作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
帆船の綱の造形素秋なり | 能村研三 | 沖 | 200010 |
どの遺書も母上様とある素秋 | 栗山恵子 | 雨月 | 200111 |
湯の町の端より暮るる素秋かな | 竪ヤエ子 | 雲の峰 | 200501 |
全身に素秋のひかり貰ふ朝 | 出来由子 | 鴫 | 200511 |
石蹴つて石の昂り嵯峨素秋 | 鈴鹿仁 | 京鹿子 | 200610 |
小峰城より素秋三百六十度 | 千田百里 | 沖 | 200611 |
一川の眦上げてゆく素秋 | ほんだゆき | 馬醉木 | 200612 |
噴煙を素秋の白とおもふかな | 辻直美 | 沖 | 200612 |
ゆつくりと星座組まるる素秋かな | 加藤京子 | 遠嶺 | 200812 |
歌舞伎座へ素秋の風を道連れに | 橋本良子 | 遠嶺 | 200912 |
白秋をしのぶ素秋や帆型の碑 | 楠原幹子 | 沖 | 201112 |
野も山も素秋に入りぬ水の唄 | 和田照海 | 京鹿子 | 201202 |
隣人といふ遠きもの素秋かな | 水野恒彦 | 槐 | 201211 |
言の葉を紡ぎ紡ぎて素秋かな | 亀井福恵 | 京鹿子 | 201401 |
素秋の山織部の魂と出合ひたる | 鈴木初音 | 槐 | 201412 |
竹林の径はひとすぢ嵯峨素秋 | 鈴鹿仁 | 京鹿子 | 201610 |
写経する素秋高野の別世界 | 七郎衛門吉保 | あを | 201611 |
ビル街の辻に素秋の風立ちぬ | 東小薗美千代 | 末黒野 | 201611 |
風素秋毛並揃うて来る羊 | 甲州千草 | 沖 | 201711 |
風素秋毛並揃うて来る羊 | 甲州千草 | 沖 | 201711 |
竿出して湖の素秋に前屈み | 松本鷹根 | 京鹿子 | 201711 |
魚影に魚がおどろく嵯峨素秋 | 塩貝朱千 | 京鹿子 | 201810 |
素秋の風弥陀の御顔となり眠る | 伊藤希眸 | 京鹿子 | 201811 |
追伸の「秋」の一文字窓素秋 | 鈴鹿呂仁 | 京鹿子 | 201910 |
竹林の風の持て成し嵯峨素秋 | 鈴鹿仁 | 京鹿子 | 201910 |
御座船の白き舳先の素秋かな | 野口宗久 | 京鹿子 | 202001 |
妣の歳一つ越したる素秋かな | 伊藤希眸 | 京鹿子 | 202011 |
嵯峨面の裏はしろじろ素秋なる | 村田あを衣 | 京鹿子 | 202109 |
椎大樹素秋の風の通りけり | 黒滝志麻子 | 末黒野 | 202201 |
風素秋成すべきことの時間割 | 能村研三 | 沖 | 202211 |
2022年11月16日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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