塩 鮭 (新巻 荒巻 塩引)    66句

塩鮭の重さ枯野の友への道    高島茂

  乾鮭  塩鮭 (新巻 荒巻 塩引)

作品
作者
掲載誌
掲載年月
塩鮭の歯に町の夜のチャイム沁む 丸山海道 海道全句集 199910
燈のなか塩鮭の片身あり 高橋将夫 200002
塩鮭売り幟を上げて枯田中 皆川盤水 春耕 200010
秘書つれて新巻置いてゆきにけり 夏秋明子 ヒッポ千番地 200010
新巻を解く庖丁を調へて 松尾緑富 ホトトギス 200201
懸鳥の塩鮭の塩荒々し 渡辺政子 春耕 200202
新巻の腹のくれなゐ刃を入るる 浜口高子 火星 200203
塩引の塩が味蕾を覚ましけり 水内慶太 銀化 200204
新巻の片身はルイベにて届く 深川知子 雲の峰 200303
塩鮭を吊して父のあるごとし 阿部正枝 絵具箱 200304
新巻の噛みたる塩の桃いろに 雨村敏子 200304
塩鮭の着いてごろんとふて寝かな 森一枝 八千草 200307
塩鮭の切身の重さみな同じ 苑実耶 200312
眼に力ある塩鮭を選びけり 小橋末吉 対岸 200404
とりあへず箱に戻しぬ新巻鮭 鈴木多枝子 あを 200404
オホーックの新巻われと睨み合ふ 品川鈴子 ぐろっけ 200501
土間の梁大新巻の下がりをり 林陽子 万象 200503
新巻や墨痕太き千社札 延広禎一 200503
新巻の塩にうるみし眼かな 若井新一 200504
塩鮭の塩純白にあらざりし 柴田佐知子 200602
塩鮭を一刀両断お裾分け 達山丁字 200603
新巻の貌おそろしと手を引く子 大串章 百鳥 200603
新巻を吊し父権のありし頃 野畑小百合 200603
軒先に塩引き鮭の逆さ吊り 金子知代 万象 200604
銀光りの荒巻どんと届きけり 松崎鉄之介 200702
新巻の吊されてをり武家屋敷 関口道代 200703
塩鮭は大辛口を好みとす 伊藤白潮 200801
誕生日北海道より荒巻着く 松崎鉄之介 200802
ヒューストンヘ転勤一家へ荒巻分く 松崎鉄之介 200802
新巻の叫びの口の荒き塩 黒澤登美枝 200803
新巻の大江戸線を乗り継ぎ来 柴崎甲武信 月日 200811
新巻の塩こぼれをり市の路地 吉村光子 火星 200904
色紙絵の新巻一尾歳暮とす 三川美代子 201002
新巻を下げて師を訪ふ空の旅 三村禮子 酸漿 201004
新巻きは眺めるだけのものとなり 山本敏子 ぐろっけ 201103
百越えし人新巻を送りきし 大西八洲雄 万象 201202
吊るさるる荒巻鮭のやぶにらみ 吉田和子 ぐろっけ 201304
北の風こめて塩鮭とどきけり 熊切修 末黒野 201304
塩鮭を提げて帰りし日の父よ 辰巳あした 雨月 201402
踏台で吊す新巻奉書巻き 鶴岡紀代 春燈 201403
自己流の大名下ろし新巻鮭 田中貞雄 ろんど 201403
新巻や一点睨む面構へ 上月智子 末黒野 201403
塩引鮭越後の風にさらさるる 辻香秀 201404
塩引鮭越後の風に乾きをり 坂根宏子 野山の道 201404
軒下の塩引鮭や腹赤く 坂根宏子 野山の道 201404
新巻の骨のくれなゐ叩き切る 原友子 201404
新巻に包丁窮すひとりなる 浜口高子 火星 201404
焼むすび塩鮭の香のひろごりぬ 齊藤哲子 201503
殺人兵器めいて塩鮭この塩気 津田このみ 船団 201505
文句なき塩鮭一尾ぶつた切る 押田裕見子 201506
塩鮭の吊るされし目は宙にあり 秋川泉 あを 201602
ぶら提げて来し荒巻の面構へ 岡本敬子 万象 201703
塩引きの縄の荒々町に風 青谷小枝 やぶれ傘 201703
新巻の修羅場くぐりし面構 小倉陶女 春燈 201704
新巻の鮭吊るさるる上野駅 杉本薬王子 風土 201803
新巻をおろす新聞厚く敷き 岡本敬子 万象 201803
刃を入れて塩鮭の紅現るる 三井所美智子 201808
塩引鮭の身の締まりゆく地棟かな 久島しんの 末黒野 202003
塩引鮭のかみつきさうな貌愛づる 恩田洋子 馬醉木 202003
アメ屋横丁塩鮭一本求めたり 江口九星 202006
荒巻やソーラン節を唄ふ破目 齊藤實 202101
新巻を切身にせんと出刃を研ぐ 泉一九 やぶれ傘 202103
あつあつの飯に塩鮭またがらす 吉田葎 202104

 

2021年12月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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