合歓の花 3       108句

どの谷も合歓のあかりや雨の中    角川源義

合歓の花  ねむの花

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
合歓咲けり移り来りし青空に 宮津昭彦 200609  
ねむの花の下で人待つねむの風 篠田純子 あを 200609  
合歓咲きて暮色いざなふ港町 岡淑子 雨月 200610  
合歓咲ける頃を再び能登に旅 藤田誉子 雨月 200610  
合歓咲きて筒城つづきの風を招く丘 松本鷹根 京鹿子 200610  
合歓の咲く且て黒川分教場 鈴木とおる 風土 200610  
円空仏合歓のねむりとなりてをり 中村洋子 風土 200610  
轍跡しるき小径やねむの花 折橋綾子 200610  
川根路にSL列車ねむの花 井上あい 風土 200610  
山国川源流の星合歓万朶 角直指 京鹿子 200611  
淵明の湯治場の合歓白きかな 松崎鉄之介 200611  
数多なる合歓を見て着く三瓶の野 岡本直子 雨月 200611  
一段と色増して来し朝の合歓 岡本直子 雨月 200611  
后宮の生家の跡や合歓は実に 竹内喜代子 雨月 200612  
合歓咲いて故郷の庭らしくなる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200706  
合歓咲いて季節戻つてしまひけり 稲畑汀子 ホトトギス 200709  
合歓咲いて谷の扉ひらけひらけゆく 豊田都峰 京鹿子 200709  
合歓咲いて近江若狭の国境 高橋照子 雨月 200709  
月真上合歓の大樹の眠りかな 城戸愛子 酸漿 200709  
合歓咲くや祖母に習ひし島の唄 城台洋子 馬醉木 200709  
車窓いま合歓咲くころの旅に出づ 阿部ひろし 酸漿 200710  
合歓咲くと誘ひくれたる里帰り 久保田雪枝 雨月 200710  
合歓咲いて早や一とせの師の忌来る 園多佳女 雨月 200711  
谿は雨まばたきしきり合歓咲けり 山元志津香 八千草 200712  
合歓咲いてこれよりの道できあがる 井上菜摘子 京鹿子 200801  
河馬沈み河馬浮くまでの合歓の風 中原幸子 船団 200801  
合歓咲けば三瓶の旅路近づけて 稲畑汀子 ホトトギス 200807  
合歓咲いてゐるも車が速すぎる 大橋敦子 雨月 200807  
合歓咲くや乙女の祈りにも似たる 大橋敦子 雨月 200808  
台湾の今昔を知る合歓咲けり 水原春郎 馬醉木 200809  
君の家合歓咲く家の隣りかな 坂本俊子 200809  
昼すでに月をはぐくむ合歓咲けり 定梶じょう あを 200809  
合歓の蘂一面に降る宿の朝 小林正史 200810  
合歓咲くや飛天の衣裳懸かるかに 小野寺喜久代 200811  
風呂敷を抱へる少女合歓は実に イザベル真央 炎環 200811  
合歓咲くや人を妬むは愚か事 佐藤山人 200811  
呑気とは惚けかも知れぬ合歓紅葉 和田満水 200811  
合歓の実や一息で子が話すこと 柴田佐知子 200812  
花ねむの道来て札所ねむの花 上崎暮潮 ホトトギス 200901  
合歓ねぶりの木トコロデワタシダレデスカ 小形さとる 200908  
合歓咲けばさそはれごころまたふやす 豊田都峰 京鹿子 200908  
庭先に受けし夕刊合歓咲けり 東芳子 酸漿 200909  
合歓咲きて守る針塚陶狸 川崎利子 200910  
合歓咲くや蕪村の母の与謝郡 橋添やよひ 風土 200910  
潮入の池を巡りぬ合歓の風 柴田鏡子 200910  
合歓咲くや沼垂木簡出土の地 小林のり人 春燈 200911  
寺町のをちこちに猫合歓咲けり 安藤久美子 やぶれ傘 200912  
合歓の木の葉擦れ眠れば女の子 火箱湖歩 船団 200912  
合歓咲いて宇治一帖を加へたし 豊田都峰 土の唄 201002  
合歓咲くや和紙で束ねし巫女の髪 武井美代子 万象 201005  
合歓の花見下ろす丈でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201007  
茜雲湧くかに合歓の花咲ける 岡佳代子 201009  
