合歓の花 4       163句

舟引の妻の唱歌か合歓の花  千那  猿蓑

合歓の花  ねむの花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
合歓の花象と話の合う宵は あかさか鷹乃 ろんど 201009  
合歓の花ロードと名付けたき三瓶 稲畑廣太郎 ホトトギス 201107  
合歓咲いて母校の子らの下校時 増田一代 201108  
合歓の花空青々と波打てる 平賀扶人 馬醉木 201108  
合歓の花長き旅路となる予感 中島玉五郎 201108  
目が合へば子牛近づく合歓の花 小林朱夏 201108  
合歓咲いてまぶた優しくなりにけり 笠置早苗 火星 201108  
大木の合歓の花なりグランヴィル 加藤みき 201108  
合歓咲けり尖り屋根のプチホテル 田下宮子 201109  
隠居など死語になるやも合歓の花 竹内悦子 201109  
一斉の県下清掃合歓の花 中川すみ子 201109  
あこがれは紅さし揺れる合歓の花 小西和子 201109  
いつまでも咲き継ぐ合歓の花の果 稲畑汀子 ホトトギス 201109  
花合歓や翡翠を磨く波の音 服部早苗 201109  
米寿とて悠悠自適合歓の風 筏愛子 201109  
深峪の暮色に残る合歓明かり 宮入河童 201109  
保育所のとなり斎場合歓の花 宇都宮敦子 201109  
空襲に逃がれし丘や合歓の花 小野口正江 末黒野 201109  
目礼に返す目礼合歓の花 山路紀子 風土 201109  
大正は百年といふ合歓ぐもり 能村研三 201109  
妣いまも鍋磨ぐ合歓の花の下 菅谷たけし 201109  
合歓咲くや久闊の友待ちてをり 吉田順子 201109  
合歓の葉のそよぎ止まずよ滝行者 定梶じょう あを 201109  
大空に華やぐ羽状合歓の花 和田郁子 201110  
合歓咲くや風の添ひくる喪服の背 小林輝子 風土 201110  
胸のもの少し離して合歓に佇つ 小林輝子 風土 201110  
教へ子ら還暦となり合歓の花 松本三千夫 末黒野 201110  
行き交ふて会釈をもらふ合歓の花 甕秀麿 201110  
うふふふふ続うふふふふ合歓の風 中原幸子 船団 201110  
渓水の音にも震へ合歓咲けり 安武晨子 201110  
伊予と土佐分かる村辻合歓さかり 松井洋子 ぐろっけ 201110  
合歓の花絵心動く句心も 水野範子 ぐろっけ 201110  
合歓の花空の深さを眠りけり 高尾豊子 火星 201110  
堂から堂へ階長く合歓の花 國保八江 やぶれ傘 201110  
夢の世に夢のごとくに合歓の花 増田甚平 ろんど 201110  
合歓咲けば能登の岬へ七曲り 豊田都峰 京鹿子 201110  
花合歓や薬師の壺の不老薬 丸井巴水 京鹿子 201110  
嫉みあり遠く合歓の木咲いてゐる 伊藤希眸 京鹿子 201110  
曇天を払はむ風情合歓の花 大橋晄 雨月 201110  
花合歓の傍の駅舎消えてゐし 滝川璦子 雨月 201110  
合歓咲いて川面に映るホテルの灯 廣瀬義一 雨月 201110  
月光とふはふは遊ぶ合歓の花 長山あや ホトトギス 201111  
小振りなるお六櫛買ふ合歓の花 丸山美奈子 馬醉木 201111  
一言の言葉の重さ合歓の花 中山静枝 201111  
心身を上手に怠け合歓の花 阿部綾子 ろんど 201111  
合歓は実に輝きを増す星一つ 廣瀬義一 雨月 201111  
合歓咲けば思ひ遥かでありにけり  佐土井智津子 ホトトギス 201112  
呼ばれたは気の所為ですか合歓の花 田岡千章 201112  
旅にても思ふ人あり合歓の花 鷹崎由未子 花野 201112  
合歓の花遠くに山を削る音 岩永はるみ 白雨 201203  
合歓の花手にひいやりとしたりけり 志方章子 蟋蟀 201203  
合歓の花見下してゐる鳥語かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201205  
合歓の花咲き増ゆる午後集ひけり 稻畑汀子 ホトトギス 201206  
