村摂護 200609  
睡蓮のさみしく咲いておりにけり わかやぎすずめ 六花 200609  
睡蓮に生絹光りの雨いたる 友田直文 200610  
睡蓮の花の輪廓正しけり 桑田青虎 ホトトギス 200610  
睡蓮や口の動いて声となる 万城希代子 200610  
睡蓮や登四郎句碑に瞑想す 穴澤光江 遠嶺 200610  
睡蓮の精が出さうなモネの庭 田下宮子 200611  
白昼や水に火照りし青睡蓮 荻野千枝 京鹿子 200611  
睡蓮のひとりつつしむ水鏡 竹貫示虹 京鹿子 200706  
睡蓮の葉のもみぢして水濶し 瀧春一 200706  
睡蓮とわが傘を打つ雨の音 宮津昭彦 200708  
睡蓮の花弁鋭く端正に 宮津昭彦 200708  
浮島をなす睡蓮に樹影差す 宮津昭彦 200708  
睡蓮のひかりを絵の具盛り描く 宮津昭彦 200708  
睡蓮の覆ひきれざる濁りかな 山田六甲 六花 200708  
睡蓮にわが坐す影の及びたる 山田六甲 六花 200708  
睡蓮の花の綻びふつと息 鴨下昭 200709  
睡蓮の初花傘寿の誕辰に 駒井でる太 200709  
モネの絵に負けず睡蓮華やげる 竹内悦子 200709  
睡蓮の余白の水に亀の首 藤岡紫水 京鹿子 200709  
弁天の池の睡蓮をゆらす鴨 岸野美知子 酸漿 200709  
睡蓮に小さき風来て雨催 上林孝子 200709  
睡蓮に昼の鶏鳴届きけり 上林孝子 200709  
睡蓮の葉畳に風少し来て 上林孝子 200709  
睡蓮を日照雨の渡る光琳忌 山本みゆき 万象 200710  
雨傘の重なり合うて睡蓮池 秋千晴 200710  
睡蓮の少し片寄り水の雲 小泉喬 万象 200711  
睡蓮や葉裏に何か隠れをり 清水明子 遠嶺 200711  
睡蓮に大鬼蓮の君臨す 杉山瑞恵 雨月 200711  
睡蓮に夕風立ちて帰りどき 上林孝子 200711  
睡蓮の水澄む甕の目高かな 阿部ひろし 酸漿 200712  
睡蓮に誰もが遠くなるまなざし 坪内稔典 稔典句集U 200804  
睡蓮へまっすぐに行くあの人は 坪内稔典 稔典句集U 200804  
睡蓮や老いも若きも腰おろす 坪内稔典 稔典句集U 200804  
オカリナを吹く皇子たちよ睡蓮は 坪内稔典 稔典句集U 200804  
睡蓮へちょっと寄りましょキスしましょ 坪内稔典 稔典句集U 200804  
睡蓮や十年前の日が射して 坪内稔典 稔典句集U 200804  
日表といふ睡蓮の目覚かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200805  
粛粛と祝ぎの睡蓮ひらきけり 柴崎英子 絹の波 200806

林翔先生

詩歌文学館

賞受賞

睡蓮の流れのゆるき水に咲く 中村輝子 酸漿 200808  
睡蓮の水面に雨と漣と きくちきみえ やぶれ傘 200808  
睡蓮や老いて上野を山と知る 齊藤實 200809  
神苑にモネの睡蓮目覚めけり 久本久美子 春燈 200809  
睡蓮のカメラ向ければつと動く 北畠明子 ぐろっけ 200809  
睡蓮の巻葉フルート鳰鳴けり 西山美枝子 酸漿 200809  
睡蓮や池のおくより風うまれ 設楽唱子 酸漿 200809  
睡蓮や濁りし水の豊なる 星アヤ 酸漿 200809  
睡蓮の深きねむりや盆踊 藤田宏 200809  
庭の甕今年睡蓮五度咲けり 松崎鉄之介 200809  
睡蓮のひとひら水を被きゐる 櫨木優子 200810  
亀の子が睡蓮の葉を踏み外す 山田京子 200810  
睡蓮のすきまに背鰭見え隠れ 落合裕子 万象 200810  
覗きこむ頭あたまよ睡蓮鉢 道坂春雄 炎環 200810  
睡蓮の正午の白さ日をはじく 乗光雅子 雨月 200810  
睡蓮やミューズの降りて来る時刻 清水晃子 遠嶺 200811  
睡蓮やクラリネットを吹く少女 鈴木清子 遠嶺 200811  
睡蓮の葉裏くすぐる魚の影 萩原渓人 やぶれ傘 200811  
睡蓮の池に黄の陣白の陣 市村健夫 馬醉木 200812  
一仏の如く蛙の睡蓮に 竹下陶子 ホトトギス 200812  
睡蓮を揺らして泳ぐ鯉のあり 先崎きくよ 酸漿 200812  
秋日受け睡蓮咲いてをりにけり 藤原春子 六花 200901  
でで虫を睡蓮の葉に移しけり 山田六甲 六花 200907  
楊貴妃もかくやと開く紫睡蓮 小島昭夫 春燈 200908  
四阿に睡蓮の夜を過ごしをり ことり 六花 200908  
睡蓮や上杉神社毘≠フ幟 須賀敏子 あを 200908  
五日目は開かず沈む姫睡蓮 森理和 あを 200908  
睡蓮の咲きし彼岸の阿弥陀佛 難波篤直 200909  
睡蓮のつんつんつぼみ日のゑくぼ 岡田のり子 200909  
菩提寺の池の淨土の白睡蓮 原桂子 200909  
池の面茎をもたげし花睡蓮 武田千鶴子 200909  
睡蓮の巻葉のゆるぶ太宰の忌 宇都宮敦子 200909  
睡蓮の次の風待つ木橋かな 根本ひろ子 火星 200909  
やはらかく睡蓮窄み水中に 森理和 あを 200909  
睡蓮の葉がくれながら一花咲く 東芳子 酸漿 200909  
睡蓮の余白探して亀の首 藤原照子 200909  
睡蓮を縫つてお堀を蛇渡る 丹生をだまき 京鹿子 200909  
水盤の水替へてをり睡蓮花 小澤菜美 200910  
睡蓮のめざめのよくて揃ひ咲く 東野鈴子 雨月 200910  
贋作のモネの睡蓮掛くる朱夏 小原登志春 雨月 200910  
睡蓮の巻葉ほどきて誘ふや 明石文子 ぐろっけ 200910  
睡蓮の葉に身じろがぬ青蛙 中里カヨ 酸漿 200910  
睡蓮の池の静けさ浮御堂 三浦百合子 200910  
睡蓮の水の余白に雲を置く 久保東海司 200911  
睡蓮に日差のもどる宮の池 広瀬峰雄 200911  
橋渡るとき睡蓮のつと揺るる 篠崎善久 やぶれ傘 200911  
睡蓮に日輪ひとつづつ宿る 岩岡中正 ホトトギス 200912  
睡蓮の目覚めてをりぬ靴を干す 小川玉泉 末黒野 200912  
睡蓮の浮葉とんばう休ませて 網野茂子 酸漿 200912 睡蓮 →3

 

2020年7月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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