四月馬鹿 1       100句

四月馬鹿煙草の軽さのみを売り   三宅隆   提月

四月  四月馬鹿  エイプリルフール

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
こと切れしテレフォンカード四月馬鹿 山田弘子 春節 199503  
欠伸してでる涙あり四月馬鹿 横倉由紀 船団 199811  
四月馬鹿いい音たててドア閉まる 中原忽胡 船団 199811  
肩書きを脱いでも男四月馬鹿 保坂加津夫 会者定離 199900  
落書や死の文字書けぬ四月馬鹿 保坂加津夫 いろり 199904  
石投げて天に穴あく四月馬鹿 神蔵器 風土 199906  
饅頭に臍がありけり四月馬鹿 佐藤淑子 雨月 199906  
四月馬鹿薬喰とは烏にて 山田夏子 雨月 199906  
捨てることばかしが自慢四月馬鹿 保坂加津夫 いろり 199906  
四月馬鹿あまき色してゐたりけり 保坂加津夫 いろり 199906  
抜擢の人事伝はる四月馬鹿 佐方敏明 ぐろっけ 199907  
上賀茂に河童が出たよ四月馬鹿 福村壽子 京鹿子 199908  
経文はやたら無の字の四月馬鹿 松山律子 船団 199909  
四月馬鹿転勤辞令の軽さかな 北村春美 船団 199912  
どの辺で気づかれゐしか四月馬鹿 稲畑汀子 ホトトギス 200004  
地を売つてぐつすり眠る四月馬鹿 品川鈴子 ぐろっけ 200004  
擂粉木も食べし勘定四月馬鹿 河合城太 銀化 200005  
四月馬鹿男に戸籍なくなれば 保坂加津夫 いろり 200005  
堅物とそれが取り柄の四月馬鹿 保坂加津夫 いろり 200005  
ももいろの嘘ゆるさるる四月馬鹿 戸田春月 火星 200007  
病名の重き宣告四月馬鹿 山本万治子 円虹 200007  
四月馬鹿吾を仲間と思ふ猫 鶴目鯛遊子 六花 200007  
四月馬鹿かも待たさるる駅ホーム 川崎不坐 火星 200008  
好きなるが故の意地悪四月馬鹿 三宅美樹 円虹 200008  
四月馬鹿自分捜しの旅プラン 三宅美樹 円虹 200008  
四月馬鹿花に抱かれて花となる わたなべじゅんこ 船団 200008  
モナリザが髭蓄へて四月馬鹿 塩路隆子 精鋭選集 200008  
二階まで螺旋階段四月馬鹿 中原幸子 遠くの山 200010  
新幹線出口六つや四月馬鹿 福田かよ子 ぐろっけ 200101  
四月馬鹿天下取りなる手相とて 品川鈴子 船出 200104  
四月馬鹿金の成る木といふを買ふ 田中芳夫 200105  
孫より曽孫の可愛いや四月馬鹿 大西正栄 雨月 200106  
四月馬鹿なるにまかせることとして 保坂加津夫 いろり 200107  
親指が小指に叱られ四月馬鹿 貝森光大 六花 200107  
深爪の傷みはまこと四月馬鹿 行方克巳 知音 200107  
末広亭の看板みてる四月馬鹿 柳浩子 船団 200110  
結婚を決めぬ弟四月馬鹿 稲畑廣太郎 ホトトギス 200204  
四月馬鹿花粉をつけて漢くる 唯野まり 200204  
広告いつぱい抱いて朝刊四月馬鹿 吉田明 200206  
四月馬鹿猫におしゃれの毛染して 筏愛子 200207  
ペイオフに係りもなし四月馬鹿 北村香朗 京鹿子 200207  
車椅子より飛び出せし四月馬鹿 福井鳳水 円虹 200207  
四月馬鹿転ばぬ先の杖なくす 貝森光大 六花 200207  
四月馬鹿夫怒らせてしまひけり 三宅久美子 円虹 200208  
四月馬鹿その次の日が夏日とは 塚本務人 京鹿子 200208  
無駄足の戸に肩落とす四月馬鹿 大井貞一 京鹿子 200208  
四月馬鹿足袋の高値に驚けり 田口俊子 200305  
四月馬鹿バカと言はれて馬鹿になる 篠田大佳 あを 200305  
四月馬鹿妻より遅き死を望み 貝森光大 六花 200305  
