猪 鍋       59句

猪鍋や琥珀となりし人参酒    寺内一砂

牡丹鍋  猪鍋

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
猪鍋やカフスボタンのうろうろす 山尾玉藻 火星 199901  
猪鍋や巽より声かけられし 竹内悦子 199903  
猪鍋や青年団長正座して 深澤鱶 火星 200002  
猪垣が見え猪鍋の煮えたぎる 田中藤穂 水瓶座 200002  
猪鍋や岳見えぬまま夜が来て 星野秀則 馬醉木 200002  
来合せて猪鍋に箸ためらはず 黒坂紫陽子 馬醉木 200003  
猪鍋の伊万里の鉢の藍の冴 堀田清江 雨月 200004  
猪鍋やにはかに積もる夜の雪 井上比呂夫 200010  
猪鍋や鬼棲む山をまなかひに 小川匠太郎 200012  
猪鍋や過疎に動ぜぬ顔ばかり 板倉勉 六花 200101  
猪鍋や秩父の闇をくぐり来て 三代川次郎 俳句通信 200101  
猪鍋を食うべ吐く息濃かりけり 丸尾和子 雨月 200101  
猪鍋の奉行の丹波ことばかな 山田弘子 円虹 200202  
ここまでは除雪してある猪鍋屋 北畠明子 ぐろっけ 200205  
猪鍋汁太く書かれて滝まつり 阿部文子 酸漿 200301  
猪鍋に適ひて杣の地酒あり 成宮紀代子 200302  
猪鍋の湯気打つ梁の鳴りにけり 熊丸淑子 馬醉木 200303  
猪鍋の火に寄つて来る山の声 長山あや 円虹 200303  
猪鍋の火の落ちとつぴんぱらりのぷ 山路紀子 風土 200312  
猪鍋の一人欠けゐしまま終る 山尾玉藻 火星 200401  
猪鍋の一点煮立つ御師の宿 近藤幸三郎 風土 200402  
猪鍋の二次会帰り午前様 泉田秋硯 200403  
「ええですらい」南予の湯屋も猪鍋も 松本恒子 ぐろっけ 200502  
猪鍋や熊野言葉のやはらかき 小山香月 酸漿 200503  
猪鍋や外気は零下十三度 櫻井恭比古 帆船 200504  
猪鍋のかたはらにある朱印帳 大山文子 火星 200504  
剥製の猪飾り置く猪鍋屋 寺尾とよ子 築港 200505  
遅き日や銅鑼打つて入る猪鍋屋 遊橋恵美子 風土 200507  
猪鍋や炭の弾ける音の中 広渡敬雄 200602  
猪鍋や闇吹き上ぐる父祖の谷 森田博 200603  
猪鍋のけもの臭きを嗜めり 森田博 200603  
猪鍋の誘ひ断はる北暗らし 吉田多美 京鹿子 200704  
猪鍋や宿の裏には猪の檻 広瀬千鶴 万象 200705  
猪鍋や教師夫婦の子は猟師 高倉恵美子 200708  
猪鍋や安房も深山の出湯宿 菊池由惠 酸漿 200802  
猪鍋を待つ炉の灰を均しつつ 内山花葉 200803  
猪鍋の湯気垂直に同期会 秋千晴 200905  
猪鍋に呼ばれ一升提げてゆく 彦根伊波穂 200912  
猪鍋や丹波の里の豊かなる 青山正英 201002  
猪鍋を囲む秩父に兜太の書 大西八洲雄 万象 201002  
猪鍋の煮詰つて来し山の風 川端俊雄 火星 201002  
猪鍋をつつき祭の下話 大西八洲雄 万象 201003  
猪鍋や一彈放つ構へして 坂本哲弘 山ざくら 201009  
猪鍋に酒は「小鼓」丹波かな 西田史郎 201101  
猪鍋や笑ひ上戸の人のゐて 西畑敦子 火星 201103  
喪の内の夜を猪鍋と濁酒 藤井美晴 やぶれ傘 201105  
猪鍋や夜目にも著き八ヶ岳 山田春生 万象 201203  
猪鍋を食うて五十路の思案かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201212  
猪鍋や神戸は猪を友として 稲畑廣太郎 ホトトギス 201212  
猪鍋を頬張る夕餉祖谷泊 橋本靖子 201301  
猪鍋や誘ひ断る術のなく 高木典子 雨月 201305  
仕留めたる数を自負せる猪鍋屋 高木典子 雨月 201305  
猪鍋やどの部屋からも湖見えて 牧田澄子 雨月 201602  
猪鍋や雨のやさしき文士宿 佐々木よし子 201603  
猪鍋や二人奉行の睨み合ひ 菊川俊朗 201702  
猪鍋を食うて神楽の蛇となる 山本則男 201704  
猪鍋や主のこぼす高齢化 甕秀麿 201705  
猪鍋や山里夜を深うする 竹中一花 201801  
猪鍋や真つ赤な炭の運ばるる 岸洋子 201907  

 

2019年11月28日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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