夏 鴨   26句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
一羽なる夏鴨雲を食べつくす 豊田都峰 京鹿子 200008
夏鴨がふいにとびたち水匂ふ 鎌倉喜久恵 あを 200207
夏鴨につつかせてゐるスニーカー 宮永順子 雲の峰 200209
夏鴨の嘴に着きたる泥少し 鈴木勢津子 200210
夏鴨の三羽をりけり神田川 芝宮須磨子 あを 200308
夏鴨の錆声何を咎めゐる 柳生千枝子 火星 200507
夏鴨の錆び声誰を指弾せる 柳生千枝子 火星 200508
夏鴨の水の明るき夕ごはん 杉浦典子 火星 200509
夏鴨の影となるまで泳ぎたり 太田佳代子 春燈 200510
夏鴨の小さく鳴きて雄ばかり 河崎尚子 火星 200609
先導は夏鴨なりき屋形舟 河島瑞子 万象 200609
夏鴨や多摩湖に映る雲のあり 高尾幸子 遠嶺 200709
忙中の閑夏鴨の羽繕ひ 川口襄 遠嶺 200910
夏鴨や耀ふ水面に風の紋 宮崎きみ枝 201108
水ぎはに夏鴨のくる忌日かな 杉浦典子 火星 201108
夏鴨の首をすぼめて動かざる 永田万年青 六花 201110
夏鴨の橋の下より出でて二羽 大島英昭 やぶれ傘 201111
夏鴨に水豊かなり野面積 杉浦典子 火星 201208
待たされてゐし夏鴨を見るとなく 川端俊雄 火星 201209
夏鴨の孤高に景を引き締める 稲畑廣太郎 ホトトギス 201406
夏鴨や婦随の水輪重なりぬ 中村ふく子 201408
夏鴨の点となりたる湖国かな 笹村政子 六花 201409
夏鴨や嶺の高さを意識せず 丸井巴水 京鹿子 201411
流木に夏鴨のゐて亀のゐて 大島英昭 やぶれ傘 201511
夏鴨の嘴カタカタと朝の畦 廣畑育子 六花 202009
岩の陰夏鴨三羽気ままにて 平野秀子 末黒野 202009

 

2022年5月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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