丹生の子に昏れやすかりし合歓の花 山尾玉藻 火星 201206  
頬杖にてこの世見てをり合歓の花 木村ふく 馬醉木 201207  
三瓶野の花合歓今年終つてた 稲畑廣太郎 ホトトギス 201207  
咲き初めて影の明るき合歓の花 稻畑汀子 ホトトギス 201207  
次の旅又次の旅合歓の花 稻畑汀子 ホトトギス 201207  
遠き鐘雨雲晴れて合歓の花 柳田晧一 かさね 201208  
鳥ごゑの甘酢つぱくて合歓の花 甲州千草 201208  
兄の忌や兄の手植ゑし合歓の咲く 神蔵器 風土 201208  
家人逝き一人寺守る合歓の花 松林順子 雨月 201208  
暮れなずむ時まで仕事合歓の花 溝渕弘志 六花 201208  
三姉妹住みし家跡合歓の花 田下宮子 201209  
雨の中電車に触るる合歓の花 笠井清佑 201209  
合歓の花殉教島に似合ひけり 山口キミコ 九十九島 201209  
己が吐く息もて烟合歓の花 高橋たか子 馬醉木 201209  
鶏のまぶた重たし合歓の花 吉田葎 201209  
好き嫌ひ云つてる子等や合歓の花 中島玉五郎 201209  
大風も微風も生るる合歓の花 中野京子 201209  
合歓咲くや夕べ門辺に子の名呼ぶ 神田恵琳 春燈 201209  
散策の折り返し点合歓の花 笠井敦子 201209  
合歓咲いて寝釈迦はうつらうつらがな 代田青鳥 風土 201209  
花合歓や胸つき坂を登りきり 津野洋子 京鹿子 201209  
天女去り置き忘れたる合歓の花 碇天牛 雨月 201209  
楽し気に葉を揺らしをり合歓の花 赤座典子 あを 201209  
合歓の花影あるものはみなしづか 佐々木紗知 京鹿子 201210  
二人して夫なき後を合歓の花 岡山敦子 京鹿子 201210  
ねむの花「盧生の夢」をつつみける 篠原幸子 春燈 201210  
父母とかつて来し丘ねむの花 占部美弥子 末黒野 201210  
霊園に似合ひし合歓の花盛り 羽賀恭子 201210  
倶会一所墓碑銘にあり合歓の花 橋添やよひ 風土 201210  
谷川の水のひびきや合歓の花 井上あい 風土 201210  
ちちははの墓へ近道合歓の花 伊川玉子 万象 201210  
合歓の花トンネルいくつ走り来て 高橋照子 雨月 201210  
木洩日のはらと落ちたる合歓の花 水田むつみ ホトトギス 201211  
老いるとはいつも眠たき合歓の花 津田霧笛 ぐろっけ 201211  
湿原の高き一木合歓の花 坂口夫佐子 火星 201211  
合歓咲いて風の一樹となつてをり 今橋眞理子 ホトトギス 201212  
自転車の気配後ろに合歓の花 丑久保勲 やぶれ傘 201212  
汀子句碑いつも濡れ色合歓の花 稲畑廣太郎 ホトトギス 201307  
三瓶山主峰は四つ合歓の花 稲畑廣太郎 ホトトギス 201307  
合歓の花目線に咲いてゐる三瓶 稲畑廣太郎 ホトトギス 201307  
合歓の花湖の向かうに海昏れて 大崎紀夫 やぶれ傘 201309  
合歓の花飛行機の灯の真直ぐに来 藤井美晴 やぶれ傘 201309  
音のして日照雨降りくる合歓の花 廣瀬雅男 やぶれ傘 201309  
花合歓の一枝隈取筆に欲し 田中貞雄 ろんど 201309  
合歓の花吉野下から上へ抜け 橋本靖子 201310  
合歓咲いて熊野古道の風やさし 増田一代 201310  
花合歓へ日暮を運ぶ雲流れ 松本三千夫 末黒野 201310  
丁字路に風の生まれぬ合歓の花 森清信子 末黒野 201310  
居留地に残る碑ねむの花 岡田史女 末黒野 201310  
夢に見し人には会へず合歓の花 河合とき 末黒野 201310  
一人では明るさ足りず合歓の花 高村令子 風土 201310  
ヤツホーを見守る山河合歓の花 安田一郎 京鹿子 201310  
海に沿ふ若狭の郷の合歓の花 溝内健乃 雨月 201310  
もののふの墓所や合歓咲く花明り 宮平静子 雨月 201310  
霧雨にけぶる山里合歓の花 尾崎みつ子 雨月 201310  
合歓の花咲きたり右近生誕地 安部守正 雨月 201310  
