秋 思 2  61句

大暴れせるその後の秋思の子   長谷部朝子   暖流

秋愁  秋思

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
墨つぎて秋思の筆の迷ひけり 石川倜子 馬醉木 201511  
秋思いま神の御旨に委ねけり 卯木堯子 春燈 201511  
秋思濃きミケランジェロの天井画 安永圭子 風土 201511 イタリア
貝殻の秋思の縞を拾ひけり 本多俊子 201511  
覗きたる水に映りしわが秋思 岩月優美子 201511  
漁火の一つ遠のく秋思かな 森岡正作 201511  
この秋思色ありとせば貝の裏 松井志津子 201511  
深閑と秋思を独り行き戻り 酒本八重 201512  
いときり歯よせて糸切る秋思かな 久布白文子 馬醉木 201512  
大いなる雲に秋思を見すかさる 本多俊子 201512  
夕風や秋思の歩幅保ちつつ 成田美代 201512  
何もかも遅くなり来し秋思かな 永田万年青 六花 201512  
レリーフ四十八枚分の秋思 辻水音 201512  
猫と僕ゴロンゴロンと秋思 田邉好美 201512  
この顔は秋思の顔かブルドッグ 中川久仁子 201512  
甲羅干す亀万年の秋思かな 橋本くに彦 ホトトギス 201601  
猫を抱く秋思のモデル影もたず 丸井巴水 京鹿子 201601  
秋思ふと瞼のふちにとどまりぬ 畑佳与 京鹿子 201601  
この秋思付き来るままに連れ歩く 外山節子 末黒野 201601  
針持つ手ときには止まる秋思かな 芝田幸惠 末黒野 201601  
ミュシャの絵の流るる髪に秋思あり 岩月優美子 201601  
ガレの灯のひときは秋思濃かりけり 粛藤晴夫 春燈 201601  
一族の墓塔に秘むる秋思かな 後藤眞由美 春燈 201601 鎌倉
肖像の女王の眼差し秋思かな 森田節子 風土 201602  
皇居前ビルの窓々秋思かな 神田惣介 京鹿子 201602  
右左見て出口なき秋思かな 天谷翔子 201602  
寝すがたの観音様にある秋思 岡野ひろ子 201602  
人のふり見て深まれる秋思かな 西川みほ 末黒野 201602  
ハイヒール秋思コツコツ遠ざかる 火箱ひろ 船団 201602  
わが秋思遺影の妻も同じかも 木村享史 ホトトギス 201603  
空の青川の氾濫見し秋思 都築繁子 201603  
硝子戸の子規の天地にある秋思 黒川悦子 ホトトギス 201604  
自づから渚へ来たる秋思かな 深川淑枝 201605  
迷惑をかけてしまひし秋思かな 稲畑汀子 ホトトギス 201610  
秋思なほ上り框に腰かけて 杉本光 201611  
鮨詰の秋思の顔と乗り合はす 田所節子 201611  
リオ五輪勝者にもある秋思かな 江島照美 201611  
すぎたれば良きも悪しきも秋思かな 柴田靖子 201611  
身ほとりの塵の愛しき秋思かな 鈴鹿呂仁 京鹿子 201611  
ひょうたん池水面に漂う秋思かな 大山夏子 201611  
花豆をふつくら煮るや秋思ふ 阪倉孝子 201612  
引く波の小石を鳴らす秋思かな 高橋まき子 風土 201612  
後ろ手に閉める秋思の漢の背 加藤峰子 201612  
木村屋の餡麺麭由来の秋思かな 齋藤晴夫 春燈 201612  
秋思とは逆立の脚壁にあづけ 片桐てい女 春燈 201612  
秋思かなビードロ三度吹いてみる つじあきこ 201612  
埴輪みな秋思の陰を纏ひ立つ 金森教子 雨月 201701  
径に奥その先に奥秋思の歩 湯川雅 ホトトギス 201701  
水音に消えて秋思の深からず 水野恒彦 201701  
とどのつまりは聖書にもどる秋思かな 井上正子 童女 201701  
秋思かなアールグレイの香り立ち 志方章子 六花 201701  
ボールペンしばしノックの秋思かな 峰崎成規 201701  
見えもせぬ山の向うを見て秋思 窪田佳津子 雨月 201702  
松陰の墓所に秋思の風渡り 山本漾子 雨月 201702  
秋思かな与謝野晶子のみだれ髪 浦川哲子 201701  
秋思かな奥付夫の蔵書印 平居澪子 六花 201702  
父の忌の数珠を爪繰る秋思かな 石黒興平 末黒野 201702  
赤門を前に秋思の八十路かな 大久保白村 ホトトギス 201704  
針持つ手ときには止まる秋思かな 芝田幸惠 末黒野 201704  
金平糖一粒づつの秋思かな 西村博子 馬醉木 201710  
リサイタル余韻にひたる秋思かな 大石恵子 201711 秋思 →1

 

2017年11月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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