犬小屋に犬は居らずよ合歓の花 服部早苗 201009  
戦乱に寵妃ありけり合歓の花 あさなが捷 201009  
納屋口へ花合歓の風みけつ国 大山文子 火星 201009  
花合歓に真白き雲のとどまれる 戸栗末廣 火星 201009  
一村は夕靄の中合歓の花 廣畑忠明 火星 201009  
合歓の花親仔牛くる水飲場 田下宮子 201010  
偶然の出遇ひもありぬ合歓の花 松岡和子 201010  
葉も花も合歓のいのちの蘇る 稲岡長 ホトトギス 201010  
星を見る階合歓を見る台 中杉隆世 ホトトギス 201010  
合歓の花夜目にも白き雲流れ 松本三千夫 末黒野 201010  
喪帰りの雀色時合歓の花 石黒興平 末黒野 201010  
舂くや山峡点す合歓の花 福田禎子 末黒野 201010  
花合歓のあれは睡魔の色ならん 中村恭子 201010  
若狭路の入江入江の合歓の花 宇都宮敦子 201010  
浄瑠璃のむせび語りや合歓の花 堀江恵子 201010  
合歓の花祝辞とどまること知らず 鴨下昭 201010  
健康のあかしの熟寝合歓の花 佐藤健伍 201010  
六甲山にきらきらと雨合歓の花 石橋公代 春燈 201010  
長旅の雨の一ト日や合歓の花 片山博介 春燈 201010  
裏山に瀬音ののぼる合歓の花 宮崎紗伎 春燈 201010  
山里の蚕屋すたれけり合歓の花 森岡恵子 万象 201010  
佇める携帯電話合歓の花 西田敏之 ぐろっけ 201010  
夭逝の帝に合歓の花ひらく 川端俊雄 火星 201010  
旧姓を呼ばれ振り向く合歓の花 天谷翔子 火星 201010  
合歓無垢に咲くや合戦ありし地に 大島寛治 雨月 201010  
合歓の谿合歓の峠をこえて越 金森教子 雨月 201010  
羽の葉を揺らし囁く合歓の花 小滝奈津江 酸奬 201010  
合歓の花朝日のさせる淡さなり 大里快子 酸奬 201010  
夕風の瀬音はこぶや合歓の花 山村修 酸奬 201010  
花合歓のはざまに見えて遠生駒 山村修 酸奬 201010  
花合歓やみどりご抱く母若き 山村修 酸奬 201010  
合歓の花なごむ心に海恋し 上藤八重子 酸奬 201010  
夕さりの山の日に映え合歓の花 冨田君代 酸奬 201010  
赤城嶺の開拓村のねむの花 丸山照子 火星 201010  
ねむの花つめたき距離に日のかけら 梶浦玲良子 六花 201010  
秋声夫妻出合ひの家や合歓の花 金山雅江 春燈 201011 小石川
忌明けとは数字の上よ合歓淡し 水田むつみ ホトトギス 201011  
暮れかけて晴れてくる空合歓の花 今橋眞理子 ホトトギス 201011  
眠る葉の見る夢は斯く合歓の花 稲岡長 ホトトギス 201011  
合歓咲けり元荒川に枝を延べ 久世孝雄 やぶれ傘 201011  
合歓の花ねむりて月の暈のなか 秋葉貞子 やぶれ傘 201011  
合歓の花みづうみは海とほざけて 大竹淑子 風土 201011  
引き返す吊り橋合歓の閉ぢたれば 荒井千佐代 201011  
長咲きの紅を失ひ合歓の花 鳳蛮華 201011  
夕づきて色やはらかき合歓の花 佐々木紗知 京鹿子 201011  
幼稚園のお泊り会に合歓の風 岡山敦子 京鹿子 201011  
長生きの犬の余生や合歓の花 関まさを 酸奬 201011  
日照雨来る雨情が郷の合歓の花 海上俊臣 酸奬 201011  
旅の宿小雨に煙る合歓の花 薫芳 酸奬 201011  
合歓の花ラヂオ体操ピタリ止む 森理和 あを 201011  
握り返す力の強しねむの花 島内美佳 ぐろっけ 201011  
永遠の母なる微笑合歓は実に 冨松寛子 201012  
ありし日の声耳奥にねむの花 竹田ひろ子 ろんど 201012  
合歓咲いて星のきざはしてふ角度 稲畑廣太郎 ホトトギス 201106  
合歓の花天蓋なせる水の音 稲畑汀子 ホトトギス 201106  
午を軋める花合歓の下の舟 山尾玉藻 火星 201106 合歓の花 →4

 

2020年7月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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