四 月 2       104句

てのひらのうらやおもてや四月寒    八田木枯

四月  四月馬鹿

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
初つばめ四月二日の水曜日 駒井のぶ 200806  
平間寺ぐるり拝して四月かな 鈴木セツ 200806  
四月尽波郷の弟子のまたも減る 伊藤白潮 200806  
高齢者下に下にの四月かな 安部里子 あを 200806  
咲きました四月の本校事もなく 武田美雪 六花 200806  
風つのる四月の空はどんよりと 佐竹千代 やぶれ傘 200806  
我が名刺ひとごとのごと見る四月 濱上こういち 200807  
小流れに虫柱なす四月尽 生田作 風土 200807  
四月来る十八歳の定期券 稲葉ちよこ 風土 200807  
本降りになるまで四月の鍬を打つ 稲葉ちよこ 風土 200807  
天空のマチュピチュ四月は花の季 須賀敏子 あを 200807  
いつのまに合わないパズル四月かな 陽山道子 船団 200809  
雨降れば四月八日はもうそこに 稲畑廣太郎 ホトトギス 200810  
松の幹重なり暗く四月尽 瀧春一 深林 200901  
瑠璃色に鳩睦みあふ四月かな 山田六甲 六花 200904  
宇宙人めく二階の息子四月来る 須賀敏子 あを 200905  
手遊びのひとりの煮炊き四月なり 北川孝子 京鹿子 200905  
バスタブの落ち水やはらかに四月 石田静 200906  
透明な洗顔水や四月来る 加藤峰子 200906  
校庭を花駆け廻る四月かな 黒澤登美枝 200906  
福島の四月旬五の花の山 須賀敏子 あを 200906  
四月尽味噌蔵百の穴太積 菅谷たけし 200907  
山襞のふくよかなりし四月かな 大谷茂 遠嶺 200907  
夫頼ることにも慣れて四月尽 高倉恵美子 200907  
パスポート受けて四月の街に出る 廣瀬雅男 やぶれ傘 200907  
口癖のなんだつたつけ四月尽 相良牧人 200908  
人形の家に四月の陽が当たる 火箱游歩 船団 200909  
藻を縫つて小鯛あそべる四月尽 五領田幸子 馬醉木 200912  
楢山の四月の雪にけぶるなり 阿部ひろし 酸漿 201005  
群青の四月九日忌日とす 神蔵器 風土 201006  
ドリンクをかたへに四月の受験生 塩田博久 風土 201006  
万物がすっきり見えて四月来る 島本知子 ぐろっけ 201006  
針箱に色糸束ね四月尽 伊東和子 201007  
湯の宿の朝一面の雪四月 工藤美和子 酸漿 201007  
双腕に四月抱きてホームラン 瀬川公馨 201008  
四月に雪政治に狂いある如し 北村香朗 京鹿子 201008  
四月の雪大東京を化粧けわひたり 丹生をだまき 京鹿子 201008  
金鍔焼のうすき衣や四月尽 菅野雅生 ろんど 201008  
圜児等の脚のびやかに四月尽 乗光雅子 雨月 201008  
四月始まるわが闘癌の壁厚し 小澤克己 遠嶺 201008  
三の杉四月の夕日根に迎へ 阿部ひろし 酸漿 201105  
廃校の大柊に四月来る 長坂ヤス子 酸漿 201105  
手話で聞く原発ニュース四月尽 森下庸子 201107  
面映ゆく鴫四月号読み返す 数長藤代 201107  
要介護認定下りぬ四月かな 中下澄江 201107  
日に一話奇縁まんだら読む四月 卯木尭子 春燈 201107  
四月尽原発の語彙ふりふりて 菅谷たけし 201107  
燭台の明かり一つや四月尽 栃内和江 201107  
四月来ぬ雪をはなさぬ田畑かな 森屋慶基 風土 201107  
四月尽歌壇俳壇地震尽し 上野かりん ろんど 201107  
ミネルヴァの梟立てよ四月尽 峰尾秀之 201108  
四月尽無音となりし二月堂 山本久江 201108  
嬰児好きの高じて保母となる四月 落合由季女 雨月 201108  
送迎に駅のふくるる四月かな 柴田志津子 201206  
天空の鏡を割りて四月くる 辻美奈子 201206  