四月馬鹿猫好き同士よくしやべり 小林清之介 風土 200306  
四月馬鹿そんじよそこらの手にのらず 鎌田つた枝 築港 200306  
夫三十我は八十四月馬鹿 大西正栄 雨月 200306  
四月馬鹿百円店に老眼鏡 八牧美喜子 200307  
おのが裾踏みて転びて四月馬鹿 隅田恵子 雨月 200307  
鉄腕アトムの誕生日来る四月馬鹿 稲次登美子 雨月 200307  
食パンに畳皺あり四月馬鹿 堀義志郎 火星 200307  
逆立ちて地球持ち上ぐ四月馬鹿 木根渕成子 遠嶺 200308  
トンポウロレシピ三枚四月馬鹿 片岡静子 200405  
初めてのハンカチの木や四月馬鹿 小黒加支 酸漿 200405  
四月馬鹿ウイルスメール五百越ゆ 星野淑子 200406  
丁寧に耳洗ひけり四月馬鹿 天野みゆき 風土 200406  
嘘一つつけぬ夫ゐて四月馬鹿 東川弘子 築港 200406  
四月馬鹿ならぬ嬉しき便りあり 小松渓水 酸漿 200406  
四月馬鹿突然恋がやってきた 安部里子 あを 200406  
生命線去年と違う四月馬鹿 貝森光大 六花 200407  
ユニセフに些かの寄附四月馬鹿 泉田秋硯 200407  
回覧に放火魔逮捕四月馬鹿 西面和子 200407  
四月馬鹿ときどき廻る大風車 迫口君代 河鹿 200407  
四月馬鹿テトラポットに寄せる波 迫口君代 河鹿 200407  
パソコンに辞令の届く四月馬鹿 高田令子 200407  
試食して買う羽目になり四月馬鹿 福田かよ子 ぐろっけ 200407  
憑物の落ちし顔あり四月馬鹿 原田竜子 河鹿 200408  
たこ焼の焼けるを見てる四月馬鹿 内藤ゑつ ゑつ 200411  
四月馬鹿つまらん事に感心し 松山律子 六花 200504  
四月馬鹿退会届二通ほど 伊藤白潮 200505  
四月馬鹿獲物の方が上手にて 木村茂登子 あを 200505  
水薬おいしさうなり四月馬鹿 田辺博充 200506  
又増ゆる郵便ポスト四月馬鹿 畑純子 築港 200506  
八十路来て怖いものなし四月馬鹿 藤原一路 築港 200506  
ピノキオにひと日なり切る四月馬鹿 川越勢津子 200506  
愚妻などと云えない筈よ四月馬鹿 橋本靖子 200507  
四月馬鹿秘薬の効き目あらたかに 遊橋恵美子 風土 200507  
融通の効かぬ帳尻四月馬鹿 葛馬房夫 雨月 200508  
剥がして読む葉書のとどく四月馬鹿 野沢しの武 風土 200512  
老いてなほ大き目標四月馬鹿 山荘慶子 あを 200604  
黙々と一途に生きて四月馬鹿 小黒加支 酸漿 200605  
四月馬鹿人の笑ひにやや遅れ 淵脇護 河鹿 200606  
四月馬鹿抜きそこなひてキルク栓 淵脇護 河鹿 200606  
増え過ぎし眼鏡の不便四月馬鹿 平山風鳥 河鹿 200606  
をぢさんと呼んで呼ばれて四月馬鹿 陳錫恭 春燈 200606  
四月馬鹿鴉相手に愚痴少し 池田光 200606  
夫に又愚知聞かせをり四月馬鹿 村田さだ子 酸漿 200606  
はからずも顔に傷負ふ四月馬鹿 大山妙子 酸漿 200606  
思ひきり喚いてみたい四月馬鹿 安部里子 あを 200606  
四月馬鹿笑はす嘘のむつかしく 木村茂登子 あを 200606  
ブロッサムのスペル違へて四月馬鹿 楯野正雄 200607  
転がればはや還暦や四月馬鹿 貝森光大 六花 200607  
弔問を受けゐてうつつ四月馬鹿 吉沢野笛 200607  
子授けの湯に入る婆や四月馬鹿 滝浪紀久子 万象 200609  
福耳といふも寡婦なり四月馬鹿 片山喜久子 雨月 200701

四月馬鹿

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2020年4月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。