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  乾鮭  塩鮭 (新巻 荒巻 塩引)

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
送葬や鮭を茶漬けに遅昼餉 森理和 あを 201211  
鮭小屋に朝日棍棒にも朝日 大崎紀夫 やぶれ傘 201301  
草枯の町をしづかに鮭の川 佐藤喜孝 あを 201302  
放たれてすぐに寄り合ふ鮭の稚魚 岡部玄治 201305  
海底の声ひきずりて鮭のぼる 中山皓雪 201312  
遡上せる鮭の一途さ旅の朝 横路尚子 末黒野 201401  
産卵の鮭涙目と思ひけり 大畑善昭 201401  
遡る鮭を橋より見て飽かず 森山暁湖 万象 201401  
犇めける遡上の鮭や遠音別川 横山昭子 雨月 201402  
鮭の町何かと言へば餅を撒く 半田稜 ろんど 201402  
鮭のぼる堰にいのちの水路生れ 秋葉雅治 201402  
酒の椀メノコにもらふ鮭祭 土屋草子 ろんど 201412  
鮭遡上するころ羆来ると言ふ 栗山恵子 雨月 201412  
風紋の縁の堅さや鮭颪 久染康子 201501  
死をもつて世代交代鮭遡上 清水佑実子 201501  
鮭来たるかの震災の稚魚なるか 清水佑実子 201501  
ふる里の川を忘れず鮭遡上 飯田美千子 201501  
月光に死にゆく鮭の背びれ見つ 竹内弘子 あを 201501  
黒潮の北上鮭を周章てさす 土屋草子 ろんど 201502  
吊されて伸びる三角鮭の貌 佐藤みのる 201502  
梁守りのことば優しく鮭誘ふ 土屋草子 ろんど 201502  
鬼子母神夜は逆流の鮭の川 半田稜 ろんど 201502  
晩酌のあてに干し鮭毟りけり 瀬島洒望 やぶれ傘 201504  
鮭一本荷物の重い帰り道 吉宇田麻衣 201504  
鮭のぼるのぼる身をオンボロボロに 大崎紀夫 虻の昼 201510  
鮭網を張りにふたつの船が出る 大崎紀夫 虻の昼 201510  
鮭打場大き水車のまはりだす 林陽子 万象 201511  
秋鮭のソテーに振りし赤ワイン 大日向幸江 あを 201601  
囮鮭糸の限りを遡上せり 宇都宮敦子 201602  
鮭来ると番屋の板戸押し開く 宇都宮敦子 201602  
のぼりきし鮭は藻の色石の色 升田ヤス子 玫瑰 201604  
絶叫の口をのこして鮭の果つ 直江裕子 京鹿子 201605  
鮭来ると雷屋の板戸押し開く 宇都宮敦子 201702  
瀬を上る鮭ひたすらにぽろぽろに 落合裕子 万象 201702  
火を囲む番屋の壁の吊し鮭 玉田瑞穂 万象 201703  
誰もをらぬ駅舎に乾され鮭二匹 堺昌子 末黒野 201703  
縄で吊る鮭の半身のほの暗し 竹内弘子 あを 201704  
百打つて鮭打ち棒のころがれる 神蔵器 風土 201712  
獅子独活の枯るる音して鮭颪 大森三保子 馬醉木 201712  
浅瀬ゆく遡上の鮭の口開けて 大森三保子 馬醉木 201712  
鮭のぼる瀬波夕日に盛上り 大森三保子 馬醉木 201712  
鮭トバの乾きつくして去年のもの 佐藤哲 万象 201801  
百打つて鮭打ち棒のころがれる 神蔵器 風土 201801  
鮭の川手負ひの背びれ見え隠れ 林陽子 万象 201801  
鮭遡る水底の砂もみあへり 森山暁湖 万象 201802  
鮭簗の鮞ばかり盗まるる 阿部月山子 万象 201802  
磯山を越ゆる潮風鮭乾ぶ 阿部月山子 万象 201802  
紅鮭の遠く旅して来る貌 中野あぐり 春燈 201803  
池の端の柳の芽ぶき鮭はぬる 堺昌子 末黒野 201806  
鮭打棒粗末がゆゑのしたたかさ 能村研三 201812  
荒鮭のまなこに溜むる涙塩 平子公一 馬醉木 201901  
干鮭のたましひのみなぶらさがる 雨宮桂子 風土 201902  
アラスカの鮭を茶漬けに故郷思ふ 伊吹之博 京鹿子 201903  
産むときの口して鮭の死にゆけり 吉田葎 201905  
雪解川稚鮭を放つ分校児 沼澤石次 馬醉木 201905  
活き締めの鮭なほ卵生み続け 永淵惠子 201907  
ぼろぼろの鮭美しく横たはる 高橋将火 201911  
水に身を打ちつけて鮭上りゆく 柴田佐知子 201912  
のぼる鮭落ち来る水にもどされて 本郷美代子 やぶれ傘 201912  
上る鮭鱗に透けし妊と忍 平野多聞 201912  
鮭遡上淋しきまでに傷を負ひ 山本雅子 馬醉木 202001  
鮭のぼる案外狭き河口かな 稲畑汀子 ホトトギス 202009  
オホーツクの浪の変幻鮭のぼる 稲畑廣太郎 ホトトギス 202009  
石狩の河口響動もし鮭躍る 稲畑廣太郎 ホトトギス 202009 鮭 →1

 

2020年9月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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