クリスマス 4       100句

美しき地下路線図やクリスマス   太田寛郎

作品
作者
掲載誌
掲載年月
赤と白纏ひてクリスマス句会 稲畑汀子 ホトトギス 201512
ショートケーキ和食に添へるクリスマス 布川直幸 201512
花束を抱き余りぬクリスマス 稲畑汀子 ホトトギス 201512
一年のこの日待たるるクリスマス 稲畑汀子 ホトトギス 201512
クリスマスデコレーションの待つ句会 稲畑汀子 ホトトギス 201512
クリスマスリースの部屋と気づきけり 稲畑汀子 ホトトギス 201512
クリスマス飾りの下の防犯灯 あさなが捷 201601
大尺寸的男装クリスマス 篠田純子 あを 201601
アボカドの種機嫌よしクリスマス 西川織子 馬醉木 201601
生き残り鍋に集ふやクリスマス 土屋光男 春燈 201602
街騒を遠くに十字架クリスマス 鈴木セツ 201602
アカペラの混声賛美クリスマス 呂秀文 春燈 201602
樹にビルにリボンを掛けてクリスマス 中嶋陽子 風土 201603
シャンパンの栓のはじけてクリスマス 奥田茶々 風土 201603
楽満ちて病院室のクリスマス 小林共代 風土 201603
ブローチはクリスマスツリー出勤す 柿沼盟子 風土 201603
風船を捩ぢれば兎クリスマス 浅田光代 風土 201603
縦書きを憚るクリスマスカード 箕輪カオル 201603
夭折のおとうとの忌クリスマス 相良牧人 201603
縦の木の形をなぞるクリスマスカード 高田令子 201603
丹田に響くゴスペルクリスマス 中島昌子 201603
わだかまりを置いて帰りしクリスマス 近藤紀子 201603
鈴本の番組表をクリスマス 荒井和昭 201603
納屋の奥に猫の住みつくクリスマス 栗原京子 201603
クリスマス船上カフェヘ橋渡る 深川淑枝 201603
鎌倉の野菜づくしやクリスマス 中嶋陽子 風土 201603
遠き日の讃美歌口にクリスマス 川崎良平 雨月 201603
船に添ひイルカの飛んでクリスマス 千田百里 201603
園児らの瞳きらきらクリスマス 楠原幹子 201603
招かれて楽しき一夜クリスマス 青野安佐子 201603
クリスマスローズ聖なる星に似て 山田夏子 雨月 201604
クリスマス市赤の広場を占拠して 田中佐知子 風土 201604
エルミタージュ窓にグリスマスツリーの灯 田中佐知子 風土 201604
ウインドウ白一色のクリスマス 野口朝世 やぶれ傘 201604
クリスマスコンビナートの灯のゆれて 坂本徹 201604
クリスマス待つ金の鈴銀の鈴 今井千鶴子 ホトトギス 201604
ネオンなき島のしづかなクリスマス 林加寸美 ホトトギス 201605
クリスマス近き一と夜の祝の会 山田閏子 ホトトギス 201605
門までの径に揺るるクリスマスローズ 村上二三 201606
プラチナも金もダイヤもクリスマス 木暮陶句郎 ホトトギス 201606
早々と届きてクリスマスリース 稲畑汀子 ホトトギス 201611
クリスマスリースに趣向加はりし 稲畑汀子 ホトトギス 201611
クリスマス祝ふ仕事を切り上げて 稲畑廣太郎 ホトトギス 201612
クリスマス気分庭にもありそめし 稲畑汀子 ホトトギス 201612
はかりごとありて無きごとクリスマス 稲畑汀子 ホトトギス 201612
クリスマスケーキ選びて会となる 稲畑汀子 ホトトギス 201612
先生の扮するトナカイクリスマス 大日向幸江 あを 201702
クリスマス色の街より帰りけり 祐宗千代子 雨月 201702
電飾の匂ひの無くてクリスマス 三木千代 201703
クリスマスツリー見むと子ぎつね町へ下り 甕秀麿 201703
