作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
温め酒下戸もこの香に誘はれ | 加藤みき | 槐 | 201712 |
注し注され尽きぬラリーの温め酒 | 森村江風 | 沖 | 201801 |
現世には弟とふたり温め酒 | 栗山恵子 | 雨月 | 201801 |
同じ録画同じ会話の温め酒 | 赤座典子 | あを | 201801 |
温め酒注いでつがれて誕生日 | 岡真紗子 | 沖 | 201801 |
まぼろしの荷風御膳や温め酒 | 石橋邦子 | 春燈 | 201802 |
手繰り食む蕎麦の美味さや温め酒 | 宮崎他異雅 | 末黒野 | 201802 |
背中より人は老いゆく温め酒 | 藤井啓子 | ホトトギス | 201803 |
温め酒過去となりゆく昨日かな | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201810 |
温め酒齟齬もろともに飲み干せり | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201810 |
心とは温め酒で癒ゆるほど | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201810 |
すぐ過去となりゆく今宵温め酒 | 土屋啓 | 馬醉木 | 201811 |
役者絵の鼻は写楽や温め酒 | 小笠原妙子 | 集 | 201811 |
忌を修し安堵の疲れ温め酒 | 大室恵美子 | 春燈 | 201812 |
昭和には佳き男ゐし温め酒 | 大西乃子 | 空 | 201905 |
看護師の唇触れし温め酒 | 植田かつじ | 船団 | 201906 |
肩寄せて屋台で交す酒温し | 谷口一献 | 六花 | 201911 |
いまどきのチンと音する温め酒 | 荻布貢 | 槐 | 201911 |
健やかに忘れて暮す温め酒 | 西村梛子 | 馬醉木 | 201911 |
温め酒に病何処かに消えてゆき | 大日向幸江 | あを | 201912 |
風呂上がり病追いやる温め酒 | 大日向幸江 | あを | 202001 |
ぐい呑は備前火襷温め酒 | 岡尚 | 風土 | 202001 |
分からんでもないと継ぎ足す温め酒 | 石田静 | 沖 | 202001 |
温めし新酒を酌むや浜の宿 | 延川五十昭 | 六花 | 202001 |
娘には無口な父や温め酒 | 佐藤信子 | 春燈 | 202001 |
みちのくの訛溶け込む温め酒 | 木暮陶句郎 | ホトトギス | 202003 |
温め酒令和寿ぐものとして | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202010 |
泊雲と龍子の縁温め酒 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202010 |
温め酒確と温めて五十年 | 梅田武 | 末黒野 | 202102 |
この後の事も聞きたし温め酒 | 星野椿 | ホトトギス | 202103 |
温め酒あたため酒と言ひながら | 根岸善行 | 風土 | 202112 |
いくつかは叶ひし夢や温め酒 | 吉村涼子 | 沖 | 202201 |
なつかしきものに年尾忌温め酒 | 岩岡中正 | ホトトギス | 202203 |
身の上を少し話して温め酒 | 吉田悦子 | 空 | 202205 |
温め酒入日を酔わす遠嶺あり | 松本鷹根 | 京鹿子 | 202209 |
人肌の恋しくなりて温め酒 | 高橋宜治 | やぶれ傘 | 202212 |
温め酒→1 |
2023年1月12日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。