夏の鴨 27句 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
夏の鴨もんどり打つて争へり | 沢崎ゆきえ | 春耕 | 199907 |
蓬莱山の風やはらかし夏の鴨 | 堀江かつみ | 槐 | 200008 |
夏の鴨二羽の水輪を重ねけり | 舘林志津子 | 俳句通信 | 200008 |
田の水に嘴煌めかす夏の鴨 | 伊藤月江 | 雲の峰 | 200208 |
かちわたる通船堀の夏の鴨 | 竹内弘子 | あを | 200208 |
夏の鴨雨たのしんでをりにけり | 斉藤利男 | 百鳥 | 200410 |
湖一枚ひねもす番ふ夏の鴨 | 荒木甫 | 鴫 | 200509 |
古本を貸しつぱなしや夏の鴨 | 中田禎子 | 槐 | 200510 |
水呑んで水面見てゐる夏の鴨 | 深澤鱶 | 火星 | 200709 |
明るさを湖にちりばめ夏の鴨 | 岡佳代子 | 璦 | 200809 |
堰音の風に憩ふや夏の鴨 | 新井須美子 | 遠嶺 | 200809 |
自らの飛沫を抜けて夏の鴨 | 太田佳代子 | 春燈 | 200810 |
歩一歩地球を叩く夏の鴨 | 石田きよし | 鴫 | 200908 |
庭園の水あをあをと夏の鴨 | 石川かおり | 璦 | 201108 |
人慣れや大正池の夏の鴨 | 鈴木照子 | 璦 | 201110 |
水出でしみづかき昏き夏の鴨 | 杉浦典子 | 火星 | 201110 |
双塔のひとつに見ゆる夏の鴨 | 城孝子 | 火星 | 201110 |
波立てず瑠璃拡げたり夏の鴨 | 黒滝志麻子 | 末黒野 | 201208 |
だしぬけにみぎは蹴りたつ夏の鴨 | 白石正躬 | やぶれ傘 | 201211 |
夏の鴨恋のポートにつきゆけり | 内田郁代 | 万象 | 201609 |
沼に風出できてかげり夏の鴨 | 黒滝志麻子 | 末黒野 | 201708 |
隠沼の音なき水脈や夏の鴨 | 長尾タイ | 末黒野 | 201804 |
寄り添へる水泡のひとつ夏の鴨 | 黒滝志麻子 | 末黒野 | 201808 |
夏の鴨一羽それゆく寂しさよ | 長谷川祥子 | 馬醉木 | 201809 |
ゆふさりの一羽か二羽か夏の鴨 | 岩崎俊 | 鴻 | 201909 |
加古川の放流放送夏の鴨 | 廣畑育子 | 六花 | 202009 |
潮入りの町川に佇ち夏の鴨 | 加藤静江 | 末黒野 | 202209 |
2023年5月22日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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