野葡萄   36句

野ぶだうの色選びぬきひきちぎる   森るか   獐

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
野葡萄の色づき初めて日ありけり 鈴木美枝 酸漿 200001  
野葡萄よおまえも淋しき火の使い 吉川真実 海程 200002  
野葡萄のゆらりともせず狸出づ 浜福恵 風土 200012  
野葡萄の色に遠野の物語 佐藤みほ 200112  
野葡萄や屋根のトタンに錆きざす 谷野由紀子 雲の峰 200201  
野葡萄の瑠璃の惜別牧を閉づ 村上光子 馬醉木 200202  
野葡萄の今止めたき彩となる 吉村玲子 円虹 200212  
野葡萄や心は心を映すもの 森理和 あを 200212  
野葡萄や森の奥扉の押ぼたん 豊田都峰 京鹿子 200311  
野葡萄や岩の迫り出す漁師町 仲尾弥栄子 雲の峰 200401  
野葡萄の葉擦れの音も冬に入る 清水伊代乃 酸漿 200402  
野葡萄や滝を見にゆく道々に 阿部ひろし 酸漿 200510  
つややかに野葡萄の実も葡萄郷 永田二三子 酸漿 200511  
野葡萄の実の七色の不思議かな 海上俊臣 酸漿 200612  
野ぶだうの瑠璃ひと粒や空真青 菊地惠子 酸漿 200612  
野葡萄の紺隠れ沼といづれ濃き 岡田貞峰 馬醉木 200702  
野葡萄にクレメンタインの木霊して 柳川晋 200711

クレメンタイン=

川で溺れて死ぬ

金鉱堀の娘の歌あり

野葡萄のしづかな数の濃むらさき 伊藤奈津 200712  
蒼穹に野葡萄が実をかかげたり 山村修 酸漿 200803  
みづうみの色に野葡萄揺るるかな 安部和子 雨月 200901  
野葡萄の色付き初めし城址かな 内田和子 酸漿 200901  
野ぶだうや湖畔の杜の写生会 大島英昭 やぶれ傘 200901  
野葡萄の熟れ豊頬の石地蔵 中山純子 万象 200912  
野葡萄や四囲の山稜雲生みて 大竹淑子 風土 200912  
野葡萄の同じ瑠璃色ひとつも無し 栗田れい子 万象 201001  
野葡萄に古代の玉の色見たり 山村修 酸漿 201001  
野ぶだうの透明をただ呟きて 井上信子 201101  
野葡萄をふふみて森の人となる 石田きよし 201102  
野葡萄や何処に立つも水の音 飯田角子 酸漿 201102  
野ぶだうの瑠璃の瓔珞水ほとり 小澤菜美 201111  
野葡萄に驟雨のあとの海の色 小林愛子 辻楽師 201206  
野葡萄の聯はそのままそのままに 瀬川公馨 201211  
川音や野ぶだうの色不揃ひに 南恵子 万象 201212  
野葡萄やアツシ文様対称に 松川悠乃 ろんど 201401  
野ぶだうの七色懸かる空家かな 小林輝子 風土 201412  
野葡萄の花の長蔓くくりあげ 小林愛子 万象 201708  

 

2019年9月10日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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