マラソンの足音そろふ四月かな 藤原冬人 火星 201206  
金箔をすりへらしゆく四月かな 佐藤喜孝 あを 201206  
精霊の水に触れたる四月かな 岩月優美子 201207  
四月は人の出入りの忙しくて 東秋茄子 京鹿子 201207  
腐ち蓮の中洲より風四月寒む 田中貞雄 ろんど 201207  
カレンダー破る音して四月なる 北村香朗 京鹿子 201208  
顔ぶれの一新四月なりしこと 稲畑汀子 ホトトギス 201304  
少年の歩巾大きく四月の野 竹貫示虹 京鹿子 201304  
ベランダ四月午後の紅茶の始まれり 末吉治子 春燈 201306  
四月なほ雪消え残る村に老ゆ 滝沢幸助 春燈 201306  
歌舞伎座の杮落しや四月来る 須賀敏子 あを 201306  
四月なほ雪消え残る村に老ゆ 滝沢幸助 春燈 201306  
ベランダ四月午後の紅茶の始まれり 末吉治子 春燈 201306  
新梢に雨の重たく四月過ぐ 布川直幸 201404  
遠近に声の溢れる四月かな 青野安佐子 201406  
庭の梅実がふくらみし四月かな 筒井八重子 六花 201406  
大淀の水鏡なす四月尽 大橋晄 雨月 201407  
制服のプリーツ美しき四月かな 粟倉昌子 201407  
泣き声の洩るる保育所四月かな 山崎里美 201407  
若者に問はれたきことあり四月 松林依子 201407  
四月来る封書に二円切手足す 中村洋子 風土 201407  
逆立てるヒップホップの四月尽 鈴木初音 201407  
気働き悔を残して四月尽 水田壽子 雨月 201408  
旅立ちの朝よ四月の瀬戸晴るる 水田壽子 雨月 201408  
四月一日捨て大根に花咲かす 村田岳洋 ろんど 201408  
練習につぐ練習の四月尽 数長藤代 201408  
花屋みな軒をはみ出す四月かな 吉成美代子 あを 201408  
四月来ぬ二円切手の白兎 志方章子 六花 201408  
四月早や早苗ゆるるも土佐なれや 森礼子 雨月 201408  
一円玉の軽さ重さの四月来ぬ 小沼ゑみ子 末黒野 201408  
四月入るサマータイムに刻すすめ 中村洋子 風土 201409  
四月十日悼林重尚様 稲畑汀子 ホトトギス 201504  
東京に四月八日の初雪ぞ 神蔵器 風土 201506  
駅中の知事の目まぶし四月来し 和田政子 201506  
闘病の友甲斐なくて四月尽 須賀敏子 あを 201506  
気が付けば空ばかり見て四月尽 須賀敏子 あを 201506  
効かぬ手の生さぬ仲めき四月尽 青木ちづる 201507  
疲れ切る四月も末の雪の肌 工藤ミネ子 風土 201507  
国境なき医師団に寄付四月かな 中村洋子 風土 201507  
四月一日地面より足が生え 大崎紀夫 やぶれ傘 201507  
湿原のみどり四月の鯉のぼり 大坪景章 万象 201507  
四月かな底冷えのなき朝稽古 松村光典 やぶれ傘 201508  
山手線に冷房が入り四月尽 松村光典 やぶれ傘 201508  
帯締めて一つたたいて四月かな 武田紀久 やぶれ傘 201508  
瞬けるさみどりの星四月くる 宮坂恒子 201606  
曾孫の生れて目出たき四月かな 中野あぐり 春燈 201606  
四月雛母の生家の広座敷 和田幸江 春燈 201607  
カルチャーの梯子をしたる四月かな 大室恵美子 春燈 201607  
小流れにいのち犇めく四月かな 間島あきら 風土 201607  
教科書の目次まつさら四月来る 藤井啓子 ホトトギス 201608  
四月尽く一人の熱き湯を落とし 田代民子 201608  
庭の花より美しき四月かな 水谷直子 京鹿子 201609  
窓開けて肌に四月の化粧水 陽山道子 船団 201701  
四月午後近所の宮に詣でけり 藤井美晴 やぶれ傘 201703 四月→3

 

2020年4月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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