稽古あと句集をひらくクリスマス 松村光典 やぶれ傘 201703
クリスマス湖を前なるホテル餐 樺山翠 雨月 201703
キャンドルを捧ぐ母と娘クリスマス 岡淑子 雨月 201703
クリスマスケーキー切るに出席十六人 大橋晄 雨月 201703
兵役の無き若人等クリスマス 相良牧人 201703
洋菓子の名に口ごもるクリスマス 田原陽子 201703
なつかしきソングは一人クリスマス 東秋茄子 京鹿子 201703
鶏飯の炊ける匂ひやクリスマス 長田厚子 末黒野 201704
ドック跡に若人あふれクリスマス 前原マチ 末黒野 201704
ラブレターともクリスマスカードとも 和田華凛 ホトトギス 201705
クリスマス近き聖堂祈りつつ 稲畑汀子 ホトトギス 201712
ぐつすりはグツドスリープクリスマス 山田六甲 六花 201712
クリスマス聖堂といふ大宇宙 稲畑廣太郎 ホトトギス 201712
昨夜の星一つ残してクリスマス 稲畑廣太郎 ホトトギス 201712
クリスマス準備司教座大聖堂 稲畑廣太郎 ホトトギス 201712
街どこも光のるつぼクリスマス 稲畑汀子 ホトトギス 201712
下顎で押さへて運ぶクリスマス 山田健太 風土 201801
クリスマス市ドイツの星の逞しさ 大日向幸江 あを 201801
砂時計の時は銀色クリスマス 栗原公子 201801
緋の色の卓布を選りてクリスマス 七田文子 201802
クリスマス屋根裏にある隠し部屋 諸岡和子 201802
原宿の街煌めきてクリスマス 田中藤穂 あを 201802
クリスマスの合コン行かうよ女子寮湧く 篠田純子 あを 201802
子供サイズのピアノでジャズやクリスマス 渕上千津 201802
一木に鳥の賑はふクリスマス 戸栗末廣 201803
橋脚に渦の生まるるクリスマス 柴田佐知子 201803
諸人の吉利支丹めくクリスマス 小林文良 春燈 201803
クレヨンで書かれし手紙クリスマス 大川ゆかり 201803
クリスマスの町騒に着くクルーズ船 江見悦子 万象 201803
プレゼント早速遊ぶクリスマス 出口誠 六花 201803
電飾の煙の動くクリスマス 出口誠 六花 201803
煙まで電飾の汽車クリスマス 出口誠 六花 201803
仏壇に平和を祈るクリスマス 出口誠 六花 201803
クリスマスツリーのそばに金の箱 出口誠 六花 201803
クリスマス妻も買ひ来しケーキかな 永田万年青 六花 201803
クリスマスツリー彩る金と銀 出口誠 六花 201803
電飾の青き光よクリスマス 出口誠 六花 201803
クリスマス満艦飾の海暗し 田中佐知子 風土 201803
ショーウインドウの赤いポルシェやクリスマス 田中佐知子 風土 201803
クリスマス心を支へ祈り知る 東秋茄子 京鹿子 201803
トラックに楽器が積まれクリスマス 能村研三 201803
クリスマスサザエさん家は平家建 菊地光子 201803
讃美歌を小声で歌ふクリスマス 平絵美子 春燈 201803
ワイン蔵の丸窓明りクリスマス 内山花葉 201803
塔の灯と続く足音クリスマス 田中繁夫 末黒野 201804
とまり木の一人一人のクリスマス 角野良生 201806
乾杯が好きな子メリークリスマス 永淵惠子 201806
電飾に街は一気にクリスマス 仁上博恵 201811
新婚の吾娘の祈りやクリスマス 稲畑廣太郎 ホトトギス 201901
蹲踞に知らない小鳥クリスマス 田中藤穂 あを 201902
クリスマス→5

 

2020年12月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。