合歓の花搾乳ロボット動き出し 松村晋 ぐろっけ 201310  
七曲り花合歓に逢ふ峡のバス 松村晋 ぐろっけ 201310  
能舞台閉ざされしまま合歓の花 水野範子 ぐろっけ 201310  
俯きて睡毛の長し合歓の花 伊藤マサ子 ぐろっけ 201310  
せせらぎを近くにしたり合歓の花 渡邉孝彦 やぶれ傘 201310  
菩提寺の庫裡に人声合歓の花 秋元久子 やぶれ傘 201310  
花合歓に試練の雨でありにけり同 水田むつみ ホトトギス 201311  
山峡のかげりは早し合歓の花 高地勝峰 馬醉木 201311  
切岸の昏きに点り合歓の花 石黒興平 末黒野 201311  
花合歓に停む乙女エトランゼ 岡野里子 末黒野 201311  
花合歓の種採る莢を日に透かし 来海雅子 201311  
合歓の花優しき娘賜りて 水谷芳子 雨月 201311  
集合は花合歓の下一人まだ 田中藤穂 あを 201311  
幽玄に惚けし合歓の帰り花 伊藤マサ子 ぐろっけ 201401  
薔薇散るや死とねむりとは似て非なる 竹貫示虹 京鹿子 201405  
かりそめの命いとひて合歓の花 稲畑汀子 ホトトギス 201406  
待たれゐし雨憂しとせず合歓の花 稲畑汀子 ホトトギス 201406  
子規庵の特注机ねむり花 宮田香 201406  
合歓咲いて終つて句碑の歴史又 稲畑廣太郎 ホトトギス 201407  
合歓咲くや桶に日輪衰へつ 湯谷良 火星 201408  
葉を立てて深き眠りの合歓の花 神蔵器 風土 201408  
花合歓の地にたひらかに轢かれをり 大島英昭 やぶれ傘 201408  
合歓咲いてさそひ心の昨日今日 豊田都峰 京鹿子 201408  
合歓の花刻とどめたき午後の居間 森下康子 201408  
うつつなき呆け心や合歓の花 藤丸誠旨 春燈 201408  
故郷は老いてはるかや合歓の花 牧田澄子 雨月 201409  
空想の羽を広げて合歓の花 伊藤照枝 201409  
近づく日遠ざかる日や合歓の花 安部和子 雨月 201409  
とっぷりと母子で老いて合歓の花 佐藤千重子 201409  
花合歓を眠らす湖の子守唄 密門令子 雨月 201409  
合掌の長き祈りや合歓の花 滝澤圭子 雨月 201409  
合歓咲いて川風もまた夕すがた 豊田都峰 京鹿子 201409  
合歓咲いて遺影米寿となりませる 長田曄子 火星 201409  
合歓の花天使隠れてゐるやうな 安居正浩 201409  
傾き咲く合歓の崖あり女城(めじろ)あと 鈴木照子 201410  
水郷の水音にねむき合歓の花 塩貝朱千 京鹿子 201410  
水桶に花合歓映ゆる渓の畑 河崎尚子 火星 201410  
山里の空の高さや合歓の花 森清堯 末黒野 201410  
木洩れ日の句帖に揺るる合歓の花 國保八江 やぶれ傘 201410  
花合歓や今も大事に母の文 成智いづみ 馬醉木 201410  
花合歓の映る鏡を閉ぢにけり 江濱百合子 火星 201410  
比良山の裏街道や合歓の咲き 塩見治郎 雨月 201410  
再来てふ命の恵み合歓の花 斉藤裕子 あを 201410  
合歓咲くや一役買つて夕岬 山崎靖子 201410  
合歓咲いてとんと人影なき屋敷 安部和子 雨月 201410  
天竺につづく海辺や合歓の花 竹内悦子 201410  
丹波越へ小雨にけぶる合歓の花 柳橋繁子 201410  
みんなみに雲の片よる合歓の花 岡田史女 末黒野 201410  
買物を兼ねての散歩合歓の花 吉田きみえ 末黒野 201411  
被災地の島の泊まりや合歓の花 石井雲雀 末黒野 201411  
花合歓の寝足りなさの薄紅 半田陵 ろんど 201411  
上弦の月白くして合歓の花 小巻若菜 やぶれ傘 201412  
合歓咲いてルパン三世忘れ物 鶴濱節子 船団 201502  
愛憎を通り越したる合歓の花 寺田すず江 明日葉 201505 合歓の花 →5

 

2019年7月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。