豆の飯      95句

日曜はすぐ昼となる豆の飯   角光雄

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
塩加減どうのかうのと豆の飯 木野本加寿江 火星 199908  
石蹴つて蹴つて帰る子豆の飯 小池槇女 火星 199908  
声高な客人のあり豆の飯 橋本公枝 春耕 199908  
祥月やしかと盛らるる豆の飯 小阪喜美子 遠嶺 199909  
仏前に初物ですと豆の飯 北村きみ子 ぐろっけ 199909  
老てふ語便利に使ひ豆の飯 福村壽子 京鹿子 200008  
誰がためといふこともなき豆の飯 野澤あき 火星 200011  
隠し味あるとも見えず豆の飯 稲畑汀子 ホトトギス 200105  
増えるかも知れぬ人数豆の飯 稲畑汀子 ホトトギス 200105  
淡々とひと日こなせり豆の飯 木下節子 俳句通信 200107  
落選し大食ひしたる豆の飯 成重佐伊子 俳句通信 200107  
さきざきを深く思はず豆の飯 藤原紅 いろり 200107  
うぶすなの雲ぽつかりと豆の飯 鈴鹿仁 京鹿子 200206  
ねんごろに今日を終らせ豆の飯 藤岡紫水 京鹿子 200207  
卓袱台のまどゐありしよ豆の飯 辰巳比呂史 200208  
臥す父に流動食の豆の飯 藤田誉子 雨月 200208  
喪に籠るひとに届けむ豆の飯 藤田誉子 雨月 200208  
母いまも弟びいき豆の飯 井尻妙子 京鹿子 200208  
AB型のBが飛び出た豆の飯 篠田純子 あを 200306  
豆の飯淡く血の透く爪をして 宇垣みきえ 200307  
妻のことほとんど知らず豆の飯 戸栗末廣 火星 200307  
B面に入りたる生活豆の飯 塩路隆子 200308  
豆の飯魚沼産と凝りて炊く 福盛悦子 雨月 200308  
出世には縁なきうから豆の飯 隅田享子 200309  
胎蔵界金剛界豆の飯 雨村敏子 200309  
赤米をはらりと混ぜて豆の飯 泉田秋硯 200407  
ふる里の話となりし豆の飯 中村重雄 百鳥 200408  
子は不惑なれど子なりし豆の飯 西村操 雨月 200408  
わが舌の麻痺せしごとく豆の飯 近藤きくえ 200408  
夕餉なりツタンカーメンの豆の飯 八木岡博江 酸漿 200408  
来し方も行方も妻と豆の飯 山本康夫 200508  
一つ家に二つの余生豆の飯 松澤秀昭 200508  
生かされて生きて今あり豆の飯 村越化石 200508  
正座して疊目著き豆の飯 中山純子 万象 200606  
ぼちぼちと生きる納得豆の飯 山元志津香 八千草 200701  
末つ子に母の溺るる豆の飯 鈴鹿仁 京鹿子 200706  
生え変る大きな前歯豆の飯 中塚照枝 200708  
怒らせてしまひしあとの豆の飯 杉浦典子 火星 200708  
豆の飯食べ一と日の穏しかり 大橋晄 雨月 200807  
身に合ひしゆっくりずむや豆の飯 野中啓子 200808  
帰国せる子に盛り上げて豆の飯 塩見育代 200809  
清貧の昭和は遠し豆の飯 有元文子 風土 200809  
豆の飯炊いて一人を満たしをり 北川とも子 ぐろっけ 200809  
難しきことみな忘れ豆の飯 鈴木セッ 200907  
嫁して来てここがふるさと豆の飯 刈米育子 200908  
箸置の猫に見られて豆の飯 大橋敦子 雨月 200908  
手捻りの茶碗に適ふ豆の飯 山本漾子 雨月 200908  
来し方のうたかたなれど豆の飯 島貫寿恵子 雨月 200908  
豆の飯遊びほうけて輝いて 土居通子 ろんど 200908  
とうさんのそのまたとうさんの豆の飯 篠田純子 あを 200908  
この妻の夫でよかりし豆の飯 山本康夫 200909  
肩の力抜きたる暮し豆の飯 鈴木一恵 末黒野 200910  
豆の飯賑やかなりしころのこと 宮野百合子 200910  
忍ぶ古代葉っぱで食べる豆の飯 長崎桂子 あを 201001  
年寄もすこしときめき豆の飯 丁野弘 201005  
みちのくの奥へは行かず豆の飯 内海良太 万象 201007  
私流の気楽な家風豆の飯 石田玲子 201008  
父母のこと姉しか知らず豆の飯 須賀敏子 あを 201008  
塩梅のまことよろしき豆の飯 高谷栄一 201009  
豆の飯食ぶ妹の面やつれ 三井尚美 ぐろっけ 201009  
豆の飯ひとつ嬉しきことのあり 鎌倉喜久恵 あを 201012  
食卓はけふもふたりよ豆の飯 前川ユキ子 201107  
手捻りの器に盛られ豆の飯 石川かおり 201107  
塩梅を問ふ声弾み豆の飯 中原敏雄 雨月 201107  
弁当の六割八分豆の飯 吉田希望 201108  
わだかまりの解くるきつかけ豆の飯 青柳雅子 春燈 201108  
豆の飯初物と告げ仏前に 大橋晄 雨月 201108  
子の炊ぐ退院の日の豆の飯 城戸緑 末黒野 201109  
疎開地の想ひ出たどる豆の飯 林美智 ぐろっけ 201109  
み仏に二日つづきの豆の飯 田所洋子 雨月 201110  
娘に残す幸せレシピ豆の飯 岩永はるみ 白雨 201203  
テーブルの四隅明るし豆の飯 井上信子 201208  
内側の白き茶碗や豆の飯 きくちきみえ やぶれ傘 201210  
豆の飯色よく炊けてひとりなり 青野安佐子 201307  
栄転も左遷も受けて豆の飯 松田明子 201310  
誘はれて比良山荘の豆の飯 三川美代子 201407  
豆の飯普通てふ日を安堵して 秋山ユキ子 201407  
さみどりの玉を散りばめ豆の飯 久保田雪枝 雨月 201408  
豆の飯いまを是とせるふたり住み 阪本哲弘 201408  
相槌の心地好きかな豆の飯 鈴木藤子 ろんど 201502  
四代の女系家族や豆の飯 中谷富子 201507  
子育ての嫁の健啖豆の飯 金森信子 雨月 201507  
昏れぎはの山大きかり豆の飯 柴田久子 風土 201508  
言訳も知恵のひとつよ豆の飯 鈴木まゆ 馬醉木 201608  
青春の色のみどりに豆の飯 安部和子 雨月 201608  
父母のゐし昔を今に豆の飯 大矢恒彦 201608  
トンチンカンばかりして居り豆の飯 中谷富子 201608  
句輩家族のやうに豆の飯 足立典子 雨月 201609  
余震やや遠ざかりたる豆の飯 岩岡中正 ホトトギス 201610  
東京へ戻る子に炊く豆の飯 森山暁湖 万象 201612  
親しさに甘えて所望豆の飯 藤岡紫水 京鹿子 201707  
白髪の妻ゐて温き豆の飯 丸井巴水 京鹿子 201707  
句は推敲料理は手順豆の飯 玉置かよ子 雨月 201708  
初夏のかをり豊かに豆の飯 青山正生 201709  
年ごとに飲食淡し豆の飯 芝田幸惠 末黒野 201808  

 

2019年5月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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